屁理屈な人の特徴
相手の言葉に耳を傾けない
屁理屈な人の特徴のひとつとして、他人の話に耳を傾けようとしないということが挙げられます。
屁理屈な人は基本的に相手を見下していたり、自分より劣っていると思う相手に対しては、「意見を聞く価値がない」と考えています。
仕事の説明やフィードバックをしようとしても、「マニュアルにはこう書いてある」「前回はこう言われた」と言って人のアドバイスを受け入れないのは当たり前です。
このタイプは、「他人が話すことには価値がなく、聞く必要がない」と思い込んでいる可傾向があります。
そのため、誰かが話している途中であっても平気で遮り、自分の話をしようとするでしょう。
否定的な言葉ばかりを使う
あらゆることに対して否定的な考えをもつ人は、指摘された内容などに対して「それは違う!」と言いたいがために屁理屈を言うことがあります。
たとえば、「今回の仕事は難しくて大変だったね」といった話題に対して「でも、私は意外と簡単だと思いました」など、何かと否定しようとしてきます。
また、会話の流れで、アドバイスを求めてきたはずなのに、何かひとつこちらが提案するたび「〇〇がない」「〇〇ができない」と否定してきます。
これでは、会話を続ける気が起きなくなってしまうでしょう。
自分が悪くても謝らない
悪いことをしてしまったならば、きちんと謝ることが大切ですよね。
しかし、屁理屈な人は「謝ったら負け」という心理から基本的に頭を下げられません。
そして自分の非を認めることにならないよう、言い訳などを並べてしまうのが屁理屈な人の特徴です。
デートなど待ち合わせの時間に遅れても、「電車が遅れた」「目覚ましが壊れた」と、あたかも自分が悪くないような言い方をします。
このタイプの人は素直に謝ることができないので、人間関係を悪化させてしまいます。
※謝ることができない!自分の非を認めない人の心理と対処法について、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
屁理屈な人の対処法
認めてあげて、褒める
屁理屈な人は「自分を認めてほしい」という承認欲求があるため、「そうだね」と言って認めてあげることで相手は満足して黙るようになります。
・「そうだったんですね。さすが〇〇さんです。」のように相手を持ち上げる。
・「気が付かなかった。教えてくれてありがとう」など、感謝を述べる。
など、なるべくわざとらしくない程度に相手に同調するのがベターです。
また、屁理屈な人は、褒められ慣れていません。 そのため褒められると、ひねくれたことを言ってくる可能性が高いです。
しかし、内心はめちゃくちゃ喜んでいます。 そのためめげずに良い所を褒め続けてあげましょう。
そのうち素直に「ありがとう」と言ってくれるようになるでしょう。
言い争いになる前に会話を終わらせる
最初は軽く言い返してくるような流れでも、屁理屈を重ねるごとに次第とヒートアップしてしまうようなケースもあります。
相手にするほどストレスが溜まり疲れる原因になるので、「これは無理だな」と思ったら潔く会話を終わらせるのも一つです。
・「そうだね。わかった」と言って相手に同調したフリをして会話を終わらせる。
・「そういえば〇〇の件どうなった?」と言って別の話題に切り替える。
いちいち相手にしていると疲れるだけです。
ですから「幼稚で可哀想、こっちは大人だから何とも思いませんよ」という気持ちで接しましょう。
大人げない人に対してイライラするのは時間も労力ももったいないので、大人な対応をして乗り切りましょう。
言い争いを避ける話し方
相手の言い分を、いったん受け止める
「私はこう思います」と発言したところ、
「そんなのくだらない意見だと思います。それよりも~」とやり返される。
思わず、カッと頭に血が上ります。
×「僕の意見をくだらないというけれど、君の意見のほうがずっとくだらない」
売り言葉に買い言葉。ケチをつけてくる相手に、ケチをつけ返す。収拾のつかない、感情的な言い争いの始まりです。
これを回避するために、いったん相手の意見を引き取ってみてはどうでしょうか。
○「なるほど、あなたはそう考えるんですね。しかし私は、やはり~」
反射的に「いや、違う!」と反論するのではなく、「あなたはそう考えるんですね」と相手の言い分を聞いてから、「しかしですね」と落ち着いて反撃に転じます。
この方法なら、話も穏やかに進み、余計な衝突にエネルギーを奪われることもありません。
「金持ちケンカせず」の精神で、話しあって合意点を見つけ出すほうが、ずっと得です。
お互いに「まあ、いいだろう」ということになれば、そこから次のステージに向かえます。
ずっとケンカして、同じステージでお互いに「動けないまま」でいることと比べれば、天と地ほどの差があります。
ちなみに、この「あなたはそう考えるのね」という言い方は、屁理屈ばかりこねて、みんなで決めたことに従わない人を説得するのにも有効です。
ああでもない、こうでもないとダダをこねる人にイラっときて荒っぽい言葉を発したくなったとき、試してみてください。それが屁理屈であろうとも、
○「なるほど。あなたの考えはそうなのね」
と引き取り、それから
○「でも、私たちはこう決めたの」と念押しをする。
話し合いの姿勢をキープしたままでいることで、相手を説得できます。
本日のまとめ
屁理屈な人の特徴
・相手の言葉に耳を傾けない
・否定的な言葉ばかりを使う
・自分が悪くても謝らない
屁理屈な人の対処法
・認めてあげて、褒める
・言い争いになる前に会話を終わらせる
屁理屈な人との話し方
相手の言い分を、いったん受け止める
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