言い方がきつい人の特徴とは?
コミュニケーションをとるのが苦手
「言い方がきつい人」のなかには、話すのが苦手な人が多くいます。
特に、コミュニケーションが苦手な場合、きつい言い方になることがあります。
どう相手に接していいか分からないため、無意識のうちに「ぶっきらぼう」な態度になってしまうのです。
無意識にきつい言い方になっているため、本人には、他人を傷つけている自覚も悪気もありません。
せっかちな性格
自分のペースで物事を進めたいので、焦ってきつい言い方をしてしまいます。
人の意見を待っていられないため、それが、自分の意見を優先したような、きつい言い方に見えてしまうのです。
優柔不断な人や、のんびりした人を見ると、イライラして当たってしまうことも、しばしばあります。
自分本位で相手の気持ちを考えられていない
悪気はないのですが、相手のことを考えていないので、きつい言い方になってしまう人もいます。
このタイプの人は、相手にどう思われてもいいし、全く気にならない傾向があります。
人の気持ちに鈍感で、相手を思いやることができず、傷つけてしまいます。
言い方がきつい人の対処法
距離を置く
「言い方がきつい人」の言葉に傷ついてしまう人は、距離を置くようにしましょう。
人は他人に言われたからといってすぐに性格を変えることはできません。
職場でも、直接業務に関係のない人ならば、適度な距離を保つことで回避できます。
聞き流す
仕事などの関係で、どうしても避けられない場合は、要件だけ聞いたら、あとは切り上げてしまいましょう。
話を続けてしまうことで、言い方がきつい人は相手の揚げ足をとろうとしたり八つ当たりが始まってしまうからです。
一度話を聞いてしまうと、この人は聞いてくれる人だと思われて、格好の餌食になってしまうので、聞き流す努力をしましょう。
冷静に話し合う
相手が「言い方がきつい」からといって、こちらが感情的になって、自分もきつい言い方で応酬するのはNGです。
「言い方がきつい人」は自覚や悪気がない場合が多いので、きつい言い方に傷ついたということを、冷静に伝えてみるといいでしょう。
きつい言い方は人を傷つける
仕事に忙しく、自分のことで精一杯。目先のことに追いまくられて焦っているときに相談ごとを持ちかけられて、ついぶっきらぼうな返事をしてしまいます。
×「だから」、どうしたっていうんですか」
×「知らないわよ、そんなこと」
×「大変ね。あなたひとりで頑張ってね」
と、ひとこと。
こういう言い方をされると、相手には辛いものがあります。
相談をもちかけるのは「この人なら、話だけでも聞いてくれるはずだ」と信じているからであり、それだけ親しみを感じ信頼もしている証です。
「だからどうしたの」と冷たく突き放されたのでは傷つきます。
相手は忙しそうにしていることに気づかず、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と安易に声をかけてしまったのだから、自分が悪い。
それも十分に理解していても、「だからといって、あの言い方はないじゃないか」と、文句めいた気持ちにさせられます。
忙しいときは心のゆとりを失い、相手の心を傷つける突き放した話し方をしてしまうことが少なくありません。
どんなに忙しくても心のどこかにゆとりがあれば、つっけんどんな言い方ではなく、
○「今、手を離せない用件があるので、後でゆっくり話を聞くから、それでいい?」
といえます。
自分も相手の都合を慮って、
○「手があいたときに、ちょっと話を聞いてもらえない?後でいいから」
といえます。
お互いに、いい話し方になります。
心にゆとりがなくなると、人は「今」しか見えなくなります。だから「今、話を聞いて。今すぐに」「今はダメ、とにかく今は」と、自分の都合の押し付け合いになります。
そのとき、「後で」という言葉を忘れてしまいます。
心にゆとりがあれば
○「仕事が終わってから」
○「今度の休日に」
という言い方があることに気づくはずです。
手を広げて深呼吸をしたり、しばし空を眺めたり、風邪の音に耳を傾けたり…それだけでも、ゆとりは心に戻ってきます。
「今はダメ」「ひとりでがんばれば」などと突き放した言い方で、相手の気持ちを傷つけなくて済みます。「後でいい?時間を作るから」という言い方ができます。
本日のまとめ
言い方がきつい人の特徴
・コミュニケーションをとるのが苦手
・せっかちな性格
・自分本位で相手の気持ちを考えられていない
言い方がきつい人の対処法
・距離を置く
・聞き流す
・冷静に話し合う