WAKATU(話活)のススメ

楽しい人生は話し方が9割。

怒りの効果的な伝え方。「悲しみ・不安・心配」で表現しよう。怒りの感情はそのまま伝えない。

 

怒りの伝え方

職場やプライベートで、どうしても怒りの感情が込み上げてくるときがあります。そんなとき、怒りの感情をそのまま伝えてはいけません。相手に恐怖を与えるだけだからです。では、怒りの上手な伝え方とは?会話例を挙げて解説しています。

 

 「怒り」といったネガティブな感情を、相手にそのまま伝えてはいけません。

 相手の心にもネガティブな感情を引き起こし、不信、反発、憎悪という感情を植え付けてしまうからです。

 ネガティブな感情は、相手に「共有してもらう」「わかってもらう」というように、穏やかに伝えることが大切です。

 相手との関係を壊すのではなく、一緒に解決策を見つけ出すという気持ちで対処しましょう。

「第一感情」と「第二感情」

 不安・心配・恐怖・悲しさ・寂しさ‥というようなネガティブな感情のことを第一感情といいます。

 一方で、怒りは第二感情と言われています。つまり、怒りという感情が湧く前に、先に第一感情が存在しています。

 例えば、子供が何度言っても、門限を破っているとします。人によって第一感情は違いますが、

「何か事故でもあったのではないかと、とても心配している

「子供のことを思って、何度も注意をしているのに、無視されているようで悲しい

「一人で遊びに行かせるのは不安だ

などです。

怒りの感情は第一感情を伝えると効果的

門限を破った子に対して

「いいかげんにしなさい!」

「何をやっていたの!」

とつい怒り(第二感情)の態度をとってしまう人が多くいます。

 こうなると、子供は萎縮するか、反発してしまうかのどちらかになってしまい、本当に知ってほしかった思いは伝わりません。

 一方で、素直に第一感情で表現できた場合は

「○○ちゃんが、何度も遅く帰ってくると、一人で遊びに行かせていいのか、とても不安になるよ

 このように言われると、子供も「そんなふうに思わせてしまったのか……」と反省したり、言われたことを受けとめやすくなります。

 怒りのエネルギーが増幅してしまったときでも、一旦、冷静になって、心配、悲しさ、不安といった感情(第一感情)を素直に表現した方が伝わりやすくなります。

ネガティブな感情の上手な伝え方

相手に「わかてもらう」言い方

(悪い例)

「いいかげんにして!」

(相手への不満)

     👇

(良い例)

「とっても、残念に思っているよ」

(不満をわかってもらう表現)

 

相手に「共有してもらう」言い方

(悪い例)

「絶対に許さない!」

(相手への怒り)

      👇

(良い例)

「このままでは、取り返しがつきません」

(怒りを共有してもらう表現)

 

 悪い例のように、一方的に怒ったのであれば、怒ったという事実が相手に記憶されるだけです。

 気持ちを「わかってもらう」「共有してもらう」ように、穏やかに伝えることで、相手の心に伝わりやすくなります。

相手を「味方・仲間とみなす」言い方

(悪い例)

「怒っているのだけど!もう我慢できない!」

「不満だよ!顔を見ればわかるだろう!」

 (相手を敵対視する表現)

      👇    

(良い例)

「落ち着いて、どうしたらいいか話し合いましょう」

「整理してから今後の対策を練ろうじゃないか」

 (相手を見方とみなす表現)

 良い例のように、感情を静めて話し合って、お互いに答えを見つけ出そうという気持ちを伝えることが大切です。

本日のまとめ

①怒りの感情を伝えるときは、第一感情(不安・心配・悲しさなど)を伝えると効果的。

②ネガティブな感情は、相手に「わかってもらう」「共有してもらう」ことが大事。

③相手を敵対視すると、話はまとまらない。味方・仲間意識を持って伝えること。