孤高とは?
孤高とは、個人の社会生活における1つの態度を表し、ある種の信念や美学に基づいて、集団に属さず他者と離れることで必要以上の苦労を1人で負うような人の中長期的な行動とその様態の全般を指します。
職場であまり群れることを好まないものの、仕事ができ一目を置かれている人が孤高な存在といえるでしょう。
孤高な人の特徴
周囲の目線を気にしない
孤高な人は、信念があり行動に迷いがありません。
「自分は自分、他人は他人」と割り切った気持ちを持っているのが孤高な人の性格です。
職場などでは、多くの人は「他の同僚にどう思われているか気になる」と周囲の反応を気にした振る舞いをしますが、孤高な人は「自分はこれでやる」と周囲の反応を気にせず、自分の決めた方法を貫きます。
これは、周りを気にして制限した行動は自分にとってマイナスになると合理的に考えているともいえます。
他人の反応など気にしないので、自分の思ったことを素直に実行できるのです。
何事も自己完結する
孤高な人は自己解決がモットーです。そのため課題に直面した場合、自力で解決するべきだと考えます。
他人の助けを求める気持ちも必要性も感じていません。
会社の仕事で分からないことに直面した時に、周囲の人に尋ねるよりも、自分で調べて問題を解決します。
周囲に頼ることは、「他人に迷惑をかける。」「自分に妥協した気になる。」などの感情から、拒否感を持ってしまうのです。
人間関係を築くのが苦手
孤高な人は集中するための一人の時間を多く確保しつつ、自分の中で優先順位をつけて人と関わる時間を作っています。
一人で過ごす時間が多いことから、人付き合いが苦手な印象をもたれるでしょう。
悪い人ではないのに、愛想を振りまくような行動や、気軽なトークが苦手なために、「無表情で近寄りがたい」とか「付き合いにくい」と思われる人がいますよね。
とっつきにくい性格や雰囲気を持っているのが孤高な人、上手に人間関係が築けずに一匹狼的な存在になってしまいがちです。
孤高な人になるには
集中力を高める
何ごとも成果を出すためには集中力が欠かせません。
孤高な人は合理的に無駄を省く能力に長けており、行動の選択肢が少ないといえます。
習慣の中で主体的ではない行動を洗い出して、無駄な行動を減らすことで集中の敵を減らしましょう。
将来のビジョンを明確にする
仕事やプライベートの短期的な計画は比較的簡単につくれますが、長期的な計画の設定は難しいものです。
しかし将来の理想像があれば、ゴールに向かって取り組むべき行動や順序が鮮明になります。
ビジョンを明確にすることで、自信を持った行動を選択していきましょう。計画と行動のズレがないように定期的に見直すのも必要です。
自信を持つ
孤高な人は、強い意志や信念をもっているからこそ自信があります。
その自信をもって取り組む行動は、成果を生むと確信しているのです。自信とは成功体験の蓄積で強固となるので、まずは小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
つらい「孤独」を「孤高」にしよう
強くなり仕事や人生を充実させる
仕事をするうえでは協調性を持ち、人と協力してうまくやっていくことが重視されます。
しかし年齢を重ねて立場が上になると孤独な場面が増えてきます。数人の部下を抱える上司であっても厳しい結果を告げるときは孤独ですし、経営者になれば身代わりになってくれる人も、自分以外に決断を下してくれる人もいません。
家庭に居場所が無ければ、孤独感はさらに高まっていくことでしょう。年齢があがるごとに孤独は増えていくとも言えます。
ただ、人は本来的には孤独なものです。他人の心の中などわからないし、自分のこともすべてわかってもらうことはできません。
だから孤独を感じても、けっして特別な悲劇でも、心が病んでいることでもないのです。
孤独と一文字違いで「孤高」という言葉があります。高い理想を持ち、ひとり超然としているさまを表す言葉であり、芸術家や作家は自らその領域を目指します。
孤独は他人の存在を想定の上で感じるものですが、孤高の状態になると他人はもはやなんの影響も及ぼしません。
自分は自分である、そうした状態まで自分を高めることができれば「ひとり」もより生産的に過ごせるのではないでしょうか。
本日のまとめ
孤高な人の特徴
・周囲の目線を気にしない
・何事も自己完結する
・人間関係を築くのが苦手
孤高な人になるには
・集中力を高める
・将来のビジョンを明確にする
・自信を持つ
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