自己肯定感とは?
自分が持っている能力をポジティブに受け入れて、
「自分の存在には価値がある」
「良いことも悪いことも含めて、自分自身に満足できている」
このように、ありのままの自分を肯定する感覚のことです。
自己肯定感が高い人の特徴
主体的に行動する
自己肯定感が高い人は主体性が高く、自分から積極的に行動しようとします。
周りの目や他者の評価を気にすることなく「自分はこうしたい」という考えを持っています。
他人の意見を尊重する
自己肯定感が高い人は、自分と他人を比べないため、人の意見を素直に受け入れることができます。
受け入れると言っても、単に同調するのではなく「自分の考えはこうだけれども、あなたの考えもいいね」「その考え方は素晴らしいですね」というように他人の意見を尊重し、称賛することができます。
自分や物事を肯定的に見ることができる
自己肯定感が高い人は、自分自身や自分に関することについて肯定的に捉えることができます。
ありのままの自分に満足しているため、不得意なことがあったとしても、それが理由で自分が劣っているとは考えません。
自己肯定感を高める会話
日本の若年層は、自己肯定感が低いと言われています。これは、幼児期における親との会話、とくに母親との交流が影響しやすいといわれています。
現在では、仕事を抱えている母親が多く、仕事のストレスからつい否定的な言葉を子供に投げかけてしまうのでしょうか!?
勉強がわからない子に対して
×「こんなこともわからないの」
×「こんな簡単なこともできないの」
イライラしていると、つい口から出てしまう言い回しです。これは、子供の自己肯定感が十分に育たない原因になります。
〇「それ、難しいよね。なかなか、うまくいかないよね」
と、まず共感することです。
できたあとは、
〇「すごいじゃない。がんばったわね」
と褒めてあげましょう。
子供が失敗したとき
×「どうして失敗したの!」
×「だからあなたはダメなの」
責めることや、否定をすると、子供は自信を消失してしまい、自己否定感を強めてしまいます。
〇「大丈夫。また頑張ればいいよ」
〇「頑張ったんだから、失敗じゃないよ」
寄り添う言葉を伝えることで、子供の中に自分は大切な存在なんだという気持ちが育ちます。
このような会話を重ねてゆくことで、わが子の自己肯定感は醸成されていきます。
※【参考】人の精神を崩壊させてしまう「ダブルバインド」について解説しています。
本日のまとめ
自己肯定感が高い人の特徴
・主体的に行動する
・他人の意見を尊重する
・自分や物事を肯定的に見ることができる
子供の自己肯定感を高めるには
責める、否定するといったことはしない。共感や寄り添う気持ちを伝えることで、子供の中に、自分は大切な存在なんだという気持ちが育つ。