説得力がある人の特徴
論理的な思考ができる
論理的な思考ができる人は、複雑なことをシンプルにして相手に伝えることができます。分かりやすく伝えることは、相手を説得するためには、とても重要なことです。
アドバイスをするときも、なぜこうするのかといった根拠や理由を伝えることで、相手は言われたことを取り組もうという気持ちになります。
感情的にならずに理路整然と話ができると、説得力が増します。
人の気持ちを汲み取ることができる
相手を説得するためには、相手の心の動きを読みとり、必要としていることを掴んだ上で、アドバイスをすることが重要です。
人の気持ちを汲み取ることができる人は、相手が困っていることを察知し、それが解消できる提案をするので、相手は「自分のためにありがたい」という気持ちになります。
相手から好感を持たれることで、説得しやすくなります。
実績がある
人から聞いた話を伝えるよりも、自分で経験したことを基に発言することで、信憑性が出ます。
アドバイスを受ける側としても、成功経験に失敗談を交えて話してもらうことで、理解しやすくなります。
実績を積んでいる人や経験を多く積んでいる人の話は、重みがあります。
説得力のある話し方
相手を説得させたいときは、
①そもそも…「大前提となる価値観を打ち出す」
②ところで…「判断基準を打ち出す」
③だとするならば…「当てはめを行う」
この3つのステップを順番に話すことで、相手を説得しやすくなります。
女性社員が男性上司を説得する
女性社員が男性社員もお茶出しをするべきと説得するケース
女性社員「そもそもこの会社は、人間を皆平等に扱いますか?」
男性上司「もちろんです」
女性社員「ところで、女性も男性も同じ人間ですね」
男性上司「はい」
女性社員「だとするならば、同じ人間である男性も女性と同じくお茶出しをさせるべきではないでしょうか」
親が子を説得する
親が勉強をしない子を説得するケース
親「そもそも、あなたは将来何になりたいの?」
子「パイロットになりたい」
親「ところで、パイロットになるには、飛行機のこととか、空のこととか、色々知らないといけないと思わない?」
子「そうだね」
親「だとすると、今のうちから算数とか理科とか勉強しておいた方が、パイロットになりやすいと思わない?」
自問自答
現状を打破するために、自分を説得するケース
「そもそも、俺は何のために大学に通っている?」
「システムエンジニアになることだ」
「ところで、システムエンジニアになるには、今の勉強でよいのか?」
「足りていない」
「だとすると、今やるべきことは、もっと専門知識を得ることができるゼミや授業に参加することだ」
私たちは一生懸命になっていると、往々にして目的を失いがちになります。そんな時は、一度、立ち止まって「そもそも何のためにやっているのか」を問い直すとよいでしょう。
※【参考】人を動かす秘訣を紹介しています。
本日のまとめ
説得力がある人の特徴
・論理的な思考ができる
・人の気持ちを汲み取ることができる
・実績がある
人を説得する3ステップ
①そもそも…「大前提となる価値観を打ち出す」
②ところで…「判断基準を打ち出す」
③だとするならば…「当てはめを行う」
この3つのステップを順番に話すことで、相手を説得しやすくなる