おごってもらった時のお礼を言うポイント
「ごちそうさまです」は4回言う
会計でお金を出してもらったとき
会計の直後に「ごちそうさまです」という言葉が言えないと、おごられて当然と思っている人だという印象を与えてしまいます。
お会計後、お店を出る時とき(お店の人に言う)
必ずお店の方にも「美味しかったです。ごちそうさまです」と伝えましょう。
そうすることで、先輩や上司に「礼儀正しい人だ」という印象と「お店を気に入ってくれてよかった」という満足感を与えられます。
お店を出た後
お店を出た後で、改めて感謝の気持ちを言葉にしましょう。「いい後輩だな」と思ってもらえるはずです。
帰路で別れる前に「今日はありがとうございました。ごちそうさまです」と伝えてもOKです。
翌朝
翌朝にも「昨日は、ごちそうさまでした」と伝えましょう。昨日言ったからもういいというわけではありません。
人は同じことを2回聞くと覚えて、3回聞くと忘れないと言われています。
これで「義理堅い後輩」だと相手に印象づけることができます。
好印象を与える会話
先輩「今日は僕が誘ったから、おごりだよ」
という言葉に対して
(悪い返答)
後輩「いいです。いいです。割り勘にしましょう」
このように固辞しがちですが、これでは、せっかく先輩の「おごろう」としている好意をないがしろにしてしまいます。
(良い返答)
〇「ごちそうさまでした!おいしかったです」
〇「ほんとうですか?ありがとうございます」
素直に喜びを伝えます。先輩もおごりがいがあったとうれしくなるでしょう。
また、気遣いができる人は
〇「今日は、ごちそうになります」
「今日は」という言葉を付け加え、「今日は特別、次は割り勘にしましょう」と暗に伝えることができます。
おごるときのポイント
部下を主役にする
注文は部下に任せる
注文は基本的には部下に任せましょう。
旬の食材やその店のおすすめ、裏メニューなどがあるなら、それを一品注文すると大人としての奥行きを示すことができます。
食事中は部下の話を聞く
食事中は情報収集の場と心得て、部下の話をよく聞くようにします。自分の自慢話や武勇伝を延々と話して独演会にならないようにしましょう。
「give&take」ではなく「gine&give」で
部下からお礼を受けたら「楽しんでくれてなにより」「また行こうね」といって返答がスマートです。
「おごってあげたのだから~」「この分は仕事で返して」といった恩着せがましいことは言わないようにしましょう。
好印象を与える会話
(悪い例)
飲み会の最初に
×「今日は俺のおごりだから、なんでも好きなものを選んで」
このように、最初に恰好をつけたいものですが、おごられる方はできるだけ負担にならないように安いものを頼もうと気を遣います。
(良い例)
支払いの段階になって
〇「おごるよ」
この言い方がスマートです。
会計が5,000円のとき
(悪い例)
×「俺がちょっと多めに3,000円出すよ」
後輩からすれば、結局、自分も払わないといけないので、おごってもらったというありがたみを感じることができません。
〇「ちょっと、トイレに(と席を外して会計をすませておく)」
スマートなおごり方といえるでしょう。
※声かけをして、組織を活性化させる。部下のモチベーションをアップさせる声のかけ方について解説しています。
本日のまとめ
①おごってもらったときは、「ごちそうさまです」を4回言う
・会計でお金を出してもらったとき
・会計後、お店を出るとき(お店の人に対して)
・お店を出た後、別れ際
・翌朝
②おごるときは、部下を主役にしよう
・注文は部下に任せる
・部下の話を聞く
・「give&take」ではなく「 give&give」