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【はっきりしない人の特徴と対処法】職場では曖昧な言い方は避けよう

はっきりしない人の特徴と対処法を解説しています。

みなさんの周りに「この人、はっきりしないなぁ」という人はいませんか。本日は、はっきりしない人の特徴と対処法を解説しています。

 

はっきりしない人の特徴

曖昧な話し方

  はっきりしない人は、たとえ自分の意見を言ったとしても、とにかく曖昧です。

 意見を述べる際には頭に「多分」とつけることが多かったり、自分はこう思うけれども本当は間違っているかもと言い訳をしたりして、頼りなさを感じさせます。

 はっきりしない人は物事に対する考えを上手くまとめることができません。

自分の考えを口に出す時も

・他人には受け入れられないかもしれない、

・自分の意見のせいで周囲の人に誤った選択をさせてしまうかもしれない

と考えてしまい、自信を持つことができないのです。

 また、このタイプの人は、周りの言動に敏感なことも多いので、話しているそばから周りの人のイライラを感じ取り、どんどん自分の意見が言えなくなってしまう傾向があります。

責任を負いたくない

 はっきりしない人は、いざ失敗をしたり問題が起こった時に責任を取りたくないと考えています。

 決断には、必ずその後に責任がついてきますが、こういった人は、失敗をしたときに責められるのが嫌なのでしょう。

 意見を求められてもどっちつかずなことばかり口にして他人の意見任せになり、決まったことに対してもそれがいいか悪いかすら意思表示をしません。

 このタイプの人は、まず第一に保身を考えており、大抵の場合には一番多い意見についていく形を取ります。

    いざという時のリスクを減らすためにその他大勢の中に紛れ込みます。

 矢面に立たず、平穏に過ごすことが最優先事項なのです。

誰からも嫌われたくない

  周りから嫌われたくないために、はっきりと言わず周りに合わせようとする人がいます。

 はっきり物を言って場の空気を乱したり、周りに怪訝に思われるのを避けたいのでしょう。

 しかしそれは、他人から自分を否定されてしまうのが怖いという気持ちの表れでもあります。

 いつもニコニコしていて自分の考えを言わず、どんな時にも空気が悪くならないようにする。

    嫌なことや面倒なことを頼まれて損をしてしまうようなことがあっても受け入れる。

    このようにイエスマンでいることで、自分が平穏に過ごせるポジションを確保しているのです。

 良くも悪くも都合のいい人に徹しており、他人から好かれるための努力を惜しみません。

はっきりしない人の対処法

選択肢を与えて選びやすいようにする

 「どうする?」

「どうしたい?」

と聞いてしまうと、どう答えるべきなのか、相手が何を求めているかなどを考えてしまい、はっきりと答えられない人がいます。

 ですから、イエスかノーで答えられる質問や、具体的な選択肢を与える質問を投げかけて、相手に答えてもらいましょう。

 たとえば

「これとこれどっちが良い?」

「どっちの方が好き?」

「これは良い?悪い?」

と選択肢を2つに絞るなど、答えやすい聞き方にすると、はっきりとした回答が得られます。

 どちらかの2択となれば、聞かれた方も選びやすく、選択肢も少ないために時間もかからないでしょう。

※優柔不断な人の特徴について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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相手から行動するまで何もしない

 

 早く答えが欲しい時、あるいは相手の意見を求めている時は、その場で解決したいと思ってしまうものです。

 しかし、はっきりしない人に、「今すぐ」「どうするの」と問いただしたところで、すぐに状況が変わることはありません。

 世の中には物事を自分の言葉ではっきり言えるまで、時間がかかる人がいます。

 自分の基準で相手を急かすのではなく、相手のペースを尊重する姿勢も大切です。

 「答えが出たら教えて」「はっきりしたら連絡して」と、相手に課題を与えた後に少し距離をとってみるのも対処法となるでしょう。

職場では曖昧な言い方は避ける

曖昧な指示は部下を不安にさせる

「あの件ですが、どうしましょうか」

と指示を仰ぐ部下に、

×「ああ、いい具合にやっといて。任せるから」

 このように「任せる」と言われても、部下は不安になります。あまりにお手軽な言い方だったからです。

 後になって、「そんな指示は出してないよ」なんて言われやしないか…そんな気持ちがあると、仕事を進めるのも「びくびくしながら」になり、新たに迷いや悩みが生まれます。

 指示を出すときは、できるだけ具体的にしたいものです。

 できる上司というのは、「言い方ひとつ」で部下を安心させます。

○「あの件は、△△さんとよく相談して、取り得る対策を文書にして、今週中に私に提出してもらえますか」

といった具合にです。

 

 具体的に指示を出すときは、5W1Hが基本です。「いつ(までに)」「どこで」「だれに(が)」「何を」「なぜ(そうするのがいいのか)」「どうするか」。

    加えて、「予算は(いくらで)」「個数、量は(いくつ)」です。

 「いい具合にやっといて」と、あいまいな指示を出してしまうのは、上司は上司で自分の仕事に追われ、他のことは頭が回らないという事情もあるのでしょう。 

そのときには、

○「この件については、夕方話しあおう。4時半から会議室で。予定はどう?」

と先延ばしにしてもいいでしょう。

 そこで具体的な指示を出し、部下を安心させる方法もあります。

本日のまとめ

はっきりしない人の特徴

・曖昧な話し方

・責任を負いたくない

・誰からも嫌われたくない

 

はっきりしない人の対処法

・選択肢を与えて選びやすいようにする

・相手から行動するまで何もしない

ハッキリものを言って嫌われる人、好かれる人の伝え方

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  • 作者:野々村友紀子
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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