生返事をする人の心理
相手に興味がない
相手に興味がないと話を聞く気になりませんよね。同様に、相手に良い印象を持っていない場合も、真剣に耳を傾けることはありません。
話し相手と関わりたくないという気持ちが、生返事という態度に出てしまいます。
話に興味がない
生返事をする人は、話し手の話に興味がない人が多いです。自分の興味のない話を聞いても面白くありません。
しかし、どうしても聞かないといけない状況もあります。返事をしなければ、無視をしていることになります。そういった状況を回避するために生返事をします。
他のことや考えごとをしている
生返事をする人は、相手が話をしている時に、別のことに集中をしている場合があります。
TVに集中している、仕事の計画を考えているなど、何かをしながら話を聞いているため、生返事になっています。
聞き手からすると何かに集中している時は、邪魔されたくないという気持ちを込めて、生返事をしているときがあります。
話を早く終わらせたい
話を早く終わらせるために生返事をする人もいます。相手の話が面白くない、話が長いという理由から、話を早く終わらせたいと感じ、生返事というかたちで、相手にサインを送っています。
一方で、話を聞く熱意はあるのに、話し手から「気持ちが伝わらない」「無関心だ」と言われたことがある人は、自分の話の聞き方がまずい可能性があります。
話し手に熱意が伝わる返事の仕方
相槌の打ち方を変える
会話例「打合せ」
Aさん)「今回、契約をもらえなかったのは、提案の弱さにあったと思うんだ」
Bさん)「うん」
Aさん)「次に、訪問するときは、提案の仕方を抜本的に見直す必要性を感じてるんだ」
Bさん)「あぁ…」
Aさん)「資料をコンパクトにまとめてみよう」
Bさん)「そうだねぇ…」
こういった反応では、Aさんは、一生懸命に話をしていても気持ちが萎えてしまいます。
相槌の打ち方を意識することで、熱意が伝わる言い方に変えてみます。何か難しいことを言うのではなく、オウム返しで相槌を打ちます。
Aさん)「今回、契約をもらえなかったのは、提案の弱さにあったと思うんだ」
Bさん)「うん。提案の弱さか…」
Aさん)「次に、訪問するときは、提案の仕方を抜本的に見直す必要性を感じてるんだ」
Bさん)「あぁ。抜本的な見直しだね」
Aさん)「今日の情報を元に資料をコンパクトにまとめてみよう」
Bさん)「資料をコンパクトにまとめる方法か、そうしよう」
Bさんの熱意が感じられるようになりました。特に自分の意見を話しているわけではないですが、身を乗り出して聞いているようなイメージが伝わってきます。
気持ちを込めた言葉を使う
会話例「友人との会話」
「別に…」「どっちでも…」という言葉も、どうでもいいという気持ち感じさせる一言です。
友人)「これから、どうする?映画を観に行く?」
私) 「別にいいけど…」
せっかくの友人の誘いに対して、無関心な印象を与えてしまいます。
気持ちを込めた言い方に変えると。
⇒「どちらでも構わないけれど、君はどうしたい?」
友人)「中華にする?和食にする?」
私) 「う~ん、どっちでもいいけど…」
気持ちを込めた言い方に変えると。
⇒「全面的に君に任せるよ!」
話を聞くときは「私はあなたの話を聞いています」という雰囲気が伝わるように心がけましょう。
※その他にも、会話力が跳ね上がる相槌の3パターンを紹介しています。ぜひご覧ください。
本日のまとめ
①生返事をする人の心理
1.相手に興味がない
2.話に興味がない
3.他のことや考えごとをしている
4.話を早く終わらせたい
②相手の話を聞く熱意はあるが、「無関心」などと言われたことがある人は
・相槌の入れ方を意識する
👇
オウム返しで相槌を入れることで熱意を伝えられる。
・気持ちを込めた表現をする
別に… ⇒ 君はどうしたい?
どっちでもいい ⇒ 全面的に君に任せる!