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話を遮る人の特徴と対処法:遮る理由と習慣の改善方法

話を遮る人の特徴と対処法を紹介

コミュニケーションは私たちの日常生活において極めて重要ですが、時折、人の話を遮るという悪癖に悩むことがあります。本記事では、人の話を遮る人の特徴、その理由、そして話を遮る習慣を改善するための方法について探求します。さらに、話し手を尊重することの大切さについても触れます。

 

話を遮る人の特徴

思いついたことをすぐに口に出してしまう

 話を遮る人は、その場の空気やタイミングは関係なしに頭に浮かんだことをすぐに口に出す傾向があります。

 突拍子もないことを言い出したり、話の文脈とは関係ないことをぼそっと言ったり、普段から話題の発信者になることが多いです。

 人が話している時も、その時の話題に関連した事柄を思い出したら、話し終わるのを待つのではなく、その場ですぐに口に出してしまうのです。

 

※空気が読めない(KY)な人の特徴と対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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せっかちで待てない

 話を遮る人の多くは、相手が話し終わるまで待つことができないせっかちな性格の持ち主です。
 話を早く終わらせたい場合があったり、自分の話すタイミングが来るまで待てない場合があったりします。
 話し終わるのを待った結果話しそびれて後悔した経験がある人が多く、「今話さないといけない」と慌てて話に割り込んでしまいます。

他人の意見を聞きたくない

 自分とは違う人の考えを聞き入れない人や、自分の価値観や考えを押し付けたい人も話を遮る傾向にあります。
 他人が違った意見を話せばそれだけ説得力が増して周りに影響するかもしれません。

   そういった恐怖を感じるのと同時に、受け入れるつもりの無い意見を聞くのは時間の無駄だと感じています。

話を遮る理由

自己主張が強い

 自分の意見や感情を優先させる人は、自分の主張を強調するために相手の話を遮ることがあります。

 彼らは自分の意見や立場を主張し、他人を説得しようとする傾向があります。

主導権を握ろうとする

 一部の人は、対話の中で主導権を握ろうとし、他の参加者を支配しようとします。

 相手の話を遮って自分の話を続けることで、対話の進行をコントロールしようとすることがあります。

感情的になっている

 感情が高まったり怒りが湧いたりすると、一部の人は冷静さを失い、相手を遮ることがあります。感情的になることで、相手の話に集中できなくなります。

焦っている

 時間が限られている場合や、緊急の状況では、話題を早く終わらせようとして相手の話を遮ることがあります。焦りや時間制約が遮る原因になることがあります。

話を遮る人への対処法

「まだ話が終わっていない」と注意する

 途中で話を遮られたら、躊躇せずに「まだ終わっていないから」と注意しましょう。
 人の話を途中で遮るのは失礼な行為です。話を遮った相手に気を遣っていてはイライラが募るばかりですし、注意しなければ相手も改善しようと思いません。

一旦聞いて再び話し始める

 話を遮る人のなかには、無意識で悪気が無い人もいます。

 逆に相手は話をよく聞いていて、もっと話を盛り上げたいからこそ、合の手のように話の途中で割り込んでいる可能性もあります。
 そんな人へは、とりあえず話をさせてあげて、相手が話し終わったら再び気を取り直して話を再開するのもよいでしょう。

話を遮ぎる習慣を改善する方法

オウム返し

 相手の話を遮らないようにするには「相手の話を最後まで聞く」ことが一番です。

 しかし、最後まで口を挟まずに話を聞く自信がないのなら、まずは相手の話をオウム返ししてみましょう。

 例えば、子供が「今日は学校から帰る時寄り道をした」という話をしたなら、「今日は寄り道して帰ってきたんだね」と復唱しましょう。

 そうすることで、相手は自分の話を聞いてもらえていると安心します。

 話し相手が気持ちよく話せるように、オウム返しをして、上手に話を返すようにしてみましょう。

大きく「頷く」

 頷きは、話をしている側からもハッキリ見え、話を聞いているという肯定の意思表示になります。

 人は「相手に受け入れられている」と感じると、相手の気持ちに応えようとしてさらに自己開示をするようになります。
  頷くことは「話を聞いています」というサインになり、話し手は安心して話せるようになります。

 ただし、いくら頷きが相手の話を引き出すために効果的だとは言え、やみくもに頷けば良いというわけではありません。

 ポイントは、相手の話しのペースに合わせて、頷くことです。

 話を遮ってしまう人は、しっかりと口をつぐみ、頷くことに徹してみましょう。

話し手を尊重することの大切さ

「とにかく」と言って遮らない

 上司の役割は、部下の強み、良さ、意見を引き出し、生かしていくことです。

しかし

×「とにかく、これはこうなの」

と、部下の発言を強い調子でさえぎる上司は実に多く見られます。

 この言葉は、相手の発言を全部否定し、あなたとの話は有意義ではない、意味がない、と会話を打ち切り、自分の結論や考えを押し付ける表現です。

 

 たとえ時間がなく、結論を急がなければならないという状況であっても、「とにかく」の四文字で、自分以外の考えを切り捨て、片付けてしまうのはあまりに乱暴です。 

    相手を敵に回してしまう表現です。

 相手が意見を述べているなら、しっかり聴いたうえで

○「○○さんの意見はわかった」

○「○○さんがそういう考えなのは理解した」

といったん受け止めましょう。

そのうえで、

○「ただ、今回は時間も限られているので、ぼくの判断を優先させてもらう」

○「今回は私の責任でこういう方針を取ることにするので、了解してほしい」

などと、こちらの意見を述べれば、部下のモチベーションを下げないですみます。

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本日のまとめ

 コミュニケーションはお互いを理解し、共感するための大切なスキルです。人の話を遮ることは、対話を妨げ、信頼関係を損なう可能性があります。

 しかし、相手を尊重し、コミュニケーションスキルを向上させることで、より良い対話と関係を築くことができます。

 遮る癖を改善し、尊重の念を持ちながらコミュニケーションを行うことを心がけましょう。