人と話している最中に独り言をつぶやかない
人と話している最中に、独り言をブツブツ言いはじめる人がいます。その様子を見ている側とすれば、あまり印象はよくありません。
ある職場の上司も、そんなタイプの一人でした。部下が仕事の状況を報告します。
すると、その上司は、部下の報告を聞きながら、
×「ああ、困ったよなあ。どうすればいいんだろう?まいった、まいった」
などと独り言をブツブツ言いはじめるといいます。
部下とすれば、「文句があるなら、面と向かって私に言ってほしい。独り言でブツブツ言われると、イヤな気持ちにさせられる」という気分になります。
ある夫も、このタイプの人です。
食事をしながら、妻の前で、
×「あーあ。ダメだ、こりゃあ。どうしようもない」
といった独り言をブツブツ言うクセがあるそうです。
夫は必ずしもそういう気持ちはないのかもしれませんが、妻とすれば、「私に何か不満をもっているのかという気持ちにさせられる」と言っていました。
人の前で、ブツブツと独り言を言うクセは直すほうがいいと思います。
相手をイヤな気持ちにさせたり、また相手に誤解を与えたりする原因になるからです。
もし相手に何か言いたいことがあるなら、それを相手に直接伝える話し方をするほうがいいでしょう。
また、何かほかに悩みごとがあるのなら、それを、
○「こんなことがあって、まいったよ。どうすればいいと思う?」
と相談するかたちで相手に伝えるのがいいでしょう。
そうすれば、人間関係に問題は起こらないと思います。
独り言が多い人の特徴
寂しがりやで誰かに構ってほしい
無意識に言葉がこぼれるのは、孤独感が原因ということが多くみられます。
誰かと一緒にいたい、誰かと話したい、そんなコミュニケーションへの欲求が無意識のうちに独り言になって現れます。
「今日はこんな嫌なことがあって…」なんて誰かに聞いてほしくて、そのままぶつぶつ独り言になります。
寂しがり屋でかまってほしい思いが独り言に変わるのです。
とても神経質で心を落ち着かせたい
普段の生活には様々なトラブルがあって、なにかと心がすり減ることがたくさんあります。
そんなとき、心を落ち着かせようと、自分におまじないをかけるように独り言をつぶやきます。
神経質で細やかな心の持ち主は独り言をつぶやきながら気持ちを整理して、心を落ち着かせようとする傾向があります。
自分が発した言葉で、順序立てて頭を整理、そして自分の言葉で自分自身を励ますのです。
プライドが高いので、人へのお願いごとが苦手
本来は誰かへ向けた言葉だったはずが、独り言としてつぶやきになって現れることがあります。
例えば、仕事で相手にお願いごとをする時、自分のプライドが邪魔して頼みごとが出来ず、ぶつぶつと独り言をつぶやく人もいます。
本来は会話をするはずが、言葉が相手に届かずに独り言に変化するのです。
そんな人が独り言を減らすには、まずは高い自尊心をなんとかすることが必要になるでしょう。
独り言を治す方法
周囲の人に指摘してもらう
独り言は周りからはよく分かりますが、中々自分では気づかないものです。人から指摘をされて初めて自分が独り言を話していることに気づく人も沢山います。
一番的確な対処法は周りの人に指摘してもらうという事です。
独り言を言われて困っている人に直接聞かないと治さなければいけないポイントもずれてしまいます。
「どんな事をつぶやいているんですか?」「どんな時に出ているのですか?」など詳しい状況を聞くと良いでしょう。
少し恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが自分自身や周りの人の為に勇気を出して聞いてみましょう。
独り言を言ってしまう理由を自己分析する
独り言を話してしまう理由には
・ストレスが溜まっている
・承認欲求の表れ
・思考を整理して落ち着かせたい
・コミュニケ―ションに不満がある
など様々なことが考えられます。
だからこそ自分自身で理由を自己分析する事が大切です。実際に思いついた事を紙に書いたりすると原因と対策を考えることが出来ます。
一人では中々出てこないときは誰かに相談すると良いでしょう。
※関連記事「ブツブツと、ぼやく人」愚痴や文句が多い人の特徴や対処法を解説しています。
本日のまとめ
人と話している最中に独り言を言わない
人と話している最中に独り言をいうと、周囲に不快な思いをさせてしまうことがある。
独り言が多い人の特徴
・寂しがりやで誰かに構ってほしい
・とても神経質で心を落ち着かせたい
・プライドが高いので、人へのお願いごとが苦手
独り言を治す方法
・周囲の人に指摘してもらう
・独り言を言ってしまう理由を自己分析する