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【会話がもっと楽しくなる!】オウム返しの3つのパターンをマスターしよう!

オウム返し

「オウム返し」という言葉を聞いたことがる方も多いと思います。オウム返しは、「相手の言っていることを繰り返す」というコミュニケーション技術の一つです。本日は「オウム返し」について解説しています。そして、オウム返しをマスターするために、3つのパターンを紹介しています。

 

 

オウム返しについて

 会話において、相手の話した言葉を繰り返す(オウム返しする)ことによって、相手の潜在意識(無意識)に安心感や親近感を持ってもらうことができます。

 たとえば、レストランで注文した後、店員さんがメニューを復唱してくれたり、電話越しにレストランの予約をした際に、予約日時や名前を再確認してくれると安心しますよね。

 話を繰り返すことは、

「あなたの話をしっかりと聞いていますよ」

「あなたの話しに共感していますよ」

ということを相手に伝えることができます。

すると、相手は安心して

「うん、そうなんだよ。実はこんなことがあってね…」

と次の話をしやすくなります。

マスターしたい、3パターンのオウム返し

相手の話した事実を繰り返す

「夏休みに、海水浴に行ったんだ」

と言われたら、

「海水浴に行ったんだ~」

と、その事実を繰り返します。

 ここでのポイントは、相手の話すテンポに合わせて、オウム返しをする部分の長さが変わるということです。

 

相手の話すテンポが速い場合は、単語のみ繰り返します。

「あ、海水浴ね」

このように、短く相手が話した単語を繰り返すことで、話のリズムが乱れず、会話が弾みます。

 

一方で、相手の話すテンポがゆっくりの場合は、相手の話したことの半分ぐらいを繰り返します。

「あ、海水浴に行ったんだね」

話が速い人に比べて長めに、同じようなペースで返します。

相手の話した言葉の中の、感情の部分を繰り返す

「最近、スランプなんだよ。辛くて」

と言われたときに

「それは辛いよね」

と感情の部分を繰り返します。

 

 もしくは、口にした言葉だけでなく、相手が表現できていない感情を汲み取って伝えます。

「それは辛いよね。不安になるよね」

相手の気持ちを代弁します。

相手の話を要約して返す

「私の好きな食べ物は、メロン、イチゴ、スイカです」

と言われたときに

「あ、○○さんの好物は、フルーツなんですね」

と、相手の話をそのまま繰り返すのではなく、簡単に要約するということです。

 これは相手が話していることを理解していることが必須のため、少々応用力が必要となります。

相手の話を聞きながら、「相手がこのメセージの中で一番伝えたいことはなんだろう」と考えて聞くと、ちょっと気の利いた言葉を返すことができます。

本日のまとめ

 オウム返しは、相手の潜在意識(無意識)に安心感や親近感を持ってもらうことができます。 

 オウム返しには3つのパターンがあります。

 まずは、相手の話した「事実」を繰り返す、次に相手の「感情」を繰り返す。

 それができるようになったら、相手の話している中で、大事な部分を見つけて要約して返す。

 この3つができれば「オウム返し」の達人になれます。