神経質な人の特徴
こだわりが強い
神経質な人は、こだわりが強い傾向があります。
神経質な人は、とても細かいことに気が付くため、物事の少しの違いや変化に敏感に反応します。
仕事の場面で、こだわりが強さは良くも悪くも影響していきます。
商品開発などであれば、とても細かい違いにこだわるため、徹底的に良いものを作るという点では有用でしょう。
しかし、細かい違いにこだわりすぎて時間がかかるという問題につながるかもしれません。
神経質な人はチームプレーがあまり得意ではありませんが、一人用の仕事を任せる分には、よい仕事に仕上げることができる人も少なくないため、単独行動や一人仕事であれば素晴らしい働きをする人もいます。
配慮がある
配慮があるというのも神経質な人の特徴の1つです。
神経質な人は、細かなことによく気が付く分、人への配慮も細やかです。
人の顔色や周りの雰囲気を敏感に感じて、柔軟に対応したり、細かいことにまで配慮して行動をすることができます。
たとえば、人が具合悪そうにしてるのをみたら薬を準備してくれたり、心配して声をかけてくれたりします。
職場の雰囲気が悪いと、仕事上で何かトラブルがあったのだろうかと気を使ってくれたり、いろいろな変化に対して心配りをしてくれたりします。
マイナス思考
神経質な人の特徴の1つに、少しのことで動揺したり、物事を悪く解釈して、マイナス方向へ考える傾向があります。
ときに、ネガティブな態度やネガティブシンキングは、まわりのムードを悪くしてしまいます。
明るくていつも前向き、建設的で物事をいつも良い面からみることが出来るプラス思考な人にとっては、いつもネガティブな考えをもっていて、暗い人とか頭が固い人というように映ることがあるでしょう。
※【関連記事】悩みごとが多い人の特徴について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
神経質な人との付き合い方
ペースを合わせてあげる
神経質な人たちは、自分のペースを乱されることが非常に嫌いです。だからこそ、大事なことはペースを合わせてあげることです。
仮に仕事が遅いということがわかっているのであれば、余裕を持って仕事を頼みましょう。
急かせるような頼み方をしてしまうと、お互いがお互いに嫌悪感を抱いてしまうことになります。
臨機応変にできないからこそ相手のペースを守らせてあげながら付き合っていくことがいいでしょう。
評価していることを伝える
神経質な人たちは、周りの人間からどう思われているのかを気にする傾向があります。
ちょっとした何気ない一言ですごく嬉しい気持ちにもなりますし、ものすごく落ち込むこともあるのです。
だからこそ、好きなところを伝えたり、評価していることを伝えたり、感謝の気持ちを伝えたりといったことを積極的にやっていきましょう。
細かいことを気にする人にかける言葉
「神経質」「気にしすぎ」という言い方はNG
細かいことまでいちいち気にする人に対して
×「あなたは神経質なところがあるよね」
×「気にしすぎなんじゃないの」
といった言い方をする人がいます。
「〇〇質」というのは、非常に重い言葉です。体質、気質など、本人の努力では変えられないこと、持って生まれた特性のことを指すからです。
持って生まれたものは、自分で気づいていても、どうしようもないことが往々にしてあります。
ですから、持って生まれたものに対してどうこう言うのはよくありません。
○「細かい気配りができますね」
などと言い換えましょう。
同じように
×「気にしすぎだよ」
というのもよく使われる言葉です。
人格に言及した「神経質」に比べ、行為や動作について述べているので許されるかもしれませんが、これもおすすめできません。
何が気になるかというのは個人差があるからです。
味やにおいはもちろん、人間関係の機微についても、繊細な感性を持っている人もいれば、この点に関しては鈍感だ、という人もいます。
「気にしすぎじゃないの」というのは、自分の感じ方や基準を相手に押し付けている言葉です。
たとえば、
「あの人が顔色変えたんですよ、気分害したんじゃないかと思って」
という言葉に対して
×「気にしすぎでしょ」
と断じるのではなく、
○「そのときはそんなふうに見えたんですね」
といったんは受け止めましょう。
気にする人は、ひとつの発言や動作に集中してほかのことが見えてない可能性があるので、
○「それ以外の状況ではどんな人間関係でしたか?」
と質問をして視野を広げると効果的です。
本日のまとめ
神経質な人の特徴
・こだわりが強い
・配慮がある
・マイナス思考
神経質な人との付き合い方
・ペースを合わせてあげる
・評価していることを伝える
細かいことを気にする人にかける言葉
「神経質」「気にしすぎ」という言い方はNG
「神経質なところがある」 → 「細かい気配りができますね」
「気にしすぎでしょ」 → 「そのときはそんなふうに見えたんですね」
というように言い換えよう。