無茶ぶりする人の特徴
自己中心的な考えをしている
無茶ぶりする人は自分のことが大好きで、感情のコントロールがうまくありません。
そのため何かに取り組んでいる時も「もうこのくらいでいいや」などと自分に甘く、気に入らないことがあれば他人に押しつけます。
たとえば会社でやるべき仕事がまだ残っていようが、
「私は今日あなたより頑張って働いたから先に帰るね。残りの仕事はよろしく」
「あなた暇そうね、私の仕事を手伝ってよ」
などと自己中心的な発言をするのです。
人に対する思いやりがない
基本的に無茶ぶりする人は、他人よりも自分を優先しがちです。
「自分のためなら他人はどうなっても良い」という心理になるので、相手の立場になって物事を考えられないのです。
そのため思いやりのない性格をしているのが特徴でしょう。
自分が困っている時は「おい、ちょっと手を貸せよ」と言ってくるのに、他人が大変そうな時は声もかけず、見て見ぬふりをすることもあります。
日頃からストレスを溜めている
無茶ぶりする人は「あれもこれしなきゃ、これもしなきゃ」と自分の気持ちに余裕がなく、ストレスを抱えやすいのも特徴です。
そのため周りに無茶を言って、自分が抱えるストレスをぶつけようとします。
たとえば仕事中も、
「あーもうなんで終わんないんだよ!これやってよ!」
「もう、こんな時間かよ!間に合わないから、やってくれる!」
などと周囲に言ってしまいがちです。
そして、周囲が自分の頼みを受け入れてくれないときは、全く関係ない人に怒鳴ったりモノを壊したりと、八つ当たりすることがあります。
※自分のことしか考えない、人を利用する人の特徴と対処法について、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
無茶ぶり上司の対処法
時間的に無茶な場合
交渉する
時間的に無茶な場合には、まずは交渉しましょう。
仕事を振ってきた上司に期限を延長してもらう、他の仕事と優先順位を変えるなどです。
さらに上司に依頼した人と交渉するのもおすすめです。
上司自身が本来の目的や本当の締め切りを把握していないことも多いため、上司にその仕事を依頼したさらにその上の上司、他部門の担当者、顧客などに直接確認してみるのもよいでしょう。
すると、「そんなに急ぎじゃなくてもいいですよ」、「そこまで正確なデータではなくても目安がわかればいいです」など、諸条件が緩和されることがあります。
さらには「そういう意味で頼んだわけではない」などと言われ、無茶ぶり仕事が消滅することもあります。
「確認したいことがあるので、直接話していいですか?」とあらかじめ上司に断っておけば、顔をつぶすことも防げます。
能力的に無茶な場合
周囲に相談する
自分の能力を超えた仕事を振られるという場合です。
期待の証しとしてのストレッチアサインメントの場合もあれば、他に人材がいないという場合もあるでしょう。
明らかに自分の能力を超えた無茶ぶりがきた場合の対応はただひとつ「他の人に頼りまくる」ということです。
自分一人で解決できることは本当に限られています。
自分の器を超える無茶ぶりがきたら、一人で抱えて潰れてしまうのではなく、いろいろな人の知恵や力を借りて乗り越えましょう。
いろいろな人に話すうちに、自分が無茶ぶりされているのではなく、よい機会を与えてもらえていると思えるようになればしめたものです。
無茶ぶりクライアントの対処法
「できません!」とは言わない
顧客や上司の中には、ムリを言えば通るとばかりに無茶ぶりしてくる人がいるものです。
しかし、それに対して
×「できません!」
×「無理ですよ!」
と返すのは愚の骨頂です。
二度と仕事をまわしてもらえなかったり、あいつはやる気があるのかと攻撃対象にされたりしては今後がやりづらくなってしまいます。
では、どんな仕事も言われたからには引き受けなければならないのでしょうか?
もちろんそんな必要はまったくありません。
相手を不快にさせない断り方を覚えておくだけで無茶な仕事は回避しつつ印象を下げずにすみます。
余計な争いを避けつつ断るポイントは3つです。
まずはクッション言葉をはさむことです。
〇「お引き受けしたいのはやまやまですが」
〇「お声がけはうれしいのですが」
といった言葉をまず伝えます。
そして明確な理由を述べて納得してもらいます。 相手に「うちより他社が大事なのか」と思われないよう、ネタが厳選しましょう。
最後は「できません」をやんわりと言い換えて
〇「お役に立てそうもなくて」
〇「次回こそはぜひ」
といった言葉で断りの意思を伝えれば完璧です。
もっとも、二度と会いたくない相手なら「できません」で十分でしょう。
本日のまとめ
無茶ぶりする人の特徴
・自己中心的な考えをしている
・人に対する思いやりがない
・楽しみがない
無茶ぶり上司の対処法
時間的に無茶な場合
・交渉する
能力的に無茶な場合
・周囲に相談する
無茶ぶりクライアントの対処法
・「できません!」とは言わない
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