人に助けてもらったり、気を使ってもらったときに「ありがとう」という言葉を言い添えることができるかどうか。ここで、人の評価はずいぶん変わります。
「ありがとう」は、そもそも、「有り難い」という言葉に由来します。「めったにない」という意味だからこそ、「ありがたい」のです。
人に親切にしてもらうことが「あたりまえ」になっていませんか?
心のこもった「ありがとう」の一言が、人とのコミュニケーションにおいて、とても大切です。
「ありがとう」が習慣になっている人の特徴
自分の気持ちに素直
「ありがとう」は、人によっては恥ずかしい言葉として認識されています。
自分の気持ちをストレートに相手に伝える言葉でもあるため、良い言葉なのにどこか遠慮してためらいがちになってしまうからです。
「ありがとう」が習慣になっている人は、決して恥ずかしいという思いは持っておらず、むしろ素直に表現できる素敵な言葉と考えています。
人間関係を良好に保つことができる
人に助けてもらったときなど、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えなければならない場面があります。
こういうときに、恥ずかしさやためらいから言葉にせずに流してしまうと、相手に不快な思いをさせてしまいます。
「ありがとう」を習慣にしている人は、感謝の気持ちを素直に伝えることができるため、人間関係を良好に保つことが出来ます。
人の言動を大切にする思いやりがある
人から何かをしてもらったら「ありがとう」、アドバイスをもらったら「ありがとう」、一見当たり前のように思えますが、人はそこに価値を見出せず、成果が得られないと、感謝の気持ちを持ちません。
「ありがとう」が習慣になっている人は、大小にかかわらず、他人の言動を大切に思うことが出来るため、素直に感謝の気持ちを伝えることができます。
幅広い交友関係や付き合いが持てる
仕事においても友達関係においても「ありがとう」と言う機会は必ずあります。この言葉があるかないかによって、その人の人間性が分かります。
「ありがとう」が習慣になっている人は、人への感謝の気持ちを常に持っている人です。
こうした人に対して「良い人だな」「いつも気持ちがこもっているな」と、多くの人が感じるでしょう。自然と人付き合いや多くなり、人脈が広くなります。
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「ありがとう」の一言を忘れない
オフィスの同僚に対して
パソコンの調子が悪い、どうしてよいかわからないときに、隣席の同僚が「どうしたの?」と声をかけてくれて解決してくれた。
「良くない会話例」
(あなた)「ああ、よかった。もう大丈夫だから」
⇒助けてもらうことが、「あたりまえ」になっていませんか?
同僚は、あなたの素っ気ない態度に、不満を持つことに。
「良い会話例」
(あなた)「もう大丈夫。ありがとう」
⇒同僚はうれしくなる。あなたとのコミュニケーションに前向きになる。
電車で傘を忘れた人に対して
電車で傘を置いたまま、降りようとしている人に、あなたが「お忘れですよ」と声をかけたら
「良くない会話例」
「あ、やべ~」と言って立ち去ってしまった。
⇒あなたは、少し寂しい気分になる。
「良い会話例」
「ありがとうございます。助かりました」
⇒あなたの心は潤う。
あわてていたり、先を急いでいたり、頭が混乱していたりしたときは、つい「ありがとう」を言い忘れ、後悔することになります。
「ありがとう」の一言だけは言い忘れないようにしたいものです。
本日のまとめ
「ありがとう」が習慣になっている人の特徴
・自分の気持ちに素直
・人間関係を良好に保つことができる
・人の言動を大切にする思いやりがある
・幅広い交友関係や付き合いが持てる