ねぎらいの言葉とは?
最近は、ねぎらいの言葉をかける人が減ったように感じます。
ねぎらいとは、相手の労苦をいたわることです。
雨の日に待ち合わせをしたら、「凄い雨だね」「ベトベトだわ」という会話はよく聞きますが、「濡れたでしょう」「カバンは大丈夫でしたか」と相手をねぎらう言葉を聞くことは少なくなりました。
ねぎらいの言葉の効果
ねぎらいの言葉は、相手を「安心させる」「気持ちを盛り上げる」「リラックスさせる」といった効果があります。
ねぎらいのあるところに、良い会話が生まれます。
ねぎらいの言葉の使い方
ねぎらいの言葉をかけるときは、「~だったでしょう」という言い方を活用してみてください。
相手から返事が返ってきやすい、とても良い言い回しです。
ねぎらいの言葉に言い換える
友人に対して
「今日は暑いですね」
ねぎらいの言葉に言い換えると
「今日は暑かったでしょう」となります。
★相手は「本当にすごい暑さですね」というように必ず返事をしてくれます。そこから、会話が自然と始まりやすくなります。
●ねぎらいの言葉は、あくまでも「~だったでしょう」と相手に向けて使ってください。
上司に対して
「課長もストレスを感じることがありますよね」
ねぎらいの言葉に換えると
「課長もストレスをお感じになることもおありでしょう」となります。
★課長はホッとして、思わぬ本音を話してくれるかもしれません。
新入社員に対して
上司「不満とかある?会社に入って、思っていたのと違うことってあるよね?」
ねぎらいの言葉に変えると
「不満もあるだろうな。会社に入って、思っていたのと違うこともあったでしょう」
となります。
★部下は、私のことを分かってくれていると感じて、安心感を得ることができ、本音で話しやすくなります。
※【参考】話し上手になるコツについて解説しています。ぜひご覧ください。
本日のまとめ
①ねぎらいの言葉の効果
・相手を「安心させる」「気持ちを盛り上げる」「リラックスさせる」など良い効果をもたらします。
②ねぎらうときは「~だったでしょう」という言い回しを活用してください。
・相手から、返事が返ってきやすい言い回しです。
③ねぎらいがあるところに、良い会話が生まれます。