ネガティブな人の特徴
何事に対しても、否定するから入る
ネガティブな人は基本的に、何事に対しても、「それはちがう」「それは無理」「それはだめ」「それはできない」というような否定から入る傾向がみられます。
例えば、会社や学校で何か目標を掲げた場合、その目標へのアプローチも始めていないうちに、「自分にはできない」と考えてしまうのです。
これは、リスクにばかり目が行くため、物事に対する希望や期待感を持つことが希薄だからだと考えられます。
「でも」「だって」「忙しい」とすぐに言い訳をする
ネガティブな人は、ことあるごとに「でも~だったから」「だって~だったから」「忙しかったから」とできなかったことやミスの言い訳を口にする傾向があります。
一般的に、言い訳をするのは、叱責されるのが怖い、嫌われたくない、責任から逃れたい、ミスや失敗が自分のせいではないと伝えたい、などという心理が働くからです。
ネガティブな人の言い訳の主な起因は「嫌われたくない」という心理からです。
ネガティブな人、は常に人の目が気になり、人から嫌われることを恐れます。
自己肯定感が低い
ネガティブな人は、自分の存在意義や価値を認める感情、すなわち自己肯定感が低い傾向があります。
自己肯定感が低い人は自分に対しての評価も低くなり、何事においても自信が持てなくなります。
自分に対して自信が持てないと、自分の意思を相手に伝える意欲さえも失ってしまいます。
そのため、物事に取り組むモチベーションが低下し、人生の様々な出来事に積極的に取り組むことが難しくなっていきます。
頭だけで考えがちで、行動力が乏しい
ネガティブな人は、物事を始める前にマイナスなイメージとリスクを想定し、頭の中だけで完結させてしまう傾向があります。
リスクに目を向けることは悪いことではありませんが、過度に気にするあまりに、なかなか前に一歩踏み出すことができません。
多くの人は、何か行動を起こすときに未来を予測して行動するのですが、ネガティブな人はリスクを過大評価するあまり、未来への希望や可能性が周りの人の予測よりかなり小さくなっています。
その結果、消極的で臆病になりさらに行動力が乏しくなってしまいます。
ミスや失敗を過度に恐れる
ネガティブな人は極度の心配性のため、些細な出来事やもめごとを非常に大げさにとらえます。
物事を始めるときは「自分にできるだろうか」「失敗するのではないか」というように大きな不安を感じてしまいます。
また、人から批判されることや評価が下されるようなことを嫌い、ミスや失敗を過度に恐れるあまり、何事にも簡単には取り組もうとしません。
心配性でミスや失敗を過度に恐れるのは、ネガティブな人によく見られる特徴です。
ポジティブな言葉に変換しよう
新しいことにチャレンジするとき
×「どうせ無理に決まっている。やるだけ無駄だよ」
過去の苦しい体験がトラウマになり、今、自分が持っている能力に積極的にイメージが抱けないときに出る言葉です。
周囲の人は「ネガティブ人だな」という印象を持ち、一緒にやっていくことが難しいと考えるようになります。
ポジティブな言い方に変換すると
○「結果はわからないけど、やってみよう」
「やってみたらできた」ということは人生にたくさんあります。周囲の人にも、積極的な印象を与えることができます。
ダイエットのため、スポーツジムに通う
友人から「どう?少しは効果でた?」と聞かれ
×「ああ、やっぱり三日坊主で終わっちゃった」
×「ああ、やっぱりね」
「やっぱりダメだった」「やっぱり、うまくいかなかった」「やっぱり、無理」など、自分を卑下するような言い方は、自分の能力を押し下げてしまいます。
これを多用すればするほど、「自分下げ」になり、周囲もそのような目で見ますから、「ああ、やっぱりダメだったんだな」と悪い意味で決めつけてしまいます。
ポジティブな言い方に変換すると
○「今、中休みしているけど、また頑張るよ。ジムは楽しいよ」
○「やせたら、海に行くんだ。一緒に行こうね」
自分にも周りの人にも、いつも明るく「希望のある会話」を重ねていけば、お互いが前向きになれます。
他にも気を付けたいネガティブワード
「でも」
「でも‥」は相手の話を否定してしまう言葉です。「でも」は「そうだね」に変えると、会話がスムーズに流れます。
「雨が降ってきたから、すぐに帰ったほうがいいよ」
「でも、買い物の途中だから、まだ帰れないよ」
「そうだね~、買い物の途中だから、まだ帰れないよ」
「だって」
「だって‥」は言い訳をするときに使う言葉です。「だって」は「そうね」に変えてみましょう
「もう、30分も遅刻だよ」
「だって、電車が遅れていたんだもの」
「そうね。電車が遅れてなければ、間に合う予定だったの」
※どんなときでもポジティブな言葉を使おう。
本日のまとめ
ネガティブな人の特徴
・何事に対しても、否定するから入る
・「でも」「だって」「忙しい」とすぐに言い訳をする
・自己肯定感が低い
・頭だけで考えがちで、行動力が乏しい
・ミスや失敗を過度に恐れる