話していて楽しい人の特徴
笑顔で接してくれる人
初対面の人と話すと疲れてしまいます。これは相手に遠慮して話していいことと話してはいけないことを区別して話しているからです。
では、どのような人であれば緊張せずにありのままの自分で過ごせるのでしょうか。
それは笑顔が多い人です。笑顔が多ければ自然と相手も笑顔になります。笑顔は友好的というアピールなので、心の距離を縮める効果があります。
結果、打ち解けやすくなり、ありのままの自分で過ごせるようです。
聞き上手な人
話していて相手が良いタイミングで相槌を打ってくれたり、良い質問をしてくれたりすると話しやすくなります。
こうした聞き上手な人は、一緒にいて楽しい人と言えるでしょう。
人間の欲求の1つに承認欲求があります。承認欲求を満たしてあげることで楽しいという感情を抱いてもらいやすくなるのです。
否定せずに、受け止めてくれる人
話していることを否定されてしまうと、話していても楽しくありません。
反対に意見を否定せずに、受け止めてくれる人は、話していけないことを考える必要はなく素直に話せます。
何でも気楽に話せるので、話も弾みやすくなります。いろいろなことを話している内に、相手のことが良く分かってきます。
自分のことをよく理解してくれる人と一緒にいるとリラックスできるので、一緒にいて楽しいと思うのでしょう。
聞き上手になるための「4つのコツ」
話を上手に聞いてくれる人というのは、誰にとっても「話していて楽しい人」です。それだけに、仕事でも恋愛でも、よく「モテ」ます。
また、そのことに多くの人が気づいているからこそ、「聞き上手になる」ことをテーマとした本や記事などが増え、「傾聴」やカウンセリングの技術にも注目が集まっているのでしょう。
頭を空っぽにして相手に同化する
カウンセリングの世界では、相手の話を聞くときは、相手の気持ちに同化するのがいいとされています。
イメージとしては幽体離脱して相手の身体に、すっと入って、同じ風景を見る感じです。
しかし、慣れるのには時間と経験が必要です。人は他人の話を聞いているときでもずーっと頭の中でいろいろ考えてしまっているからです。
自分が次にしゃべることを常に考えている人は
「うーん、それは違うんじゃないかな?」
「うわ、こんなこと言っちゃってるよ」
(次はこの話、しようっと)
などと考えていて、話が終わるのを待ちかねたように、
「あ、そうなんだ、でね……」
と自分が考えていたことを話し始めてしまいます。
これでは「あなたの話なんて聞いていませんでした」と言っているようなものです。
なので、なるべく自分の考えはお休みにすることが大事です。
リアクションを大きめにする
「ちゃんと聞いているよ」ということを伝えるために、目をきちんと見て、うなずきは大きく、そして笑顔を忘れないようにしましょう。
いつもよりオーバー目にリアクションをとるだけで相手はうれしいですし、身体を動かすと自分としても気持ちがほぐれます。
うなずきについては、ちょっとしたテクニックもあります。
小刻みに「うん、うん…うん、うん」というよりも、じっと聞いていてごくたまに「そうなんだー!?」と大きくうなずきましょう。
実感がこもるうえに、相手としてもセカセカした気持ちになりにくいようです。
まず自分が落ち着く
自分が緊張すると、相手も緊張します。緊張は伝染するのです。ですから、相手のためにも、自分が落ち着ける環境を作りましょう。
たとえば座席の位置。正面で向き合うと視線の置き所に困る、という人も多いでしょう。
そういう場合にはカウンター席のように並んで座れる場所を選びます。
相手が自分の右側に来るか左側に来るかで、リラックス度が変わるのであれば、より落ち着くほうを選びます。
テーブルの角の席に斜めになって座るのもおススメです。
聞き上手になろうとして、自分がパニックってしまうというのは最悪の状況。落ち着いて聞くためには自分のコンディションについても十分気を配ることです。
沈黙を怖がらない
「会話が途切れるのは気まずい」と感じて、相手の言葉が途切れると「とりあえず何か言わなくては」と考えてしまう人も多いはずです。
相手が黙り気味のときに、無理に話題をつなごうとしない勇気もときには必要です。
相手はこれから話すことを、じっくりと考えているだけかもしれないからです。
沈黙を怖がらず、それでも相手の話への集中を途切れさせないように、黙って笑顔で「それで?」と促すのも効果的です。
本日のまとめ
話していて楽しい人の特徴
・笑顔で接してくれる人
・聞き上手な人
・否定せずに、受け止めてくれる人
聞き上手になるための「4つのコツ」
・頭を空っぽにして相手に同化する
・リアクションを大きめにする
・まず自分が落ち着く
・沈黙を怖がらない