友人が離れていく人の特徴
否定する
人間関係は、お互いが認め合うことによって信頼を深めていきます。それを真っ向から否定する人がいます。
たとえば、友人が
「こないだデートで観覧車に乗ったの」
という発言に対し、
「あ、私、高いところダメだから」
と言ってしまうようなケースです。
この「ダメだから」は相手の話をいきなりシャットアウトする話し方で、急激に友人との心の距離を作るNGワードです。
たとえ高いところがダメであってもそれは、友人の話とは関係なく、相手の話を無視し、興味ないと言っていることと同じで、友人はとても嫌な気持ちになるでしょう。
結果、友人から避けるようになってしまいます。
相手の話を奪う
相手の話を奪って自分の話にしてしまう人も、友人が離れていってしまうでしょう。
たとえば、友人が、
「今日、朝イチに課長に嫌味言われちゃって、1日中気分が悪かった」
と話し出したことに対して、
「私はね、朝から電車が止まって大変だったのよ!」
と自分の話をかぶせてきます。
これは、いわゆるマウンティングの1つでもあり、自分のほうが大変だったと、「自分のほうがすごいアピール」をする言動です。
こういう言動が、度重なれば、嫌気を起こされること必至です。
自分の話をかぶせている本人に悪気はなく、相手の話に合わせているだけというように、自覚のない人も多いので、要注意です。
人の悪い噂話をする
悪い噂話が好きな人も、友人が離れていく原因となるので、注意が必要です。
たとえば、
「知ってた?あの人○○なんだって」
「あの人、この前○○なこと言ってたんだけど、信じられる?」
など、相手の気を引きたい思いで、ちょっと過激な発言をしてしまう人がいます。
このように、悪い噂話を頻繁にする人は、「人をそういう目で見るのだな。きっと自分がいないところで、自分のことも悪く言われているのだろう」と思われても仕方がありません。
相手が距離を取りたくなるのも当然といえるでしょう。
友人が離れてしまうことを改善する方法
相手の話を聞く
友人が離れてしまうことを改善するには、会話中に相手の話を聞くことを意識しましょう。
人から距離を置かれてしまいやすい人の多くは、相手の話を聞かないで、自分の話しばかりをしてしまいがちです。
相手の話を無意識に遮ってしまったり、相手の話の主体を自分に変えてしまったりするので、相手は不快に感じてしまいます。
そのため、まずは相手の話に集中して耳を傾ける時間を設けてみましょう。
そうすることで、相手は会話に満足することができ、関係性を維持したいと思うようになります。
相手と自分の立場は平等と意識する
自己中心的な人は、友人が離れていってしまう傾向があります。
自己本位になってしまう原因は、相手よりも自分は優位という偏った意識にあります。
相手よりも上であると考えてしまわないよう、まずは相手の立場は自分よりも上もしくは同等であると考えるようにします。
自分より立場が上の人と接するように、友人や職場の後輩にも同じように接してみましょう。
そうすることで自然と相手を尊重する気持ちが湧いてきます。
友人と良好な関係を築く話し方
「話したがり」ではなく「聞きたがり」がよい
友人が
「家族で秋の京都に行ってきてね」
と話し始めた。
友人の話の先を越して、
×「紅葉がきれいだったでしょう。すごい人出だったでしょう」
と口を挟む。そこで終わればまだしも、
×「私は一昨年、女房と京都に行ったんだけど、嵐山で食べた湯豆腐、美味しかったなあ」
と自分の話を挟み込むのです。
相手は、「僕の話の先を越えないでほしい」「僕が話したかったことを奪わないでほしい」と、泣きたい気持ちになっているかもしれません。
自分の話しかしない人、とくに、相手から話を奪って自分の話にしてしまう人は、人間関係の中で決して得する人ではありません。
何と言っても、好感度がよろしくありません。
その人の周りからは、頼りになる人たちが、知らず知らずのうちに一人、二人…と離れていくのではないでしょうか。
〇「京都へ行ったんだ。どうだった?もっと話を聞かせてよ」
好感度が高いのは、相手の話を聞ける人です。
同調し、相槌を打ち、さらに話を促す言葉を継げる人です。そうやって話を盛り上げていきます。
話したがりより、聞きたがりのほうが、好感度が高いのです。
※一緒にいて楽しい人の特徴と話し方について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
友人が離れていく人の特徴
・否定する
・相手の話を奪う
・人の悪い噂話をする
友人が離れてしまうことを改善する方法
・相手の話を聞く
・相手と自分の立場は平等と意識する
友人と良好な関係を築く話し方
「話したがり」ではなく「聞きたがり」がよい