信頼される上司の特徴
部下の意見を尊重する
部下の意見を否定せず、認めて受け入れることも上司に必要な姿勢です。
部下は上司とコミュニケーションをとるとき、自分を見てくれる相手かどうか、話を真剣に聞いてくれるかどうかに注目しています。
部下の意見を頭ごなしに否定してしまうと、「この上司に相談や提案をしても無駄だ」という印象を与えてしまいます。
そうなると、部下の成長や相談の機会を失ってしまう可能性があります
ときには、部下の意見を参考にして決断を下したり、実行したりすることも大切です。
そうすることで、部下は責任感ややりがいを感じるでしょう。
公平性と一貫性を持つ
部下と接するとき、相手によって態度や言葉遣いを変えていないでしょうか。部下は上司のちょっとした発言や行動も見ています。
誰に対しても公平に接して、偏見や贔屓などをしないことで、部下は公正さや正義感を感じます。
また、言葉と行動が一致していないと、部下から信頼できない上司だとみなされる可能性があります。
有言実行を心がけ、口に出したことは必ず最後までやり遂げるようにしましょう。
約束やルールを守ることで、部下は誠実さや信頼性を感じます。
部下の話を親身に聞く
部下の相談に乗ることも上司の仕事の1つです。
相談したいと思う上司はやはり信頼できる、頼れる存在であることが多く、相談に乗ることは関係性の構築にも大きな影響を与えます。
部下が相談や意見を持ちかけてきたときに、真剣に耳を傾けてアドバイスやフィードバックをすることで、部下は安心感や信頼感を感じます。
部下が気軽に相談出来る雰囲気を作るようにしましょう。
※相談しにくい上司の特徴について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
部下との信頼関係を築くためのコツ
コミュニケーションがとりやすい環境づくり
部下から信頼を得るには、コミュニケーション不足を解消していく必要があります。まず取り組むべきは、部下が自発的に発信したり、相談したりできるよう、コミュニケーションの取りやすい環境を作ることです。
そのためには、意識的に名前を呼ぶようにする、気がついたら部下を待たず自発的に挨拶するなど、部下の行動を待たず、上司の方から積極的にコミュニケーションを取りに行くようにしましょう。
説得力のあるコミュニケーションをする
説得力のあるコミュニケーションができる上司は、部下から信頼されやすくなります。
たとえば以下に挙げる習慣を身に付けるだけでも、説得力のある話し方ができるようになっていきます。
・部下に意見や主張を行うときは必ず根拠を述べること
・根拠を述べるときは、数字やデータに基づいたものであること
・1つの観点からだけでなく、多角的な観点から意見するようにすること
基本的なことのようですが、なかなか難しいことでもあります。時々確認してみるようにしましょう。
※部下をサポートするコツについてまとめています。ぜひ参考にしてください。
部下と信頼関係を築く話し方
部下に寄り添うひと言が大切
社員の定着率が高い会社に共通するのは、上司が部下たちをよく観察し声をかけていることです。
たとえばそれは、新人が入ってきたときによくわかります。
「わからないことがあったら何でも聞いてね」
と、先輩が新人に言ったとしましょう。
しかし、実際には、業務に集中している先輩の姿を前にすると、聞くタイミングを逃してしまう新人は多くいます。
勇気を出してやっとの思いで聞いても、余裕のない顔で早口で答えられて、よく理解できなくて不安になった話は意外とあるものです。
このような場面を目にしたとき、信頼される上司はスルーしません。雰囲気を変えようと動きます。
まず先輩のほうに、ねぎらうように言葉をかけます。
○「忙しくて大変だと思うけど、しっかり教えてあげてね。もし時間がなくて無理そうだったら相談にのるから言ってね」
そして、新人にも安心するように
○「わからないときは、遠慮しないで先輩に聞くようにね」
と声をかけます。
こんなふうに言葉をかけてもらえたら、先輩は「上司は忙しい自分のことを理解してくれている」と感じます。
そして新人は「上司は忙しい自分のことを理解してくれている」と感じます。新人は、不安な気持ちがなくなるでしょう。
信頼できる上司は、教える側の気持ちと新人の気持ちに寄り添ったひと言で、双方をフォローするのです。
本日のまとめ
信頼される上司の特徴
・部下の意見を尊重する
・公平性と一貫性を持つ
・部下の話を親身に聞く
部下との信頼関係を築くためのコツ
・コミュニケーションがとりやすい環境づくり
・説得力のあるコミュニケーションをする
部下と信頼関係を築く話し方
・部下に寄り添うひと言が大切
本日のInstagram投稿