WAKATU(話活)のススメ

人間関係の悩み解消!~話し方で道は開ける~楽しい人生は話し方が9割。presented by WAKATUの広場

【正しい謝罪の言葉を使おう!】謝罪するときのポイントを解説

 

謝罪する人

社会生活をおくる上で、謝罪することは切っても切り離せないものです。相手が上司や先輩、クライアント先やお客様、家族や友人のときもあるでしょう。何かしらのタイミングで、この謝罪という場面は頻繁に訪れます。本日は、よく使う謝罪の言葉を4つ紹介しています。そして「謝罪」するときのポイントも紹介していますので、ぜひお役立ていただければ幸いです。

 

 「ごめんなさい」「すみません」「失礼しました」「申し訳ございません」。あなたは人に謝罪するときに、どの言葉を使っていますか?

 心から相手に謝罪する場面で、この4つの中で使っていい言葉は、実は1つしかありません。

 もうお分かりだと思いますが、それは一番丁寧な表現である「申し訳ございません」です。

 このように、使っていい言葉は1つしかありませんと言われれば、なんとなく雰囲気で、どれが一番かしこまっている表現なのか、どれがカジュアルな表現なのかは想像がつきます。

 しかし、それぞれの言葉の違いをあまり理解している人は少なく、実際に謝罪する場面ですぐに「申し訳ございません」が出てくる人はそう多くはありません。

4つの謝罪の言葉の意味と使い方

ごめんなさい

【意味】

謝罪の気持ちに加え、「免じて」と許しを請う気持ちを含む言葉。

【使い方】

上司や目上の人に使うのは不適切。

上司に対して

×「書類の提出が遅れてしまい、ごめんなさい」

すみません

【意味】

自分が悪いことをしたというより、特に悪気が無く不可抗力で起きてしまった、という気持ちを含む言葉。

【使い方】

混雑した車内で、人にぶつかってしまったとき

○「あっ、すみません」

失礼いたしました

相手に礼儀を欠いたことに対して、お詫びと許しを得る気持ちを表現する言葉。

挨拶や連絡が遅れたときに

○「連絡が遅くなりまして、失礼いたしました」

申し訳ございません

申し訳ない。弁解の余地がなく、相手にすまないと詫びる言葉。

○「この度は、ご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございませんでした」

 この意味の違いを知っておけば、謝罪の場面において、相手を不愉快にすることはないでしょう。

謝罪するときのポイント

「誰に」「何を」を明確にする

 人に謝罪をするときに「申し訳ございません」という言葉を言うことは大切です。

    しかし、この「申し訳ございません」という言葉だけで、相手に100%の気持ちは伝わるでしょうか?

 相手に謝罪の気持ちを伝えるには、必ず「誰に」対して、「何を」謝罪しているのかを同時に伝えるべきです。

たとえば、

〇〇さんが、せっかくアドバイスをしてくださったのに、それを活かすことができず、申し訳ございませんでした」

 というように、「誰に」「何を」謝罪しているのかを明確に伝えます。

    すると「とりあえず謝ればいい」という、その場しのぎの謝罪には聞こえなくなるのです。

お客様からのクレーム

客 「商品が壊れていた」

店員「申し訳ございません」

客 「これじゃあ、使えないわ」

店員「申し訳ございません」

客 「こんなの送ってくるなんて酷いじゃない」

店員「申し訳ございません」

客 「申し訳ない、申し訳ないって言うけど、いったい何に対して謝っているの!?」

 

 このように、「申し訳ございません」のみを繰り返すと、「もうこれ以上何か言われたくないから、とりあえず謝っている」

と思われてしまう可能性があります。

 あなたが心から謝っていたとしても、その場しのぎの謝罪に見えてしまうのは、あまりにも残念です。

「今後どうするか」を明言する

 謝罪においては、「誰に」「何を」謝罪するのかに加えて、最後に必ず「今後どうするのか」という改善策を自ら名言することが重要です。

 その部分があってはじめて、「相手への誠意」「心からの反省」という気持ちが表現できます。

「〇〇さんがせっかくアドバイスをくださったのに、それを活かすことができず、申し訳ございませんでした。〇〇さんのくださったアドバイスで不明な点があったら、その場でしっかりと質問をし、どのような小さいことでも報連相を徹底し、次に活かしてまいります

 といったように、自ら改善策を考え、相手に伝えます。

 自分で考え、自分の言葉で明言しているので、自分とも相手とも約束をすることができます。

※心のこもった謝罪の仕方について詳しくは

 

www.wakatusmile.com

 

本日のポイント

4つの謝罪の言葉

「ごめんなさい」「すみません」「失礼いたしました」「申し訳ございません」

それぞれ意味が異なるため、相手との関係や状況により使い分けが必要となる。

そのためには、それぞれの言葉の意味を知ろう。

 

謝罪のポイント

・「誰に」「何を」を明確にすること。

・今後どうするかを明確にすること。

    この2点を伝えることで、「相手への誠意」、「心からの反省」という気持ちが伝わります。