聞き上手な人とは?
聞き上手な人とは、話し手の話を奪わない人です。会話の基本は「相手に気分よく話をしてもらう」ことです。
それにもかかわらず、相手が話している途中で「私も同じ!」「私はね!」と言って、会話の主導権を奪ってしまう人が少なからずいます。
話し手は話を遮られてしまい大きなストレスを受けます。
聞き上手な人は、話を遮って、自分の話をすることはありません。
相手の話を奪わない
Aさんが話し手、Bさんが聞き手です。
BさんがAさんの話の途中で、会話の主導権を奪ってしまった失敗例です。
Aさん)「昨日は、〇〇チョコを食べたら、もう止まらなくなって、凄く美味しいよ」
Bさん)「わかる(^^♪。美味しいよね。私はね!○○チョコも好きだけど、××チョコも大好きでさ、ちょっとビターな味が良くて、それでいて…」
Bさんは、「わかる(^^♪。美味しいよね」と共感をするところまでは良かったのですが、「私はね!」と話し始めて、Aさんの話を奪ってしまいました。
Aさんは、自分の話したいことが話せずに、逆にBさんの話を聞くことになりました。
この場合、Bさんは、Aさんから「Bさんも好きなチョコある?」と聞かれたら、「私はね!」と自分の話をすれば良かったのです。
共感する場面では、特に注意が必要
会話の中で、相手に共感する場面があると、「自分のことを話したい」という感情が湧き上がります。
そんなときには、感情に負けずに、口を閉ざして「自分のことは話さない。相手の話を聞く」と自分に言い聞かせて辛抱することが大切です。
今日のまとめ
①人は誰しも「聞き上手な相手」をほしがっています。
②「聞き上手な相手」とは「相手の話を奪わない人」です。
③「共感」する場面では「自分のことを話したい」という衝動に駆られることがあるので、「私も…」と言って話を奪わないように特に注意が必要です。