聞き上手とは?
聞き上手とは、話し手に「あなたの話をどんどん聞かせてよ」「もっともっと話して!」と話を引き出すことができる人です。
聞き上手な人の特徴
中断せずに待つ
聞き上手な人は、話している人が話をしている最中に中断するのではなく、話が終わるのを待ちます。
相手が言い終わるまで静かに待つことで、相手が自分の考えを完全に伝えられるようにします。
適切な質問をする
聞き上手な人は、深い理解を得るために適切な質問をします。
質問は相手の話を進めるためだけでなく、相手が話したいことや感じていることを引き出すためにも使われます。
共感と理解を示す
聞き上手な人は、相手の感情や状況に共感し、理解を示します。
相手の話を真摯に受け止め、感情的な反応や肯定的なフィードバックを提供します。
話を引き出すための質問
話を引き出すのに、最も有効なのが、質問をすることです。
質問は、わからないことを問う以外にも、「もっと、あなたのことを教えてよ」「詳しく聞かせてよ」という気持ちを伝えることができます。
質問は、相手に興味・関心を示す態度です。質問することによって、話を引き出したり、広げたりすることができます。
話を引き出す「質問フレーズ」5選
それで、それで?
「会話例」
「休日にUSJに行ったんだ」
「そうなんだ。それで、それで?」(楽しく)
それから?
「昨晩、終電を逃してしまって」
「辛かったですね。それから?(どうしたの?)」(気遣って)
大丈夫?
「なんか、風邪を引いたみたいだ」
「あら!大変だ。大丈夫?」(心配して)
どうして?
「今日は、一緒にいる時間がなくて」
「えっ!どうして?」(不安になって)
聞かせてよ?
「こないだ、びっくりしたことがあって」
「ほ!なに、聞かせてよ?」(驚いて)
使い方は、相手がしゃべった後を追いかけて質問します。この時に、感情を込めて下さい。
質問のポイントは、相手に、こんなに自分のことを興味を持って聞いてくれるなら、「もっと話をしちゃおうかな」「あの話もしようかな」と思ってもらうことです。
「あれっ?」と感じたことを質問する
「会話例」
いつもと違う時間に出勤してきた人に対して
「あれっ?今日はいつもと違う時間ですね?」
「妻が寝込んでしまって、子供を幼稚園に送っていったんだよ。今日の夕方も…」
★普段、聞けない家庭の話を聞くことができた。
飲み会の席で、ビール党の人に対して
「あれ?ビールではないんですね?」
「健康が気になって、焼酎の方が良いと聞いたから。実は健康診断でさ…」
★健康についての悩み、心配ごとを聞くことができた。
自分で「あれっ?」と思ったことを素直に相手にぶつけてみます。
そうすれば、あなたが、相手に興味、関心を持っていることが伝わって、思わぬ話の広がりを見せることがあります。
※その他にも、聞き上手な人が心得ていることについて解説しています。ぜひご覧ください。
本日のまとめ
聞き上手な人の特徴
・中断せずに待つ
・適切な質問をする
・共感と理解を示す
話を広げるには
○「5つの質問フレーズ」を使う
・それで?それで? それから? 大丈夫? どうして? 聞かせてよ?
○「あれっ?」て感じたことは、素直に質問してみる。
・普段、聞くことができない話が聞けることもあります。
・思わぬ話の広がりを見せることがあります。