話し上手な人の特徴
話の引き出しが多い
普段からたくさんの人と会話をしている話し上手な人は、知識や情報が豊富です。
会話のネタは多岐にわたるため、相手を見て上手に話題を選択します。
一方、話し下手といわれる人は、そもそも話題を提供するのが苦手です。
何を話せばよいか分からずに黙ったり、相手に合わせた話を見つけられなかったりします。
中には話すことがないためか自分の話しかしない人もおり、周囲の人は「退屈だな」と感じがちです。
ポジティブ思考
話し上手といわれる人ほど、周囲に不安や不快感を与える言葉は使いません。
ネガティブな表現を避け、できるだけポジティブな表現を選びます。
例えば「○○は好き?」と尋ねられたとき「嫌い」と率直に答えるのは否定が強すぎる印象です。
会話で強い否定を使うと、相手は自分が否定されたかのような嫌な感じを受けるかもしれません。
ジェスチャーや表情が豊か
話し上手と言われる人たちは、会話だけで評価されているわけではありません。実際はジェスチャーや表情をうまく活用して、相手に良い印象を与えています。
周りにいるできるビジネスマンを見てみると、強調するべきポイントで手を動かしたり、目線を合わせたりすることで、話をさらに伝わりやすくしているはずです。
実際、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンによると、コミュニケーションにおいて、会話以外が相手に与える情報の割合は93%とされています(メラビアンの法則)。
話の内容に注力することも大切ですが、非言語コミュニケーションの練習をすることも大切な要素だといえるでしょう。
会話を広げるコツ
相手を主人公にして話す
会話の相手を主人公にする話し方は、相手が持ち出してきた話題について
「あなたは~ですか?」と質問をします。
たとえば、家電製品を見て歩くのが好きなAさんを「主人公」にした質問をしてみます。
「家電製品を見て回るのって、楽しいのでしょうね。(あなたは、)家電製品を見ているときは、どんなことを考えているのですか?」
このように、自分が主人公だと、イメージも湧きやすく、話したいことが次々に出てきます。
その他にも、
映画好きな人に対して
「月に何回ぐらい観にいくの?」「どこの映画館に行くの?」という話は早々に切り上げて、
「(あなたは、)待ちに待った映画が公開されたときって、どんな気持ちですか?」
ランニングが趣味な人に対して
「何キロ走った?」「どこを走った?」という話だけでなく、
「(あなたは、)思い通りに走れたときは、どんな気持ちですか?」
このように相手を主人公にして、気分良く話をしてもらいましょう。
会話をが途切れてしまう失敗例
Aさん)「休みの日は、家電製品を見て回るのが大好きです」
Bさん)「そういえば、駅前にヨドバシカメラができましたよね。もう行きましたか?」
Aさん)「はい。行きましたが、人が多くて、ゆっくりとできませんでした」
Bさんの対応が上手くありません。なぜだか、わかりますか?
Aさんは、「家電製品を見て回るのが好き」と言っているのに対して、Bさんは、「ヨドバシカメラ」を主人公にして話を始めたからです。
これでは、会話は長続きせずに、途切れてしまいます。
相手が持ち出した話題について、自分も話すものと思い込んでいると、こういう失敗をしてしまいます。
本日のまとめ
話し上手な人の特徴
・話の引き出しが多い
・ポジティブ思考
・ジェスチャーや表情が豊か
会話を広げるコツ
・相手を主人公にして話す
会話の相手を主人公にする話し方は、相手が持ち出してきた話題について
「あなたは~ですか?」と質問をする。