相槌の目的と効果
話している途中に「うん」「そうそう♪」「ふんふん♬」などと声を挟んでもらうと、リズムが付いて話し続ける元気が湧いてきますよね。
相槌は「私の話は伝わっているだろうか?」「相手に興味をもってもらえているだろうか?」「迷惑ではないだろうか?」と、相手の反応を1つ1つ確認しながら、お互いが友好的、親和的に話を進めていく上で欠かせないものです。
相槌は、相手の話を「ちゃんと聞いてますよ」という合図であり、「もっと聞かせてよ」という促しのサインでもあります。
間違った相槌の打ち方3選
相槌は会話をする上で欠かせないものですが、普段、自分がどんな相槌を入れているかを意識して会話をしている人は少ないようです。
無意識のうちに、以下のような相槌になっていないか注意してください。
相槌を繰り返す
「先ほどのレポートですが、直してほしいところがあります」
「はい、はい、はい」
「このような形で直したほうが良いと思います」
「なるほど、なるほど、なるほど」
相槌を2度、3度も繰り返されると、話を急がされているように感じます。相手からすると耳障りです。
妙な笑いを入れる
「最近、ジムに通って筋トレをしています」
「フフフフフ」
「YouTubeでダンスの動画を観ています」
「ハハハハ」
相槌のつもりで、笑いを入れてしまう人、意外と多いです。相手からすると、小ばかにされた気分になります。
話の途中で相槌をいれる
「〇〇さん、先ほどの議題につて…」
「あ~はい、はい、はい」
相手の話が途中なのに、相槌を入れる人がいます。相手に傲慢な印象を与え、不快な思いをさせてしまいます。
本日のまとめ
①相槌は話している相手を丁重にもてなす態度です。
・「ちゃんと聞いてますよ」という合図
・「もっと話してください」という促しのサイン
②自分の相槌を意識して会話をしよう。
・相槌は繰り返さない。
・相槌の代わりに妙な笑いを入れない。
・話を遮って相槌を入れない。