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【失敗しない、ご近所との付き合い方】メリット・デメリットとは?

ご近所付き合いのメリット・デメリット、コツについて解説しています。

本日は、ご近所付き合いのメリット・デメリット、ご近所さんと上手くつきあうためのコツを紹介しています。そして、ご近所との会話で気をつけたい言い回しを紹介しています。良好なご近所付き合いに、ぜひ役立てていただければと思います。

 

 

ご近所付き合いのメリット

体調不良や怪我のときに助けを求められる

 小さな子供やお年寄りがいる家庭では、体調不良や怪我のとき助けを求められるというメリットもあります。

 たとえば、新米ママさんが、夫が出張中に小さな子供が熱を出したというときに、ご近所の先輩ママさんに助けを求めることができたケースがあります。

 また、災害時にはご近所同士で助け合うことは、とても大切なことです。

 普段から、コミュニケーションがとれていれば、日常でも有事でも、困ったときに助け合うことができます。

 何かあったとき助けを求められる人が近くに住んでいるというのは本当に心強いものです。

不審者などの情報共有ができる

 ご近所の人と交流があれば、例えば

「〇〇公園で不審者が出た」

「この前怪しい勧誘の人が来た」

など、情報を共有できるものもメリットです。

 一人暮らしの年配の方や女性にとっては、防犯上、大きな手助けになるでしょう。

 近隣との強固な繋がりがあるところには、不審者も入り込みにくくなる雰囲気が漂うものです。

ご近所付き合いのデメリット

気を遣わなければならない

 色々と気遣いが必要になるのもご近所付き合いというものです。

 たとえば、仲の良いご近所さんが嫌っている人と自分が仲良くしている場合、お隣さんにはこのことは内緒にしておこうというようなことも増えてくるかもしれません。

 また、おすそわけやお土産をいただいたら、いただきっぱなしというわけにはいかなくなります。

 このように、親切にされることで、負担になるケースがあります。

詮索される

 子どもの受験、夫の学歴、収入など、いくら仲が良いご近所さんだとしても、話したくないことは誰しもあるものです。

 ご近所さんが、あれやこれや詮索好きな場合、悪気はなくても困ってしまいます。

 お互いのプライバシーは大切にしたいものですよね。

ご近所と上手く付き合うコツ

マナーはしっかり守る

 どんなに仲が良くても「親しき仲にも礼儀あり」です。

 相手の家庭に関することに、ズケズケと土足で踏み込んではいけません。

 相手が話しづらそうだなというときは聞かない、よほどの急用でない限りは訪問時間に気を付ける、相手が興味なさそうなことは無理に勧めない、などのマナーが大切です。

程よい距離感を保つ

 親しき仲にも程よい距離感が必要です。

 関係が密着しすぎれば、どんなに気の合う者同士でもギクシャクするきっかけが生まれやすくなります。

 ご近所間の究極のマナーは突き詰めれば、程よい距離感を保つことと言っても過言ではありません。

 他人の家にはその家なりのルールやくつろぎの空間があるものです。そこに口出しをしたり介入したりすることは、避けなければなりません。

協力し合う、助け合う意識

 協力し合う、助け合うという意識を持つことで程よい距離感が保てます。「お互い様」の精神で、関係を保つことが大切です。

 ご近所付き合いは、ライバル同士ではなく、敵対し合う相手でもありません。

    協力し合う、助け合う意識が根底にあれば良好な関係を築きやすくなります。

ご近所との会話で気をつけたい話し方

「大丈夫?」のひと言に注意

まさにいま風邪をひいている人や、病み上がりの人に、つい

×「お体、大丈夫?」

と言ってしまいがちです。

 

しかし、実は、

「病気をしていたのだから、大丈夫なわけがないでしょ」

「みんなに、『大丈夫?』と聞かれて、『大丈夫じゃない』なんて言えるわけない」

と、「大丈夫?」は、辛い言葉として受け止められていることがあります。

心配されているというよりも、病気の私より優位に立って言われているのではないかと思う人もいるでしょう。

 

「大丈夫?」と声をかけるほうも、相手から「大丈夫」という返事が返ってくることを前提にしていることが多いです。

万が一「大丈夫じゃない」と言われたら、何て言っていいのか戸惑ってしまうのではないでしょうか?

できることもないのに、見るからに大丈夫じゃない人に対して「大丈夫?」と声をかけるのは、無責任でとても失礼なことです。

 

たとえば、つまずいて転んでしまったとき、さっと起きあがって早く立ち去りたいのに、近所の人に「大丈夫?」と言われるよりも、さっと手を差し伸べて起こしてくれるとか、散乱した荷物をまとめてくれたほうが、どれほどありがたいかわかりません。

 

本当に心配しているなら、言葉より先に、手や足が動くものです。

役に立ちたいのなら行動で示すか、

○「お体の具合はいかがですか?何かできることはないですか?」

と聞いたほうが、よほど気がきいています。

そして、

○「季節の変わり目なのでお体をお大事に」と添えるか、場合によっては体を支える、荷物を持つなどの労りの行動をとりたいものです。

本日のまとめ

近所付き合いのメリット

・体調不良や怪我などで助けを求められる

・不審者などの情報共有ができる

 

近所付き合いのデメリット

・気を遣わなければならない

・詮索される

 

ご近所付き合いのコツ

・マナーはしっかり守る

・程よい距離感を保つ

・協力し合う、助け合う意識