生活していると、どうしても嫌いな人、苦手な人は出てくるものです。本日は、嫌いな人と上手に付き合う対処法と嫌いな人に対して無関心になる方法について解説しています。嫌いな人とのつきあいで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
嫌いな人と上手に付き合う対処法
相手を変えようとしない
人は自分で変わろうと思わない限り、他人が変えることはできません。
「もうちょっと人の気持ちを考えて発言してほしい」と思い、それを本人に伝えたとしても、本人が変えようと思わない限りは変わらないのです。
ですから、嫌いな人と上手に付き合うためには、相手を変えようとするのではなく、自分の心持ちを変化させていきましょう。
相手の嫌いな部分への執着心を手放せば、自分の心もラクになります。
価値観の相違を受け入れる
嫌いな人と上手に付き合うためには、相手との価値観の違いを受け入れることも大切です。
「なんでこんな人なんだろう」と嫌な部分を意識するのではなく、「こういう人なんだな」と、価値観や考え方が違うことを受け入れるのです。
自分と全く同じ価値観、同じ考え方の人はいません。違うところがあって当たり前ですし、自分と違う価値観を知ることは、自分にとって新しい発見になるかもしれません。
相手の嫌な部分にとらわれていた感情がやわらぎ、嫌いな人を意識せず過ごせるようになるでしょう。
距離を置いて接する
どうしても嫌いな人であれば、相手と距離を置くのも効果的です。
連絡の頻度を減らす、会う回数を減らすなどして、相手と物理的に距離を置いてみましょう。
職場であれば、業務に関することのみでお付き合いするように心がけましょう。
「必要以上に関わりたくない」という態度で接していれば、相手も気がついて、不必要に話しかけてこなくなるかもしれません。
相手と距離を置くことで、嫌な気持ちから逃れることができるでしょう。
新しい人間関係をつくる
嫌いな人のことばかり考えてしまうときは、新しい人間関係をつくりましょう。
新しい人間関係を構築することで、仲良くなることがどうしてもできない苦手な人について考え続けるのではなく、他の仲良くなれる可能性のある人との新しい人間関係をつくっていくことに思いを向けられます。
職場に嫌いな人がいる場合は、プライベートで新しい趣味を持つのもおすすめです。生活に変化が生まれ、新たな楽しみを見つけるきっかけにもなります。
※人間関係を築く上で大切なことを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
嫌いな人に対して無関心になる方法
「今だけいい人になる」と割り切る
嫌いな相手や、自分を不愉快にする相手を増やさないためには、その人と接する時間だけ、「いい人になろう」と割り切って接するのもひとつの方法です。
嫌いな相手とずっと一緒にいなくてはいけないのなら話は別ですが、たいていの場合は嫌いな人といる時間は限られているはずです。
そのため、「短い時間だから我慢しよう」と自分に言い聞かせて、相手の話に付き合うようにするのです。
アパレルメーカーに勤めるG子さんは、ときどき、同じ業種の人たちと情報交換をするための交流会に参加しています。
しかし、その場には、以前職場で一緒だった嫌いな先輩もいます。
その先輩は、G子さんのいる会社から他の会社に転職したのですが、顔を合わせるたび、今のG子さんの状況を根掘り葉掘り聞き出そうとしたり、わざとらしく転職した今の会社の自慢をしてきたりするので、心底うんざりしていました。
そのため、G子さんは「交流会に行かなければ、こんな嫌な人と話さなくてすむ」と考えて、交流会に顔を出すことをやめようと思った時期もありました。
しかし、その先輩以外は皆いい人で、とても話が合います。そして、仕事の関係上、情報交換をしておくと後で必ず役に立つこともわかっているのです。
そこで、G子さんは、交流会の時間内だけは、その先輩の嫌な部分は忘れたふりをして、ごく普通に接することにしました。
ただ、
「今、会社の給料ってどれくらいなの?」
などと失礼なことを聞かれたときは、
「そういうことはお答えできません」とはっきり言うようにします。
また交流会が終わった後に
「二人きりで食事に行かない?」
と誘われても、
「これから用事があるので、すみません」
と丁寧に断って、交流会の時間以外は関わらないようにしました。
すると、相手の存在がそんなに気にならなくなったそうです。
嫌いな相手だからといって、露骨に避けようとすると、その人は嫌われていると感じてしまいます。
ですから、衝突を起こさないよう、自分が大人になって対応することが大切です。
本日のまとめ
嫌いな人と上手に付き合う対処法
・距離を置いて接する
・相手を変えようとしない
・価値観の相違を受け入れる
・新しい人間関係をつくる
嫌いな人に対して無関心になる方法
・「今だけいい人になる」と割り切る
嫌いな相手だからといって、露骨に避けようとすると、衝突の原因になる