人の幸せを喜べない人の特徴
自分と他者を比べてしまう
「人は人、自分は自分」と頭ではわかっていても… いざ「人と違う自分」が浮き彫りになると、不安になってしまうものです。
友人の結婚や昇進、著名人が偉業を成し遂げた…などの知らせを自分の現状と比べてしまい、素直に喜べないこともあります。
一方、他人と自分をことあるごとに比べて自分が勝っているのであれば、他人の成功や幸せを喜べるかもしれません。
しかし、自分が成し遂げていないことを他人が成功させた場合は、祝福よりも嫉妬心が勝ってしまう可能性があります。
現状に満足していない
自分の仕事やプライベートなどに満足しておらず、不満を抱えている人は他人の幸せや成功を素直に喜ぶことができません。
このタイプの人は、むしろ、人が失敗したり破滅したりと他人の不幸を目の当たりにすると、安堵する傾向があります。
それに対して、自分の現状に満足している幸福な人は、他人の成功を素直に喜び、祝福することができます。
人の幸せを素直に喜べない人は、自分の仕事やプライベートになんらかの不満を抱えている可能性が高いでしょう。
人を見下して安心感を得ている
他人を見下すことで、自分の心の安定を保っている人は、他人の成功や幸せを喜べないことがあります。
見下しているはずの人が自分よりも大きなことを成し遂げてしまうのが許せないのです。
そこで、あなたの心をモヤモヤさせるものからは、いったん距離を取って心を休ませてあげましょう。
SNSを半日だけ開かないで我慢してみるなど、できることからで大丈夫です。
※上から目線な人の特徴について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
人の幸せを喜べない性格の改善方法
他人の幸せを喜べない自分を、認めてあげる
人の幸せを喜べない人は、他人と自分を比較して「今の自分」を否定し、自信を失っています。今の自分を肯定するためには、自尊心を持つべきです。
そのためには、他人の幸せを素直に受け止められない自分を、思いきって認めてあげることも大切です。
「でも、あの子のほうが自分より優れているから、自信なんて持てない」と思うかもしれませんが、それは他人の長所や成功にばかり目を向けているからです。
他人から見れば、あなたにもたくさんの長所や魅力がありますし、相手の成功の陰にはたくさんの失敗や努力があるものです。自分と他人に大きな差はないことを知りましょう。
自分の幸せに目を向ける
人は自分の幸福度が低いと、他人の幸せを妬みがちです。素直に人の幸せを喜べないときは、自分の幸せに目を向けてみてください。
他人の幸せと切り離して、自分が今手にしている幸せを改めて見直してみましょう。
人間誰でも人のものはよく見えるものです。
「隣の芝生は青い」というように、妬ましく思える他人の幸せは客観的に見れば、自分の幸せと大して変わらないかもしれません。
だとすれば、妬むべきものは何も存在しないことになります。
人の幸せを喜べないときは、自分の幸福度をアップさせるチャンスと捉えて、小さな幸せを見つけてみてください。
祝福の気持ちの伝え方
心から「おめでとう」が言えますか?
喜ばしい出来事があった友人に対しては、素直に「おめでとう、よかったね」と祝福の言葉をかけてあげるのがいいと思います。
相手は祝福の言葉を気持ちよく受け取ってくれるでしょうし、それをきっかけにお互いの友情も深まっていくでしょう。
しかし、ここで皮肉な話し方をしてしまう人もいるようです。
たとえば、結婚した友人がいたとしましょう。そんな相手に、
×「結婚生活なんて、ちっともおもしろくないよ。独身でいるほうが、ずっと幸せだよ」
といったように皮肉っぽい話し方をしてしまいます。
また、昇進した友人がいたとしましょう。そんな相手に対しては、
×「昇進すると責任ばかり大きくなって苦労するばかりだ。いっそ昇進なんてしないほうが気が楽だ」
といったことを言います。
このような皮肉っぽい話し方は、決していい印象を与えません。
相手としても、せっかくの喜ばしい出来事に冷や水を浴びせられたような気持ちになって不愉快に思うのではないでしょうか。
このようなケースでは、やはり心からの祝福の気持ちを伝える話し方をしたほうがいいでしょう。
〇「手放しにうれしいです。これからもお幸せお過ごしください」
〇「わがことのようにうれしいです。ほんとうにおめでとう」
このような話し方をすれば、祝福の気持ちがより伝わるのではないでそうか。
そして、今度は自分の結婚や昇進が決まったときには、友人から同じように心からの祝福の言葉をもらえるでしょう。
本日のまとめ
人の幸せを喜べない人の特徴
・自分と他者を比べてしまう
・現状に満足していない
・人を見下して安心感を得ている
人の幸せを喜べない性格の改善方法
・他人の幸せを喜べない自分を、認めてあげる
・自分の幸せに目を向ける