裏表のある人の心理や特徴
自身の短所をよく分かっている
裏表のある人は、相手によって態度を変える傾向があります。
それは自身の短所や欠点をよく分かっており、そのマイナスの部分をさらけ出すと相手に嫌われてしまうと分かっているからです。
ですから、裏表のある人は嫌われたくないがために嘘をつくことが多くあります。人に合わせるためや見栄を張るために嘘をつくのです。
他者に嫌われたくない、よく見られたいという思いが強いがために裏表の性格となって表れるのです。
こうした言動はすべて自分の短所や欠点をよく分かっているからで、ある意味、自身を客観的な目で見ることのできる人と言えるでしょう。
自分に自信がない
裏表のある人は、自分に自信がない心理が強い傾向があります。
そもそも裏表がある人というのは、人によって態度や言動などをコロっと変える人のことです。
誰にでも表面的にニコニコしていて人当たりが良く見える人が、実際の本性は違っていて裏表がある、ただの八方美人だった…という場合が多いようです。
良い人だと思って仲良くしていたのに、実は影で悪口を広められていてショックを受けたという経験のある人もいるでしょう。
自分に自信があるのであれば、わざわざ人によって態度を変える必要はありません。
いつもありのままの同じ自分でいるとボロが出てしまう、自分の嫌なところを隠したいという思いから、自然に人によって態度を変えてしまうのです。
※自分に自信がある人の特徴と自信を持つ方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
その場の空気を読むのが上手い
裏表のある人は、その場の空気を読むのが上手いというのも特徴の1つです。
自分の表を出すか裏を出すかはその場の空気によります。
その場の空気にあわない発言をすれば、ただの空気の読めない人になってしまうからです。
人を守る為や、その場をやり過ごすための嘘をついたことのある人は多いはずです。
ですので、裏表のある人というのは「その場の空気や状況を読んで、TPOに合った対応ができる」という面があります。
しかし、その場の空気を大切にするあまり、人によって言うことが違っていたことがバレてしまうと、「あの場ではああ言っていたのに、あいつは嘘つきだ」と、逆に余計なトラブルを起こしてしまうということがあります。
※空気が読めない(KY)な人の特徴と対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
表裏のある人の対処法
同僚と飲んでいて上司の悪口で盛り上がる…ビジネスマンなら誰しも経験しているのではないでしょうか。
相手が上司では、ふだんは言いたいことも言えない‥。
酒の席ではタガが外れて、つい多弁になり、上司の悪口を叩きあう。
胸にたまっているものを吐き出せば気分はスッキリ、悪口は一種のストレス解消になるかもしれません。
人は自分が正しいと思いたがり、賛成してくれる人を常に求めています。
「あんな叱り方しなくてもいいよな」
「そうそう俺もそう思ったよ」
と同意してくれると、
「そうか、皆もそう思っていたんだ。自分だけじゃないんだ」
と自分の正しさを確認し、安心するのです。
仕事や人間関係でうまくいっていないときほど、上司の悪口で盛り上がったりします。
ところで、うわべは親しげにふるまい、裏に回ると相手の悪口を言いたい放題という人がいます。
本人の前ではいい顔をしている分、我慢していることも多いのでしょうが、親しい人の悪口を言っている人は、表裏が激しい人と思われて評価を落とします。
ましてや、友人の秘密までベラベラと喋ってしまう人は、口が軽いとしてまず信用されません。
それを聞いた人も、「自分のことで裏で何を言われているか」と警戒するでしょう。
ましてや、年がら年中、恋人や友人のことを悪く言っている人は、自分の恥をさらしているようなものです。
悪口はいいものではありませんが、人間関係を観察するには良い機会です。
社内やグループ内の影響力や力関係、交友関係、敵対関係など、裏側の世界を把握できます。
しかし大事なことは、そうした情報を得るために、つい気を許してこちらが喋りすぎないことです。
一緒に悪口を言っていた同僚が、あとで上司にこっそり伝えていたというケースも少なくありません。
噂話を聞くときは、その場限りの対話と割り切り、受け流す程度にとどめましょう。
調子を合わせて口の軽い人にいろいろと喋ったら、たとえ釘を差してもその情報は確実に広まります。
極秘情報、仕事とは関係ないプライベートなことなどは、漏らさないことです。
本日のまとめ
表裏のある人の心理や特徴
・自身の短所をよく分かっている
・自分に自信がない
・その場の空気を読むのが上手い
表裏のある人の対処法
表裏のある人には、極秘情報やプライベートなことは、話さないこと。たとえ釘を差したとしても、その情報は確実に漏れてしまうと思った方がいい。