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【根に持つタイプはめんどくさい!?】過去を蒸し返す人の心理と対処法

根に持つ人(過去を蒸し返す人)の特徴について解説します。

本日は、根に持つ人(過去を蒸し返す人)の特徴と心理や対処法について解説しています。職場や学校で根に持つタイプがいる人には必見な内容になっていますので、気になった方はぜひ活用してみてください。

 

根に持つ人(過去を蒸し返す人)の特徴と心理

記憶力が良く、昔のこともよく覚えている

 根に持つタイプの人は、記憶力が良いのが特徴です。多くの人は時間とともに忘れてしまうようなことも、根に持つ人はよく覚えています。

たとえば

男女の関係を例に挙げると、

「出会った頃は30歳までに結婚したいって言ってたじゃない!」

 そんなふうに根に持つタイプの女性に詰め寄られる男性も少なくありません。

    記憶力がよく、特定の内容に対して執着し、何かにつけて蒸し返してくるのも根に持つ人の特徴です。

 ネガティブ思考で、悪い方向に捉えやすい

 根に持つ人は「今の言葉の裏にはどんな意味があるのだろう…」と相手の心理を深読みしすぎてしまうケースがあります。

たとえば、職場で

「同僚の○○さん、すごいよね!」

と誰かが言えば

「○○さんはすごくて、自分はダメなんだ…」

と、必要以上にネガティブな発想になることもあります。

    根に持つ人は何でも悪いように考える傾向があります。

傷つきやすい

 ナイーヴで人の言動に左右されやすいのも根に持つタイプの人の特徴です。傷つくことがあると、その度に深く悩みがちです。

 傷ついた気持ちが、次第に相手を恨んだり、憎んだりする気持ちに変わる人もいます。

 ときには、善意の声掛けにもかかわらず

「あの人は私を利用しようとしているんじゃないか…」

という妄想をしてショックを受けることもあります。

 あまり他人の言動を気にし過ぎると、自分の心が病んでしまう原因にもなります。

根に持つ人(過去を蒸し返す人)の対処法

 ちょっと言い争いになったとき、つい過去のことを蒸し返す人がいます。そのときの争点とはまったく違うことで相手を責めるのです。

 

 たとえば、週末のデートのことで言い合いになっているとき、

「去年、私が風邪で寝込んでたとき、私に内緒で合コンに行ってたこと、まだ許してないんだからね」

 と言ったりします。このように、昔のことを蒸し返して、人を責めるのです。

 

 しかし、過去のことは変えようがありませんから、責められた人は反論できません。

過去のことを何度も蒸し返す人は、執念深くて、いつまでも根に持っています。

 傷つけられたという意識が、いまだに癒せていないケースもあるでしょう。

    相手をやり込めることで、癒されていない悶々とした気持ちを晴らそうとするのです。

    そのことに気づかせるのには、どんな話し方がいいでしょうか。

 

「良くない例」

「オレに内緒で合コンへ行ったこと、まだ許してないんだからな」

「それ、去年の話よ。もう終わったことでしょ。なに、蒸し返してるのよ」

「オレの心の傷は、まだ癒されてないんだよ」

「いつまでもネチネチと根に持ってるのって最低よ!もっと爽やかにシャキッとできないの?」

「できないね」

「ネチッこい人、大嫌いよ!」

「嫌いでけっこう!」

 

「ダメな理由」

 自分の言い分や気持ちを相手に伝えたいと思っている相手に、そのまま言葉にして

「ネチッこい人、大嫌いよ!」と言ってしまうと、相手を完全否定したことになります。

 とくに男女のカップルが話し方を間違えたことで大きな喧嘩に発展し、破局することはけっこう多いようです。

 過去を蒸し返してくる相手を、否定しないように気づかせるような話し方を考えたほうがいいでしょう。

 

気づきを与える話し方

 「オレに内緒で合コンへ行ったこと、まだ許してないんだからな」

「それ、去年の話よ。もう終わったことでしょ」

「オレの心の傷は、まだ癒されてないんだよ」

「そうか、まだ癒されていないのね。どんな傷なのか、私も一緒に考えるから教えて」

「よくわからないよ」

「じゃあ、聞くわよ。その傷は、

胸のあたりがキリキリと傷むような傷なの?

それとも、ぽっかりと穴が空いたような傷なのかな?

もしかすると、癒されていないと思い込んでいるだけの傷かな?」

「どうだろう?」

「じゃあ、数字で考えてみて?ゼロが正常値で、10が最大の痛みだとすると、その傷は、いま、どのくらいですか?」

「そうだな。8くらいかな」

では、一気に8を0にはできないけど、5か4くらいまでなら緩和できるかもしれない。やってみてもいい?」

「痛みが和らぐのならいいよ」

「では、目を閉じて。私が3分間ハグをしますから、黙って、ジッとしていてね」

 

ポイント

 相手の「心の傷がまだ癒えていない」ということを受けとめることが最初のポイントです。そのうえで、その傷を癒すことを考えます。

 

まず、いくつかの質問を投げかけてみます。

・その傷は、胸のあたりがキリキリと傷むような傷なの?

・それとも、ぽっかりと穴が空いたような傷なのかな?

・もしかすると、癒されていないと思い込んでいるだけの傷かな?

 

 過去の感情にとらわれると、どうして何度も昔のことを蒸し返しているのか、今の自分の感情が理解できなくなります。

 そんなとき、複数の選択肢を提供されることで、今の自分の感情に気づき、少しだけ冷静に気持ちを整理することができるようになります。

 

それができたら、次は曖昧な感情を数値化します。

「ゼロが正常値で、10が最大の痛みだとすると、その傷は、いま、どのくらいですか?」

 こんなふうに数値化することで、自分の心の傷が明確になるのです。

 

 それができたら、目標を共有します。この場合の目標は、「8の痛みだったのを、5か4くらいまで緩和する」ということです。

 目標が明確になると、2人で同じ目標に向かって進むことができます。

 

 ここでは、ハグをしています。スキンシップによって「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」と呼ばれているオキシトシンが分泌され、ストレスが緩和され多幸感が増します。

 

※嫌われてしまう話し方とは?嫌われない話し方をしよう。

 

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本日のまとめ

根に持つ人(過言を蒸し返す人)の特徴

・記憶力が良く、昔のことも良く覚えている

・ネガティブ思考で、悪い方向に捉えやすい

・傷つきやすい