仕事で挫折をしやすい人の特徴
プライドが高い
プライドが高い人は強くて自信があるように見えますが、実は人一倍傷つきすい一面もあります。
そのためちょっとした失敗にも、必要以上に落ち込んでしまうことがあります。
そこまで大きなミスではなくても、プライドが高いため「挫折してしまった」と感じてしまうのです。
また、このタイプの人は、素直じゃないので自分のミスやだめな部分を認められません。
小さなミスのうちに受け入れて修正をしたり調整をしたりすればいいのですが、そのまま変わらずに突っ切ってしまうので気付いた時にはどうにも出来ずに挫折してしまいます。
自己肯定感が低い
自己肯定感とは、自分の価値や存在意義を認める感情のことです。
自己肯定感が低い人は自分に自信がないため、まわりの人に置いていかれないように日頃の努力を惜しみません。
そのため、普段はあまりミスをしない傾向があるでしょう。
一方、このタイプの人は、自分の力を信じてあげることができません。
そのため、不安なことや困難に直面したときに「自分には乗り越えられない」と諦めてしまいます。
ゴールを設定していない
挫折をしやすい人は明確な「ゴール」を設定していないことがあります。 そのため、だらだらと続けていくうちに、どこまで何をしたらいいのか分からなくなり挫折してしまうのです。
また、ゴールが明確でないと、途中でモチベーションも低下してしまいます。 モチベーションが下がると、物事を行うペースや内容の質が下がってきます。
大きなゴールを決めるのはもちろん、小さなゴールも見つけていくといいでしょう。 「今週はここまでやる」「1ヶ月で○○を目指す」などと、小さなゴールを設定してクリアしていくことが大切です。
挫折経験のメリット
他人の気持ちに共感できる
挫折をすることで、同じように挫折した人の気持ちを理解することができます。これは、人として成長する上で重要課題です。
いくら成功者であっても、人の痛みがわからない人には、「共感」は生まれず、裸の王様の状態となり、長続きはしないでしょう。
逆に挫折の経験から、人の痛みがわかるようになると、人に優しくできる、人の役に立てるようになるなど、人としての器が大きくなり、信用・信頼してもらえる人間に成長できるのです。
同じ失敗を繰り返さない
挫折を経験すると、「このやり方はうまくいかないんだ!」という失敗のノウハウが1つ、身につきます。
言い換えれば、成功へ続く不確定な選択肢が1つ減り、また1歩成功に近づくのです。
人が挫折をする時、多くは「同じ失敗を繰り返して嫌になる」というものがあります。
失敗のノウハウが1つ身に付くということは、次に「同じ失敗の繰り返さない」ためには、とても重要な事なのです。
己の「分」を知ることができる
挫折を経験することで自分自身の「分」を知ることができます。
ここで言う「分」とは、「自分の持つ身分や能力」「身の程」「なすべきつとめ」を表します。
要するに、自分がどれだけの才能があり、どれだけのことが出来るのか、を知ることができるということです。
自分自身を過信するといいことはありません。 生きていくうえで身の程を理解して、謙虚な姿勢を持つことが大切です。
それで全てを諦めるのではなく、身の程を知って努力をしたり選択をしていく必要があるわけです。
挫折をすることで、自分の現状が分かります。 そう言った意味では挫折経験にもメリットがあります。
挫折した人を励ます言葉
たとえば、友人のひとりが、ある目的を持って勉強を始めたのに途中で挫折して、勉強を投げ出してしまったとします。
そんな友人を、
×「しかたないね」
と、挫折した現状を認めることで慰めようとする人もいます。
けれども、それでは慰めにはなっても、相手を励ますことにはなりません。
結果的に、自分自身も元気になることはないでしょう。
○「応援しているよ」
○「あなたには元気をもらっていたんだ。まわりのみんなもそうじゃないかな」
このように、その友人を励ますほうが賢明です。
本日のまとめ
仕事で挫折をしやすい人の特徴
・プライドが高い
・自己肯定感が低い
・ゴールを設定していない
挫折経験のメリット
・他人の気持ちに共感できる
・同じ失敗を繰り返さない
・己の「分」を知ることができる
挫折した人にかける言葉
×「しかたないね」
と、挫折した現状を認めることで慰めようとする人もいるが、
それでは慰めにはなっても、相手を励ますことにはならない。
○「応援しているよ」
○「あなたには元気をもらっていたんだ。まわりのみんなもそうじゃないかな」
といった言葉ではげましてあげよう。