「D言葉」が多い人は責任感が強い!?
「でも」「だけど」「どうせ」「だったら」‥など否定的な意味合いを帯びている言葉を「D言葉」といいます。
みなさんの身近に、このD言葉が口癖になっている人がいないでしょうか?
「田舎へ移住してみない?」
「新規プロジェクトを君に任せてみようと思うのだが、どうだ?」
「新車に買い替えようよ」
「一緒にスポーツクラブに入会しよう」
などといった、相手がもちかけて来る提案に、
「でも、難しいんでしょう?」
「だって、まだ準備ができていないし」
「だけど、時間がないから」
「どうせ、うまくいかないんじゃないの」
「だったら、あなたがやってみれば」
「でも」「だって」が多い人は、ダダをこねて、できるだけ自分に有利な方向へ話をもっていこうと駆け引きをしているように見えますし、もっと単純に、自分勝手なわがままで、甘えたところがある人のように見えます。
しかし、実際には、必ずしもそういった性格の人ではありません。
「でも」「だって」が口癖になっている人は、まじめで責任感が強く、失敗したくないという意識が強いのかもしれません。
そのために物事をネガティブに考えがちになり、「即決できない」「逡巡する」「優柔不断」といったことに陥ってしまいます。
その意識が「だけど」「どうせ」「だったら」という言葉になって表に出てくるのではないでしょうか。
「でも」「だって」の人は、むしろ根はいい人です。
ちょっと不器用で臆病なところもありますが、本質的には、まじめで責任感の強い人です。
「でも」「だって」といわれて傷ついたり腹を立てたりするのではなく、できるだけ長くつき合っていくことをおすすめします。
D言葉を使いながらも、穏やかで常識的な行動が出来る人であり、安心してつきあっていけます。
責任感が強い人の特徴
発言に一貫性がある
責任感が強い人は、発言に対しても責任感を持ちます。
一度言ったことを次々と変えるのは、誠実ではないからです。自分の発言をコロコロと変えないためにも、責任感が強い人は発言を大切にします。
たとえば、状況や相手によって意見を変えるような人は、仕事でもプライベートでも信頼できませんよね。
そういうタイプは、「やる」と引き受けたことでも、「事情が変わってできなくなった」とか、「忙しくてできなかった」と言いかねません。
言ってることがコロコロ変わることがないように、細心の注意を払うのが、責任感が強い人と言えます。
強い信念を持っている
責任感が強い人には、自分なりの価値観にもとづいた信念があります。
「こうあるべき」「こうなりたい」といった目標や理想があり、それをかなえようとする強い意志も持っているのが特徴です。
責任感が強い人の場合、原動力は信念になり、人が辛いことから逃げ出さない理由になるのです。
責任感が強い人は、強い信念を持つことで、問題から逃げずに立ち向かっています。
完璧主義で100点の出来を目指す
責任感が強い人にとって、「まあこの程度でもいいか」という妥協は受け入れがたいものです。
信念と理想を持っていて、それを完璧に達成することを目指しているからです。
そのために、つねにものごとには全力投球で臨みます。仕事をする時は、80点や90点では満足しません。
責任感が強い人は、常に100点の出来を目指そうとします。完璧主義だからこそ、100点以外の仕事はしないのです。
信念と理想を持っていて、それを完璧に達成することを目指しているからです。
そのために、つねにものごとには全力投球で臨みます。
※完璧主義な人の特徴については、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
リーダーシップを発揮する
ものごとを達成するには、ひとりの力では足りない場合もままありますよね。
たとえば仕事でも、自分だけが努力しても、ほかの人がいい加減であれば成し遂げられません。
そこで責任感が強い人は、集団の中ではみんなが同じ目標に向かって進めるよう、リーダーシップを発揮します。
リーダーシップを発揮することで、自分が課題から逃げずに解決する姿勢も見せることに繋がるでしょう。
自分が果たすべき責任から逃げないためにも、自分自身で鼓舞するために、責任感が強い人はリーダーシップを発揮するのです。
本日のまとめ
「でも」「だけど」「どうせ」といった「D言葉」が口癖の人は、責任感が強い人の可能性がある。
だから、「でも」「だって」‥と言われて、すぐに腹を立てるのではなく、長くつき合っていける方向を考えてみることも必要。
責任感が強い人の特徴
・発言に一貫性がある
・強い信念を持っている
・完璧主義で100点の出来を目指す
・リーダーシップを発揮する