何かの会に誘うと、やたらと質問してくる不安性の人
会話例
A「Bさん、今週の金曜日に軽く飲もうと思っているんだけど、どう?」
B「え?金曜日ですか。誰が来るんですか?」
A「まだ確定しているわけじゃないけど、○○さんと△△さんは来るかな。あと××さんも多分だけど…」
B「で、場所はどこになりますか?」
A「えーと、まだ予約はしてないけど…」
B「そのあと、2次会とか行ったりします?」
A「まあ、そのときでないと、わからないけど…」
Bさんのように、飲み会や食事会に誘うときに「ハードル」の高い人は、誘いにくいものです。
また、誘ったとしても、そのときに面倒くさいリアクションをされると、次の機会には敬遠したくなります。
よくあるパターンが、会話例のようにやたらと細かく質問してくる人です。
こちらの誘いに対してOKか否かの返事は保留にしたまま、追加情報をどんどん求めてくるタイプです。
面と向かっての会話ならまだいいのですが、メールやLINEでこれをやられると実に面倒です。
「誰が来るの?」
「会費はいくらかかる?」
「場所どこ?」
「何を食べる?」
などの回答を何往復もした挙げ句、最終的に「今回はやめておこうと思う」と断られたりすると「もう、次は誘いたくない」と思ってしまいます。
こういうタイプの人は、防御本能・警戒心が強すぎる傾向があります。
誘われたときに限らず、
たとえば
「休日は、何してるの?」と聞かれると、
「別に、何で?」と身構えます。
こちらはちょっとした社交辞令の一環として聞いているのに
「なんでそんな質問をするのか」
「何か売りつけるつもりじゃないだろうな」
「そもそもそんな私的な会話をする関係なの?」
と言わんばかりの表情を向けてきます。
このタイプの人は「行ってみて気まずい思いをしないだろうか」「自分だけ浮いてしまわないだろうか」といった不安でいっぱいになっています。
ですから、このタイプの人と付き合おうと思うなら、しっかりとフォローをしてあげる必要があります。
まず、相手が欲しがりそうな情報は最初から提供してあげましょう。
たとえば
「営業部の〇〇さん、あまり話したことないと思うけど、ちゃんと紹介するから安心して」
「19時くらいから飲んでいるけど、途中から参加してくれても構わないし、中抜けしても全然OKだからね」
といったひと言を添えてあげることで、相手の警戒心をゆるめてあげるのです。
当人同士でしかわからない内輪ネタで盛り上がる人
飲み会の席で、たまたま高校の同級生だった2人が
「うちが2年のとき、山田先生がさあ」
「あははは。やめてよ~、その話は(笑)」
などと2人はとても楽しげなわけですが、その場にいる他の人たちからすれば「山田先生っ誰?」となってしまいます。
かといって、2人で楽しそうに話しているのに
「その山田先生っていうのは?」と割って入るのも気が引けます。
もし、これが3人で話しているときに、自分以外の2人がお互いの間だけで通じる話を始めたら気まずいですよね。
食事や飲み会では、誰かが不愉快な思いで帰ることがないようにしたいものです。
このタイプが困るのは、対策が難しいからです。
先ほども言ったように「うちら」の関係にどっぷり浸かって盛り上がっている人に割って入るのはなかなか難しいものです。
特に、「うちら」側が多数である場合は多勢に無勢でどうにもなりません。
話に入れない少数派はあきらめて話が終わるのを待つしかないわけです。
これは職場の同僚の飲み会に他社の人を招いたときも同様なので、気をつけたいものです。
お店のスタッフに対する物言いが横柄な人
ただでさえ、横柄な口のきき方をする人、威張っている人というのは、不愉快です。
まして、お店に入って客という立場にあぐらをかいて態度が大きくなる人、というのはなんともイヤなものです。
たとえば
「生3つ。急いで持ってきて!」
などとぞんざいな言葉を使う。
挙げ句の果てには接客にクレームをつけて
「こっちは金を払っているんだぞ」
と言い出す。
これでは楽しい席が台なしになってしまいます。
お店のスタッフに対して横柄な人、すぐに「俺は客だぞ」とキレる人というのは
「自分は相応に扱われるべきだ」
という意識が強い人です。そして、
「自分は相応に扱われていない」
という不満を持っている人でもあります。
この落差をお金で埋めようとする人は多いです。特に、男性によくある傾向です。
「俺は不細工でモテなかったけど、がんばって努力したのでいまは年収3,000万円になった。だからみんなにチヤホヤされるべきだ」
といった昔からのコンプレックスまで加わると、さらに面倒なことになります。
こういうタイプに対しては「横柄に振る舞うあなたは尊敬できない」という態度をビシッと示すことがいい薬になります。
一緒にいる人が横柄な態度をとったら、
「そういう言葉遣いは不快だからやめてほしい」と言いましょう。
言えなければ、黙って不快感を表明するのも良いと思います。
ただし、一緒になってクレームに乗っかったりしてはいけません。
「店員の教育がなってないよね」
「最近、こういう店増えたよね」
などと話を合わせるのもよくありません。
間違っても同調しないようにしましょう。
※やってはいけない!上から目線な話し方についてはこちらをご覧ください。