非を認める人の特徴
器が大きい
非を認める人は「器が大きい」傾向があります。
会社内で何か不祥事がある時に、隠ぺいしている人を観ていると器が小さい人だと感じますよね。
一方で、始末しなければならないことをやり遂げ、引責辞任する人に対しては器が大きい人だと感じるものです。
責任を回避しようとする人が多くいます。だからこそ、非を認める人は、本当の意味での強さを兼ね備えています。
器が大きいことは、非を認める人の特徴の1つといえるでしょう。
嘘が嫌い
自分が間違っていることがはっきりとわかっているものの、それを認めたくないという人がいます。
このような態度は自分に嘘をついていることになります。
嘘が嫌いな人は、
「正々堂々と潔く事実を言わない奴は嫌いだ」
「嘘までついて自己保身に走るとは見苦しい」と考える人が多いです。
嘘つきが嫌いであるからこそ「自分は非を素直に認めよう!」という意識が強くなるのでしょう。
先のことを考える
非を認めずに、頑固を貫いても人間関係がこじれるだけです。そのため明るい将来は見えてきません。
しかし、先のことを考えて行動できる人は、そのような態度が良い影響を及ぼさないことを理解しています。
ですから、自分の非と認め、人間関係を良好にすることに努めるのです。
このような態度は非常に模範的であり、最良の益のために行動していることを示しています。
社会通念を理解している
「社会通念を理解している」のは非を認める人の特徴の1つです。
問題行動や問題発言をした時に謝罪をするというのは、社会的な常識です。このことをよく理解している人と言えます。
また、非を認める為には、何が問題行動や問題発言であるという事を理解している必要があります。
非を認められない人の中には、この感覚が欠如している人もいます。
例えば、社会通念上これは問題行動だということになれば、常識的な人は自分の非を認めるでしょう。
しかし、そのような通念を持たない人は「こんなことは大した問題ではない」「なぜ悪くもないことで謝る必要があるのか?」と思うことでしょう。
自分の非を認める人は周囲から好かれる
「さっさと謝れることは、仕事の成功に不可欠な一つの立派な能力である」
これは、成功哲学で有名なジョセフ・マーフィー博士の言葉です。
日常生活を送っていると、「ごめんなさい」、「申し訳ありませんでした」、「失礼しました」と謝罪することが絶対に必要な場面があります。
また、社会人なら、直接自分が悪くない状況でも、周りのために謝らなければならない場面もあります。
そういうときに、誠意のある謝り方ができる人は、「責任感が強い人」、「自分の非を認められる、潔い性格だ」と思われて、周囲から人望を集めることができます。
日本人というのは、外国人と比べてすぐ謝る傾向があると言われていました。
しかし、中には自分に非があるのに、
×「私はきちんとやりましたよ。誰かが確認を怠ったんじゃないですか」
などと他人のせいにしたり、
×「私は忙しくて時間がない中、一生懸命やったんですよ」
と言い訳したりして、自分のことを守ろうとする人もいます。
しかし、こういう何があっても絶対に謝らない人と付き合いたい人はいないため、謝れない人は、結局、周りに嫌われていくのです。
では、相手に反省している気持ちが伝わる謝り方とは、どのようなものでしょうか。
大切なのは、「謝ったほうがいい」と感じたときに、すぐ謝るということです。
たとえば、数人で仕事を請け負っているときに、ミスが発覚したとしましょう。
こういうときは、
×「自分はやっていない」
と正しさを主張したくなるものですが、それだと全員と対立してしまうことになります。
そこで、気付いた人が先に、
○「この書類の件に関しては、私にも落ち度があったと思います。申し訳ありません」
と謝ると、他の人も「実は、私も‥‥」と謝りやすくなることがあるのです。
こうなると、お互いに相手の非を許すことができて、その場の雰囲気もグッとよくなります。
つまり、謝るのは、早ければ早いほうがいいというわけです。
非を認められる人は、その誠実さが周りに伝わり、結果的に好かれることになるのです。
※自分の非を認めない人の心理と対処法について詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
本日のまとめ
非を認める人の特徴
・器が大きい
・嘘が嫌い
・先のことを考える
・社会通念を理解している
非を認める人は周囲から好かれる
非を認めて素直に謝罪することができる人は、その誠実さが周りに伝わり、結果的に人から好かれる