懐が深い人とは?
感情的にならない人
感情的なってしまうと、相手を一方的に責めたり、周りのことが見えなくなったりしてしまうことがあります。
「懐が深い」人は、相手や状況を理解し、冷静に対応できる人でもあるため、感情的にならないことを意識しましょう。
偏見を持たない人
「懐が深い」人は、「こうに違いない!」と決めつけて考えるのではく、様々な可能性を考えながら、他者とコミュニケーションを取ることができます。
だからこそ、相手を理解する能力に長けているのです。
偏見や固定概念に縛られ過ぎず、広い視野で物事を考えることを大切にしましょう。
周りと比較しない人
「Aさんは企画力があるのに、Bさんには企画力がない」というように、人や物事を比較で考えようとすると、マイナスな部分ばかりが気になってしまいがちになります。
比較ではなく、その人自身や状況を見ながら、柔軟な思考で考えていくことが重要なのではないでしょうか。
懐が深い人の特徴
人の間違いを激しく責め立てない
懐が深い人は、他人のミスや間違いを一方的に責めたりしない、良い意味でのおおらかさを持っています。
なぜこのようなミスが引き起こされてしまったのか、相手を理解しながら今後同じような間違いが起きないように、一緒に考えてくれる人が多いです。
なぜなら、間違いをしてしまった本人が、一番つらく情けない気持ちであることを理解しているからです。
人の間違いをさりげなくフォローすることができます。
周囲への影響を考えて行動できる
懐が深い人は、良い意味で大らかなので自分の都合だけでなく、周りの状況を考えながら行動できる人が多いです。
常に物事の状況全体に気を配り、自分の行動が、他の人に対してどのような影響を及ぼすかを考えたうえで、冷静に行動を起こすことができます。
周囲の人が気持ちよく過ごせるように、自分の目的を達成しつつも、周囲への気配りも忘れないのが、懐が深い人の特徴の1つといえるでしょう。
相手の良さを素直に認めることができる
懐が深い人は、相手の才能や長所をきちんと受け止め、「素晴らしい」という気持ちを行動や言動に表すことができます。
むやみやたらにライバル心を抱いたり、ねたんだりすることはありません。
また、懐が深い人は、小さなことに拘らず、変なプライドを持っていません。
したがって、物事を素直に受け入れらる上に、感情的になったりすることがないぶん、適切な判断をできる人が多いです。
どんな相手とも良い人間関係を築いています。
※人間関係を築く上で大切なことについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
懐が深い人の話し方
私たちは他人に何かを頼まれたときに、やり方が分からなければ当然、尋ねます。
「ちょっと教えてください」と言って、基本的なやり方を習います。
でも、「あ、これならできるかな」と思うときは何も質問しません。
「自分のやり方でやってみよう」と思うからです。
それから何かを頼まれて引き受けたときには、仕事であれ家事であれ、それをやり遂げることが自分の役割になります。
「わたしの仕事なんだから、ちゃんとやろう」と思います。
そういうときに嬉しいのは、「任せたよ」という相手の言葉です。思わず「オーケー!」と弾んだ声が出ます。
したがって、「任せるよ」という言葉は相手の信頼感の表れと受け止めていいはずです。
これはこれで、とても嬉しいことです。
話し方として
〇「任せるよ」
とか、
〇「お任せします」
といった言葉は、たったひと言でもその場にいい区切りを作ってくれる効果があります。
そのかわり注意しなければいけないことがあります。
いい結果が出なかったときでも、任せたほうは文句を言えないということです。
×「キミを信頼して任せたんじゃないか」
とか、
×「こんなことなら任せるんじゃなかった」
という言葉は、せっかくの信頼感をぶち壊しにするだけでなく、任せた側の無責任さを示す言葉になるからです。
任せるからには、結果も含めてすべて任せるということです。失敗しても「しょうがないよ」と納得するということです。
それができる人は、相手のやり方を受け入れ、結果に対してそれほどこだわらない人です。
そのかわり、育てていこうという気持ちがあります。一度や二度の失敗で自信をなくさせるのでなく、何度でも挑戦して欲しいという気持ちがあります。
だから「任せるよ」と言えるのです。懐の深い話し方です。
本日のまとめ
懐が深い人の特徴
・人の間違いを激しく責め立てない
・周囲への影響を考えて行動できる
・相手の良さを素直に認めることができる
懐が深い人になるためには
・感情的にならない
・偏見を持たない
・周りと比較しない