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【なぜ、人は言いなりになるのか?】人を動かすには「命令」ではなく「質問」をする

人を動かすには命令よりも質問がよい

命令は上位の立場の人から、下位の立場の人に向けられるものです。下位の立場であれば、命令には従うしかありません。しかし、その命令の内容が、自分の考えとは違ったときは、気分良く従うことはできません。本日は、人を動かすには、「命令」ではなく「質問」することが効果的であることを解説しています。

 

命令ではなく質問が良い理由

 職場で、上司が部下に

「あれをせよ!」

「そうしてはいけない!」

と命令をすることがあります。

 上司の命令は絶対なので、部下は従わざるをえません。これも人を動かす1つの方法です。

 しかし、命令を受けた部下は、気分が良いものではありません。

 時には、自尊心が傷つき、反感の感情が湧くこともあります。押しつけがましい命令は、後にしこりを残します。

 

 好ましい人間関係というのは、「自分で考えさせる」「自分で気づかせる」ところから始まるのではないでしょうか。

 イギリスのことわざに、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」というものがあります。

 水を飲むかどうかは馬の意思です。

 「連れて行く」だけで、それ以上のことはあえて強制しないことが肝心です。

 

自分で考えさせたり、気づかせたりするために 

「これでうまくいくだろうか?」

「こうしてはどうだろう?」

と質問をするだけにしてみてはどうでしょうか。

「だろう?」と尋ねるのが、「連れて行く」ということに相応します。

だからといって、「こうして」と、強引に水を飲ませようとしない方法です。

 質問は、相手に考えさせることで、自主的に行動をさせることができます。

 質問は命令と違って相手の自尊心を傷つけることがないため、協力的にさせやすくします。

※人を動かす質問について詳しくはコチラの記事を参考にしてください。

 

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「命令形式」と「質問形式」の比較

校内で迷惑駐車をしている学生に対して、車をのけさせたい

「命令形式」

教師

×「車をどけろ!今すぐに!のけなければ、ロックしてしまうぞ」

 悪いのは学生です。しかし、このような言い方をすれば、学生は自尊心が傷つき、反発心が芽生えるでしょう。

 周囲の学生にも影響します。後に、学生たちの教師に対する態度が悪化する可能性があります。

「質問形式」

教師

「この車をのけてくれたら、他の車の出入りが楽になるのだが、どうだろう?」

 このように、質問することで、学生は自ら考え、自分の車が迷惑になっていることを素直に認めることができます。

 学生は、車を動かして、協力をしたいという気持ちになるでしょう。

部下が作成した提案書を直させる

「命令形式」

上司

×「こういう書き方をしては、いけない!これはダメだ。直すように!」

 部下は自分がダメな人間と言われているような気がして落ち込みます。場合によっては、自尊心が傷つき反発心が生まれます。

 いずれにしても、「言われたから仕方ない」という義務感から提案書の手直しをすることになります。

「質問形式」

上司

〇「ここの書き方は、こう書いたら、もっと良くなるかもしれないが、どうだろう?」

 部下は「どうだろう?」と問いかけられることで、一旦、自分で考えることができます。

 自主的に手直しをしようという気持ちになります。

叱責するとき

×「だから言ったじゃない。私の言うとおりになったでしょ」

×「うまくやりたかったら、どうして言われたとおりにしないのよ」

つい、このような言い方をしてしまう場面があると思いますが、

〇「どうして、うまくいかなかったんだろう?」

〇「こういう方法もあると思うけど、どう思う?」

〇「だったら、どうすればいいんだろう?」

 という言い方をしたほうが、相手は失敗を受け入れやすいと同時に、次にどうすればよいかを考えることができます。

 

※叱るときの注意点や手順についてはコチラの記事を参考にしてください。

 

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※人を動かす方法についてはコチラの記事を参考にしてください。

 

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本日のまとめ

①上手な人の動かし方は「これでうまくいくだろうか?」「こうしてはどうだろう?」と質問することです。

 命令でも人を動かすことはできますが、命令を受けた方は気分が良くありません。人は強制されることを嫌います。命令は人間関係において、後にしこりを残すことがあります。

②質問することで、相手に考えさせることで、自主的に行動をさせることができます。

 相手は間違いを認めやすくなり、素直に行動に移すことができます。

③質問は命令と違って、自尊心を傷つけることがないため、相手に協力の気持ちを起こさせることができます。

 明らかな間違いを正す場合であっても、相手を非難するような言い方をせずに謙虚に対応します。

 ④上から目線で「教えよう」とするのではなく、質問をして考えるきっかけを与えるようにしよう。