「えっ!知らなかったの?」「だから言ったじゃないの!?」…。
知らず知らずのうちに、上から目線な 物言いになっていませんか?
職場でも、プライベートでも、上から目線な物言いには気を付けたいものです。何気なく放った一言が、人を傷つけることになります。
普段から上から目線な人は、周囲から、うるさくて、面倒くさい人というレッテルを貼られています。
上から目線な物言いは、自分の評価を落とします。
上から目線な人の心理
極度の負けず嫌い
上から目線の人は競争心が強いため、自分が勝っていないと気がすまないという意識を持っています。
極度の負けず嫌いであることから、とにかく周囲に負けたくない気持ちが常に先行してしまうのです。
そのため、自分の方が上であることを知らしめるために、相手を見下すような話し方をしたり、他の人の意見をねじ伏せるような言い方をしたりする傾向が多く見られます。
和やかな会話を遮って自分の知識をひけらかす、長々と自慢話を続ける、というのも上から目線の人が取りがちな言動です。
「誰にも負けたくない」という負けず嫌いの心理がそうさせるのです。
承認欲求が強い
上から目線な人は、承認欲求が強い傾向があります。
「本当は周囲に自分のことを認めて欲しい」「すごいと言ってもらいたい」、そんな理由によって、上から目線な態度や話し方になってしまいます。
周囲から褒められたり認められたりする経験が少なく、抑圧された人生を送ってきた人は、承認欲求が強くなると言われています。
成長過程で抑圧された反動によって承認欲求が高まり、周囲から認めて欲しい一心で上から目線になってしまうのです。
常に自分が正しいと思っている
「絶対に自分が正しい」と、自分に強い自信を持っていることで、上から目線な態度や言い方になる人もいます。
自己肯定感が強く、自分自身の能力を優れていると確信しているため、強気な話し方や偉そうな言い方になってしまうのです。
上から目線の人は、「正しいことを言っているわけだから、文句を言われる筋合いはない」「正しいことを言って何が悪い」と思っているので、人を傷つけるような言い方をして周囲の反感を買うこともしばしばあります。
自分の正しさが絶対であるという考えを持っているため、つい偉そうな上から目線になってしまうのです。
自分に自信がない
上から目線な言動を取る人の中には、自分に自信がないため、あえて大きく見せようとして偉そうな話し方や見下したような言い方をするタイプの人もいます。
実際は、自分の中に誇れるものや優れていると実感できるものがなく、それを他者から見抜かれて見下されるのが怖くて虚勢を張っているのです。
自分が有利に場を制したいという気持ちから、見下すような上から目線で接したり、何でも知っているような口ぶりで話したりすることが多く、それが原因で周囲から嫌われることもあります。
また、「自信がないことを知られたくない」「相手からバカにされたくない」という気持ちが強いほど、上から目線になってしまうという傾向もあります。
プライドが高い
上から目線な話し方をする人は、「自分は上の人間である」という思いや、「人より上の立場でいたい」という気持ちが人一倍強いため、プライドが高くなりがちです。
自分が優れた存在であることを周囲の人に認識してもらいたい欲求が高く、見下されることを極端に嫌います。
また、見下されること以外にも、周囲と対等な扱いに対して強い抵抗感を示すこともあります。
その結果、周囲に対して「自分は優秀である」と誇示しようとして、ますます上から目線な話し方や態度になってしまうのです。
上から目線な話し方
「えっ!知らなかったの?」
あなたは無知ですね。と嘲笑うかのような言い方です。言われた方は、バカにしているのかとカチッとくることもあります。
「だから、ダメなんですよ!」「だから言ったじゃないの!」
些細なミスであっても、ここぞとばかりに、このように言ってくる人がいます。言われた方は、トラウマになることもあります。
「俺だったら(私だったら)、〇〇するけどな」
こちらがアドバイスを求めていないのに、自慢するように言ってくる人がいます。
言われた方は、小馬鹿にされているようで、不快な気分になります。
※上から目線な言い方は、こんなところにも悪影響。ママ友から嫌われてしまう人の特徴について解説しています。
本日のまとめ
上から目線な人の心理
・極度の負けず嫌い
・承認欲求が強い
・常に自分が正しいと思っている
・自分に自信がない
・プライドが高い
上から目線な言い方の例
・「えっ!知らなかったの?」
・「だから、ダメなんですよ!」「だから言ったじゃないの!」
・「俺だったら(私だったら)、〇〇するけどな」