自分の失敗したことを、「実はあの人がやったんですよ」と誰かのせいにする人。面倒なことは他人に任せて、自分だけが楽をしようとする人。
このような、ずるい人と付き合うと、自分に非はないのに、大きな損や被害を被ることが増えるので注意が必要です。
ずるい人の特徴
平気で噓をつく
ずるい人は、平気でうそをつきます。自分が失敗したことを人のせいにしたり、嘘の言い訳をして責任を逃れようとします。
やりたくない仕事を振られると「これは○○さんの方が、得意ですよ」などと上手いことを言って面倒なことを回避します。
自分が損をしたくないという気持ちが強く、その場限りの嘘を平気で言います。
人によって態度を変える
人によって態度を変える人は、上司や付き合っておいたら得をする人には媚びを売り、距離を縮めようとします。
逆に、自分より下の者には、大きな態度をとり、面倒な仕事を押し付けるなど、自分の都合の良いように扱う傾向があります。
このような態度は、周囲の人は見ているため、嫌われてしまうことも多くなります。
※【参考】相手を見て話し方や態度を変えない⇩
悪口、噂話が好き
ずるい人は、人の悪口や噂話が大好きです。
人の悪口を聞いたら「○○さんが△△さんの悪口を言っていた」と言いふらします。
それが原因で、職場の人間関係がギクシャクすることを傍から楽しんでいます。
また噂話をしているところに積極的に参加します。情報収集することで人の弱みを握ろうとしています。
※【参考】噂好きな人は注意しよう⇩
ずるい人への対処法
愚痴や不満を言わない
誰かの悪口を言ったり、仕事の不満を言ってしまうと、全部、筒抜けになってしまいます。
ずるい人は、あなたが愚痴や不満を言わなくても、引き出そうとしてくるので、注意が必要です。
人から引き出した話を言いふらすことで、その人の反応を楽しもうとしています。
話したことをメモに残す
ずるい人は平気で嘘をつくため、約束したことは、手帳に残すなど証拠として残しておくようにしましょう。
こちらが正直に話していることも、事実を曲げて人に伝えることがあるので、注意が必要です。
ずるい人に勝つには?
ハッキリ「ノー」を言う
自分の失敗したことを、「実はあの人がやったんですよ」と別の誰かのせいにする人。
面倒なことは別の誰かに任せて、自分だけが楽をしようとする人。
このような、ずるい人というのは、ある意味、周りの人との心理的な駆け引きがうまく、世渡り上手です。
こういうタイプの人と付き合うと、自分に非はないのに、大きな損をしたり、被害を被ったりすることが増えるので、よくよく注意しなければなりません。
病院に勤務しているM子さんは、同じ部署で働く同僚に頭を悩ませていました。
その同僚は、上司などの目上の人の前では、愛想が良く人気があるのですが、、M子さんや後輩の前では、ずるいことばかりを繰り返します。
たとえば、先日は、忙しいM子さんを呼びつけて、こんなふうに言うのです。
「ねえ、M子さん。課長から、こんな仕事を命令されたんだけど、あなたが代わりにやってくれない?あいにく私はこの業務の経験が無いから、できないと思うの」
以前M子さんは、同じような仕事をふられて、思わず、「いいよ」と引き受けてしまい後悔した経験があります。
ですから、今回は少し強い口調で、このように言い返しました。
○「今週、私は部長から預かっている大切な仕事をしなくてはいけないので、気が抜けない状況なの。それに、あなたに任された仕事の内容を見る限り、経験がなくても、過去の資料を見たり、課長に質問したりすれば、できそうなものだと思うよ。課長はあなたに頼んだんだから、あなたが責任をもってやるべきじゃない?」
このように、自分の事情を悦明した上で「できないものはできない」とはっきり言えば、相手は返す言葉が見つからないはずです。
ずるい行為を一度許してしまうと、相手はまた同じことを繰り返します。
ですから、「ずるいことは許さない」という断固とした態度で、単刀直入な言い方をするのが一番です。
本日のまとめ
ずるい人の特徴
平気で嘘をつく
人によって態度を変える
悪口、噂話が好き
ずるい人への対処法
愚痴や不満を言わない
話したことをメモに残す
ずるい人にははっきり「ノー」と言う
ずるい人に対しては自分の事情を悦明した上で「できないものはできない」とはっきり言うこと。
ずるい行為を一度許してしまうと、相手はまた同じことを繰り返す。
「ずるいことは許さない」という断固とした態度で、単刀直入な言い方をするのがいい。