余計な一言が多い人の特徴
思ったことをすぐに口にする
思ったことをすぐに口にする人は、相手の気持ちを考えることなく、頭に浮かんだ言葉をそのまま口に出してしまいます。
よって、相手を傷つけたり、不愉快にさせたりすることがあります。
例えば、
「私は、この絵が気に入っているんだ」
という人に対して
「これのどこがいいの?私には、わからない!」
と言ってしまう人です。
このタイプの人は、余計な一言を最悪なタイミングで言ってしまうことがあります。
人を見下している
日頃から人を見下している人は、つい本音が漏れてしまうことがあります。
例えば
仕事ができないと見下していた人が、素晴らしい成果を出したとき
「えっ、〇〇さんが、ウソでしょ!?たいして能力もないのに。マジですか?」
このように、普段から人を見下していると、本心がうっかり言葉に出てしまいます。
デリカシーがない
デリカシーがない人は、「周囲の人は気づいていても、あえて触れていないこと」を口に出してしまいます。
例えば、女性に対して
「〇〇さん、自分で髪を切ったのですか?前髪が、ガタガタになっていますよ。アハハハ。それ、ちょっとヤバイですよ」
このタイプの人は、見た目の変化や相手が気にしているであろうことを指摘してしまいます。
余計な一言が多い人の対処法
「それ、どういう意味?」と聞き返す
余計な一言を言われて、イライラした感情に任せて言い返してしまうと、場の空気が悪くなります。
できるだけ、穏便に済ませるためには、その発言に反応しないことがおすすめです。
どうしても聞き流せないときは、にっこり笑顔で「それ、どういう意味なの?」と静かに聞き返しましょう。
相手は思いがけない質問に、おののくでしょう。
割り切って距離を置く
余計な一言を言う人は、自分が相手を傷つけていることに気付いていないことがほとんどです。
たとえ、相手に傷つけられたことを伝えても、反省も後悔もしないため、何度も何度も繰り返し言ってきます。
話すだけムダと割り切って、関わらないようにすることもおすすめです。
気を付けたい余計な一言、具体例
職場
やろうと思っていたのですが
職場で自分に与えられた仕事をやろうとしていた矢先に、上司から
「まだやっていないの?」
「言われたらすぐに取りかかってよ」
と言われることがあります。
そのときに、思わず口をついて出るのが
×「やろうと思っていたのですが」
の一言です。
やろうと思っていたことが事実でも、いまはやっていないこともまた事実です。
上司は、口ごたえされたと感じて、イラっとするでしょう。
こういうときは、素直に謝罪をして
〇「すいません。すぐに取りかかります」
と伝えましょう。
家庭
そうじゃないの
パート帰りに夫から電話
「キッチンの掃除をしておいたから‥」
それを聞いて、うれしくなりルンルンで家に帰ってきて、キッチンに立つと、
いつもとスポンジの置き場所が違う
×「そうじゃないの、スポンジの定位置はここ!」
包丁が出しっぱなし
×「もう、子どもが触ったら怪我するじゃない、包丁はここ!」
ああでもない、こうでもない、とダメ出しが続く‥。
「しまった!」と口に手を当てたときには、もう手遅れ。
夫はすっかりご立腹で、自室にこもってしまいました。
自分の思い通りにいかないことに対して
「そうじゃないの」
と言いたくなる気持ちは理解できます。
しかし、そこはぐっとこらえて、まず言うべきことは
〇「ありがとう」
善意でしてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えるべきです。
ご近所
えっ!もうそんな年なの?
見た目が若くて、まだ30代と思っていた近所の奥さんが、
「もう、40半ばになると、体が言うこと聞かなくて、アハハ‥」
想定外の発言に、
×「えっ!もうそんな年なの!?」
見た目は、「もっと若くみえる」と褒める意味で言ったつもりが、
相手は
「歳をとっていて、悪かったね!」
と不愉快になります。
年齢や見た目のことには触れないほうが無難ですが、どうしても、相手が若く見えることを伝えたいなら
〇「ずっと30過ぎだと思っていました。いつも素敵ですね」
このように、ほめるときは、具体的に伝えることが大切です。
本日のまとめ
余計な一言を言う人の特徴
・自己主張が強い
・怒りにまかせて感情的になる
・調子に乗ってしまう
・他人まかせで無責任
余計な一言を言われたときの対処法
・「それ、どういう意味?」と聞き返す
・割り切って距離を置く
気をつけたい余計な一言、具体例
職場
上司や先輩から、与えられた仕事に取り掛かれていないことを指摘されたときに
「やろうと思っていたのですが」
家庭
家事を手伝ってくれた夫に対して、自分の思い通りの結果では無かったときに
「そうじゃないの」
ご近所
よく顔を合わす近所の奥さんが、見た目よりも年齢が上だったときに
「えっ!もうそんな年なの?」