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【逃げ癖がある人の特徴と対処法】職場の上司、同僚、部下に分けて解説

逃げ癖がある人の特徴と対処法を解説

みなさんの周りに、嫌なことがあると、すぐに逃げてしまう人はいませんか?本日は、逃げ癖がある人の特徴と対処法を解説しています。職場で逃げ癖がある人との付き合い方を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

逃げ癖がある人の特徴

自己肯定感が低く、自分に自信がない

 逃げ癖がある人に共通する特徴としてよく言われるのが、自己肯定感が低く自分に自信がないと言うものです。

 このタイプの人は「自分にできるはずがない」「他の人のほうが向いているはずだ」と何事もネガティブにとらえてしまいがちです。

 その結果、困難に立ち向かうことや、新しいことに挑戦するのが怖くなり逃げ出してしまいます。

 逃げるのが癖になるとますます自分に自信がなくなり、さらに自己肯定感が下がるという悪循環に陥ってしまうこともあります。

※自己肯定感が高い人の特徴については、こちらで解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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自分に甘く、すぐに妥協する

 逃げ癖がある人は自分自身に甘い場合が多く、すぐに妥協してしまいます。

 たとえば、「健康のためにランニングをする」と言い出したものの、「今日は寒いから」「仕事で疲れたから」とすぐに「やれない理由」を探してサボってしまう人がいますよね。

 このタイプの人は、自分に厳しくできないため、嫌なことを回避できる理由をつけて、逃げ出してしまうのです。

 無理してまで成長の機会をつかもうとはしません。そのため、周囲から「向上心がない人」と思われてしまいます。

何事も飽きっぽく、長続きしない

 逃げ癖がある人は、熱しやすく冷めやすい傾向があります。飽きっぽいため何においても長続きしません。

 たとえば、「資格をとって独立する」などと最初はやる気まんまんだったのに、数日すると「なんかやる気なくなっちゃった」と飽きて投げやりになってしまう人がいますよね。

 何をしても長続きしないので、新しいことを初めてみても、少しでも自分の思い通りにいかないとすぐに辞めてしまいます。

 結果、周囲からは「逃げ癖のある人」と思われてしまいます。

逃げ癖がある人の対処法

職場にいる逃げ癖がある人との付き合い方

逃げ癖がある上司

 逃げ癖がある上司には、責任の所在を明確にしよう。

 部下や後輩、取引先など、立場上弱い相手に責任をなするつけるケースは少なくありません。

だからといって、

×「それは部長が悪いんじゃないですか」

×「どうして人のせいにするんですか?」

 と相手を責めると逆効果です。

 人格を否定され、バカにされたと激高する人もいます。

 たとえ相手に非がある場合でも、責めるのではなく、問題の原因を明確にさせるといったスタンスで話を進めていきましょう。

 原因は誰に、どこにあったのかを質問し、確認するかたちで考えてもらいます。冷静に筋道立てて話し、まずは事実関係や責任の所在について明らかにしていくのです。

 

 そのときのポイントは「提案のかたちで相手に非を認めさせる」ことです。

○「課長、限られた時間で仕事の量が多い場合、どうすればいいのでしょうか」

と質問し、相手がムリを言うようであれば、現実的、物理的に考えてもらいます。

たとえば、

○「仕事が多すぎるとすべてが中途半端になってしまいがちです。それによって、課長はどうお考えでしょうか?」

と質問します。

「あなたの能力不足だ」

 と言われたら、仕事の完全な達成がどれほど困難か、一つ一つこなしていくほうが成果につながり、評価も上がるなど、自分の意見を述べるのもいいでしょう。

 結果的に相手にとってもプラスになることがわかれば、相手も考えざるをえなくなります。

逃げ癖がある同僚

 逃げ癖がある同僚には、原因の所在について、みんなの前で明らかにしよう。

 相手は、自分の行動を正当化するために強く主張をしたり、言い訳をしたりするかもしれません。

 そんな態度が見えたら、妥協をせず、言い返します。そこでうやむやにしてしまうと、「自分のせいにされても、文句の1つも言えない弱虫」と、相手は判断します。

 こうなったらますますエスカレートするのは目に見えています。

 

ただし、言い返すときは、

×「原因はあなたにある」

とストレートに言うより、

○「原因は誰にあるだろう?」

といった疑問形を使ったほうがいいです。

 ストレートに言うと、相手は攻撃を自分に向けられたと感じ、それが図星であればあるほど感情をぶつけてくるからです。

 降りかかる火の粉はその場で払う。そこを妥協してしまうと、よけいな火の粉まで降りかかってきて、相手に利用されるだけの人間になりかねません。

逃げ癖のある部下

 このタイプが部下だったら、しっかりと釘を刺しておきましょう。

 部下が同僚に責任をなすりつけていそうなら、まずその同僚に確かめます。

 両者の言い分が食い違うこともありますが、それぞれの表情やしぐさを観察をしていれば、嘘やごまかしはわかります。

 人は、後ろめいたとき、口を濁したり、語尾があいまいになったり、その話を避けたりしたがります。

 会話中の相手の反応に注意し、相手がしどろもどろになったり話題を変えようとしたりしたら、質問を繰り返しましょう。

 そして、素直に謝らず、自分の非を認めない人は評価が下がり、信用を失い、長い目で見ると損になることを伝えます。

本日のまとめ

逃げ癖がある人の特徴

・自己肯定感が低く、自分に自信がない

・自分に甘く、すぐに妥協する

・何事も飽きっぽく、長続きしない

 

逃げ癖がある人の対処法

○逃げ癖がある上司

 責任の所在を明確にする

○逃げ癖がある同僚

 原因の所在について、みんなの前で明らかにする

○逃げ癖のある部下

 しっかりと釘を刺しておく