WAKATU(話活)のススメ

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【つい期待しちゃってませんか?】人への過剰な期待が自分を苦しめる

期待をしすぎるのはよくない

人は、様々な場面で相手に期待をしてしまいがち。期待しない方が良いと分かっていても、つい期待してしまうのは辛いものですよね。本日は、人に期待してしまう心理、人に期待しないでいることのメリットを解説しています。そして、注意した方がよい思考を紹介していますので、ぜひお役立てください。

 

 信頼を寄せている仲間、自分を支えてくれる家族。こんな大切な人たちとも、決まづくなることがあります。

 その原因の1つは、相手に対して自分がしている「期待」ではないでしょうか。

・せっかく時間をかけてこれをしたんだから、喜んでもらえると思ったのに

・彼女には絶対に役立つと思って紹介した勉強会なのにスルーされた

・チームのために、これだけ努力したのに、みんな私を気にかけてくれない

・前回の食事会は私が声を掛けたのだから、今回は向こうから連絡して欲しい

 私たちは相手に何かを与えた分、無意識に相手に対して何らかの期待をしています。

 そして、その期待どおりに物事が進めば、満足したり、嬉しい気持ちになったりします。

 しかし、当たり前ですが、相手の言動は自分にはコントロールできません。それは相手が決めることです。

 自分がよかれと思ってやったのに、相手が期待どおりの反応を示してくれないと、怒ったり、悲しくなったりします。

 相手との関係が近しいほど、無意識の期待が強くて、こういった状態になります。

人に期待してしまう心理

人を信用しすぎる

 人に期待する人は、すぐに相手を信用し、言っていることを信じてしまう傾向があります。

 「この人がこう言っているから大丈夫だろう」とすぐに信用してしまい、その言葉に期待してしまうのです。

 それは、相手が自分の思い通りに行動してくれるであろうと考えているからです。 

 人の言ってることを信じれば、自分で考えるより楽に生きられると解釈し、他人に依存しているとも言えるでしょう。

他人への依存度が高い

 人に期待する人の多くは友達や家族、恋人に甘える傾向があり、「やってあげる」より「やってもらう」ことが多いと言えます。

 そんな依存心が高い人は、自分に自信がない、自己肯定感の低さの表れでもあるのです。

「将来が不安だから安定した職に就いている結婚相手が欲しい」

    と人に依存することで、相手に過度な期待を膨らませてトラブルになる人も少なくありません。

都合の良いように解釈してしまう癖がある

 人に期待をしてしまいがちな人は、相手が自分の思うように動いてくれるだろうと自分勝手な考えを持っています。

「バレンタインデーにチョコレートを渡したからホワイトデーにはお返しが来るはず」

    と都合よく考えてしまうのもこれに当てはまります。

 人の気持ちよりも自分の気持ちを優先して考えてしまうことで期待が膨らんでしまうのです。

人に期待しないことのメリット

無駄に傷つくことや、怒ることがなくなる

 人に期待すると、上手くいかなかったことを人のせいにするようになります。

 期待するということは他人に依存しているということです。

 他人に期待することを止めて、依存を排除することで自分の考えに自信を持つことができ、他人を頼らずに行動ができるようになるでしょう。

 期待することをやめると、恋愛でも友達でも他人の考えに振り回されず、怒ることがなくなります。

全てのことが当たり前ではないことに気づき、感謝できる

 他人に期待することを止めると、どんなに難しいことを相手に課していたのかが客観的にわかるようになります。

 時には自分だけでは解決できないこともありますよね。そんな時に他人に助けてもらうとそのありがたみを痛感するでしょう。

 また、他人に期待していない分、感謝の気持ちも大きくなります。

 助けてもらえるということは当たり前ではなく、感謝しなければいけないことだと気が付くようになるでしょう。

※感謝の気持ちを上手に伝える話し方についてはコチラの記事を参考にしてください。

 

www.wakatusmile.com

 

人間関係におけるトラブルが減る

 他人に期待しないでいると、何かをしてもらった時に当たり前と思わず感謝できるようになり、人間関係を友好に結べることが多くなります。

 人に期待するとそれが上手くいかなかった時に「裏切られた」「信じていたのに」と解釈し、相手への不満があふれ出します。

 相手にとってもその気持ちが負担となり、関係が崩れやすくなるのです。

    人に期待しないことで、どのような関係性の人とも上手くいきやすくなります。

「~はずなのに」という思考に要注意

 自分の能力に対して過大な期待を抱きすぎていると、満足にできないと感じる度に苦しくなって、つらくなってしまいます。

落ち込みやすい人の思考は、

「相手に影響を与えられるはずなのに…

「相手の意識が変わるはずなのに…

「認められて当然のはずなのに…

 といつもこんな調子で、逆に期待どおりの反応が得られると、嬉しくて舞い上がります。

 常に一喜一憂し、その落差に気分が乱高下し、心が疲れてしまいます。

 気遣いで心が疲れやすい人は、自分や他人に対して、いろいろと期待をしすぎます。

 そして期待どおりにならずに落ち込んでしまいます。

 言い換えれば、無意識のうちに、誰かに自分の機嫌をとってほしいと期待して、自分の機嫌を自分でコントロールできなくいなっているのです。

本日のまとめ

人に期待してしまう心理

・人を信用しすぎる

・他人への依存度が高い

・都合の良いように解釈してしまう癖がある

 

人に期待しないでいることのメリット

・無駄に傷つくことや、怒ることがなくなる

・全てのことが当たり前ではないことに気づき、感謝できる

・人間関係におけるトラブルが減る

 

「~はずなのに」という思考に要注意

「相手に影響を与えられるはずなのに…」

「相手の意識が変わるはずなのに…」

「認められて当然のはずなのに…」

 といった「~はずなのに」といった思考をしていると、期待どおりの反応があると、嬉しくなり、期待外れの反応だと気分が落ち込むことになる。