感謝しない人の特徴や心理
根本的に感謝の気持ちが欠けている
やってもらって当たり前の人は、感謝の気持ちが欠けている傾向があります。
「ありがとうという手間がめんどうくさい」「感謝の気持ちを表すのが恥ずかしい」
というだけならともかく、根本的に感謝の気持ちが欠けている人は恩を仇で返してくるような言動を平気で行うものです。
たとえば、以下のような言動に思い当たりがありませんか?
・割に合わないことに時間を割いて対応したのに感謝されないどころか文句を言われる
・自分の思い通りにいかないと不満を表してくる
・他人の努力や苦労を労ることなくダメ出しばかりしてくる
こういった人は、他人が労力を割いたことに対しても無頓着なので「他人にやってもらえるのは当然と思い違いしている人」と感じさせてしまうでしょう。
日頃の細かいコミュニケーションを怠りがち
やってもらえて当たり前の人は、そもそもの日頃の細かなコミュニケーションを怠りがちです。
具体的には、
・挨拶をしない
・細かいことで「ありがとう」「ごめんなさい」と言わない
・細かな連絡に対して回答を返さない
など、他人に対して「この人は他人の行動を一切見てないのでは?」と疑わせるようなコミュニケーション不足が日頃より目立ちます。
逆に日頃より細かいことコミュニケーションで他人の行動に対して反応をくれていたり、細かな感謝や謝罪の気持ちを伝えることが習慣づいてる人は、他人に「やってもらって当たり前の人」とは思われないはずです。
こちらからもしているという思いがある
色々なことを相手にしてもらっているとしても、「こちらからもしているから大丈夫」と思い込んでいるケースがあります。
ところが回数などから考えると、相手からしてもらっていることの方が断然多い場合もありますよね。
このため、今までに相手がしてくれたことに対して、振り返る時間を持つことが大切です。
感謝しない人の対応の仕方
あれやって、これやってと細かいことまで注文を突き付けてくる人がいます。
しかも、親しくなるほど、その傾向が増してきます。それが当たり前のように勘違いしているのです。
頼まれた側は、最初は応じるでしょうが、しだいにウンザリしてきます。
こちらが爆発する前に気づかせるには、どんな話し方がいいでしょうか。
【良くない例】
「朝の電話をしてくれって言っているだけだよ。いいじゃない。いままで、やってくれたのに、何でやってくれないの?」
「私は、あなたのお母さんじゃないのよ」
「それ、どういうこと」
「朝、自分で起きられないなんて最低よ。そんなのはお母さんにやってもらって」
これは付き合っている男女の会話ですが、モーニングコールだけではありません。
一緒に食事をすると、「水が欲しい」とか「醤油かけて」とか「コート取ってきて」とか、何かにつけて細かい要望が増えてきたりします。
対応する側は、しだいに「そんなことくらい、自分ですればいいのに」と思うようになります。
この場面のように、ウンザリして、ついキツイことを言ってしまうかもしれません。
イライラしているときや疲れているときは、どうでもよくなってキレてしまうこともあるでしょう。
【良い例】
「ごめんなさい。今日から、逆転してみない」
「逆転って?」
「あれやって、これやって、と言えば何でも聞いてくれる人がいると、あなたの将来、その結末がどうなるか、いままで一度も聞いたことがないでしょ?」
「うん。聞いたことないなぁ」
「一人では生きていけない、何にもできない不能な人間が出来上がる。そして、あなたの用要望を誰も聞いてくれなくなる。あなたの言うことを誰も聞いてくれなくなってもいい?」
「それは、嫌だね」
「でしょ。だから、今日から、逆転しましょ。今度は、あなたが私に尽くす番ね」
これは「リンキング」という会話テクニックです。相手が絶対に避けたいと思っていることと、現在、やっていることをリンクさせるわけです。
この場合、あれやこれや細かいことを頼んでいることと、将来、誰も言うことを聞いてくれなくなるという結末をリンクさせています。
この会話で、すぐに要望をやめるとは思えませんが、相手の心に小さな気づきと変化をもたらすことができます。
くり返していると、その小さな変化はやがて大きな変化となり、いい人間関係につながっていきます。
「今日から、逆転してみない?」
「いままで一度も聞いたことがないでしょ?」
「あなたの言うことを誰も聞いてくれなくなってもいい?」
と質問しながら気づかせることがポイントです。
※マザコン男の特徴と対処法とは?
本日のまとめ
感謝しない人の特徴と心理
・根本的に感謝の気持が欠けている
・日頃の細かいコミュニケーションを怠りがち
・こちらからもしているという思いがある