人によって態度を変える人の心理
相手によって話し方や態度を変える人は、人を序列で考えている傾向があります。
自分の中で優劣をつけて、自分より「上」と判断した人には丁寧に接します。
逆に、自分より「下」と判断した人に対しては、軽んじるような態度をとります。
つまり「自分より下の人には横柄に接していい」という意識で生きているということです。
人は、あなたの話し方をよく見ています。
相手が、「目上・目下」、「男性・女性」、誰であれ、同じ話し方をする(一貫性のある)人が、誰から見ても素敵な人です。
人によって態度を変える人の特徴
人間関係を割り切っている
人間関係自体に興味を感じておらず、自分が生き残るために必要と割り切って、人への態度を変えている人がいます。
例えば、職場では上司など強い立場の人に対して良い顔をして、同僚や後輩には不愛想な接し方をします。
そのため、周囲から反感を買うこともあります。
心に余裕がない
なんとか仕事を成功させなければいけないというように、心にゆとりがなくなると、必死に得になる人のほうへなびきます。
損得勘定が根底にあるからこそ、このような行動になります。
本人に自覚がない
人によって話し方や態度を変える人の中には、そもそも自覚していない人も多くいます。
態度を変えることが当たり前になっていて、条件反射で人を見極めて態度を変えているからです。
※失礼な人の特徴や対処法について解説しています。
人によって態度を変える人の会話
「レストランにて」
「おいっ。注文したもの、まだなんだけど。早く持ってきて!」
⇒立場が弱い人には乱暴で、ぞんざいな口の利き方をする人。こんな人と一緒にいるのは苦痛ですよね。
丁寧に言い換えると
「忙しいところ申し訳ないです。注文したものがまだ来てなくて」
⇒やさしい心づかいを、ちょっとしたひと言で表現するだけで、好印象になります。
「パーティー会場にて」
ちょっと威張り気味で話していた人が、名刺交換をしたとたん、
「すみません。そんな偉い人だとは知らずに…」
急にぺこぺこ頭を下げ出す。
⇒相手によって態度を急に変えることは、とても格好が悪いことです。
「職場にて」
部下に対して
「お前、何やっても駄目だな」
「お前じゃ、話にならん」
と人を見下すような話し方をする人が、
上役に対しては
「あ~もう、おっしゃるとおりでございます」
というように、卑屈な態度で接する。
⇒相手によって話し方を変える人は、職場で信頼されることはありません。
目上の人に対して、丁寧に話すことは当然のことです。
それなら、目下の人にも親切、丁寧に話すべきです。
相手が誰であれ、「どんな人も大事にする」という気持ちを持って、接することが出来る人が魅力のある人です。
本日のまとめ
①相手によって話し方を変える人は、人間関係を「上・下」というように、序列で考えている傾向がある。
②相手によって話し方を変える人の特徴
・人間関係を割り切っている
・心に余裕がない
・本人に自覚がない
③自分より目上、目下など関係なく、誰に対しても丁寧に話ことができる人が魅力のある人です。