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【自分の非を認めない人の特徴・心理とは?】対処法についても解説

過ちを認める人

人は自分の間違いや失敗を認めることが、なかなかできません。過ちの責任が自分にあればあるほど、頑なに認めなくなります。「私は悪くない」「私は正しい」という自分を守る本能が働くからです。 過ちを認めない人の特徴や心理、過ちを認めない人の対処法を解説しています。


自分の非を認めない人の特徴や心理

自分の負けを認めることになる

 過ちを認めることは、負けを意味すると考えている人がいます。こういうタイプの人は、人間関係を自分の基準で「あいつは、俺より下」「あの人は私より上」といったように、上下の関係で捉える傾向があります。

 自分より、上位の人には、あっさりと過ちを認めますが、下位に捉えている相手には、決して自分の過ちをを認めようとはしません。

自分のプライドが許さない

 自分のことを王様や女王様のように思っているタイプの人です。とにかく、人から自分が低く見られることを嫌います。

 自分の過ちを認め、相手の言いなりになることは、自分が相手より下だと思われると考えています。

防衛本能が強い

 人には、他人の攻撃から自分を守ろうとする本能があります。

 防衛本能が強い人は「過ちを認めると、相手から何をされるかわからない」と考える傾向があります。

 自分が責められるという危機感を強く持ったときは、他人を責めることで、自分を守ろうとするのも、このタイプの人です。

自分の非をを認めない人の対処法

最後まで話を聞く

 過ちを認めない人は、とにかく「自分は悪くない」ということを伝えないと不安で仕方ありません。

 途中で話を遮って、過ちを指摘したところで、言い訳が延々と続くだけです。

 話を最後まで聞いてあげることで、相手は、あなたの指摘を受け入れようという態勢になります。

否定をせずに事実を伝える

 過ちを認めない人の話に対しては、否定をしないようにします。否定をすると、相手の言い訳がまた始まり、話が終わりません。

 事実のみを冷静に伝えて、相手がどう反応するかを待ちます。相手が感情的になっても、とにかく冷静に事実を伝えて対処しましょう。

責めるのではなく相談する

 過ちを認めない人に指摘するときは、「~のことで相談があるんだけど」と声をかけてから穏やかに話すとスムーズにいくことがあります。

 「あれはダメ」「こうしないといけない」といった言い方をすると、相手は反発するので、「~の方がいいと思うけど、どうだろう?」というように質問をするようにします。

 相手は、頼りにされていると思い、あなたの意見を聞き入れようとしてくれます。

味方だと思わせる

 過ちを認めない人の中には、過ちを指摘してくる人は「敵」とみなす人がいます。

 過ちを認めない人がミスを犯しても、すぐに指摘するのではなく「~ができるなんてすごいね。△△のところも××したらもっと良くなるのでは?」と、褒めてから指摘するようにします。

 褒めることで、相手は指摘されたとは思わず、自分の為に言ってくれたと解釈して、素直に言葉を受け入れます。

過ちを素直に認める人は信頼される

 例えば職場に

「自分の考えが間違っていて、部下の考えのほうが正しいと思えば、真剣に耳を傾ける」

「部下に、言いすぎたと思えば、後からフォローを入れたり、心から謝る」

 このように、立場の上下に関係なく、自分の過ちを素直に認めることができる上司は、部下からの評価は高いはずです。

 過ちや失敗は誰にでもあります。そのときの対応の仕方で、周りの評価に大きな差がでます。

 過ちを認めることは、自分の価値を下げたり、自分自身を否定することではありません。

 このことを理解している人は周囲から信頼をされます。

【参考記事】誠意が伝わる謝罪のコツ

 

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本日のポイント

過ちを認めない人の特徴

・自分の負けを認めることになる

・自分のプライドが許さない

・防衛本能が強い

過ちを認めない人への対処法

・最後まで話を聞く

・否定をせずに事実を伝える

・責めるのではなく相談する

・味方だと思わせる

過ちを認めることは、自分の価値を下げることではない。