感情的な人の特徴
喜怒哀楽を感じやすい
感情的な人は、喜怒哀楽を感じやすい傾向にあります。
小さなことでも感動できるというとプラスの面があります。
反面、怒りも同時に感じやいため、職場などで冷静にならなくてはならないときにも感情が溢れてしまうことがあります。
たとえば、 仕事では、「自分の意見が通らない」「相手に注意された」と腹を立てて怒りを爆発させます。
一方で、涙もろかったり、他の人の話でも泣いてしまったりしてしまうことがあるなど感情に起伏がみられます。
自己中心的
自分本位な考えしかできず、周囲の人の様子をみながら行動することができない感情的な人は「自己中心的」であると言えるでしょう。
他人の意見に同調することができず、自分の意見を優先させてしまう傾向があります。
このタイプの人は、話し合いで自分が劣勢になってくると、感情を爆発させて押し切ることもあるでしょう。
行動力を持っている
感情的な人は感情を糧にパワーを高めることができ、行動へと移すことができる人でもあります。
たとえば、ビジネスで他の企業に顧客をとられてしまったとき、感情的な人は怒りを露にするでしょう。
そんなとき、「あの企業に負けないように顧客を増やしましょう」と煽ると「負けてたまるか」と躍起になり、顧客の確保に走り回るというパワーを持っています。
負けず嫌いな一面を持っているため、どのようなことも自分が行動して成功のチャンスを掴もうと努力を惜しまないのも感情的な人の特徴です。
※怒りっぽい人の特徴について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
感情的な人の対処法
距離をおく
どんなに感情的な人がそれぞれの場面で感情をあらわにしていても、そこに常に自分がいる必要はありません。
物理的に距離をおいて接点を少なくしておけば、被害も最小限に留めることができるでしょう。
だからといって、完全に無視するのではなく、必要最小限の関わりに留めるのが大人の付き合い方だと言えます。
最低限の会話に留めるなど、なるべく関わらないのも感情的な人へ最適な対処法です。
冷静でいる
感情的になっている人の口調やテンションに巻きこまれてしまうと、最悪の場合、喧嘩になってしまうこともあります。
感情的な人と上手く付き合っていくためには、自分が冷静でいることがとても重要ポイントだと言えます。
感情的な人に投げかけられる言葉をすべて受け止めることで腹立たしさが増す可能性があります。
上手に聞き流し、自分の感情を高めるのではなく、冷静沈着な思いで受け止めるようにしましょう。
褒めて自尊心を高める
感情をコントロールできない人は、自尊心の低さも原因になっていることがあります。
自尊心が低い人は成功体験が少なかったり、否定されたりすることが多い人生だったのかもしれません。
したがって、些細なことでもよいので、「説明が分かりやすかった」「資料が綺麗にまとまっていて見やすかった」など褒めて自尊心を高めることが大切です。
わざとらしくならないように、適度に褒めることがポイントです。
不安な気持ちが軽減されれば感情的にならずに済み、良好な人間関係が築けるかもしれません。
感情的な人に対する話し方
共感する
感情的な人は自分に自信がなく不安を抱えている場合があります。
そのため相手の意見に対して共感してあげることで、安心感が生まれ情緒が安定します。
特にプライドの高い男性は、否定、反論したりむやみに助言されたりすることを嫌います。
たとえば、感情的な人の意見や考え方に、反対意見を言わなければならなくなったときは、
×「それは違うでしょう」
×「あなたは間違ってます」
というように頭ごなしに言ったら、話を聞いてもらえるどころか、相手を怒らせることになります。
自分の意見を聞いてほしかったら、まず相手の話を聞くことです。
相手が間違っていたとしても、間違いだと決めつけるのではなく、相手の言い分にも耳を傾けることが大切です。
○「おっしゃることはよく分かりました。〇〇については、私も確かにそうだと思います。ですが…」
○「その通りですね。私個人の意見としましては…」
というように、いったん相手の言い分を聞いたうえで自分の意見を述べます。
自分の意見や考えを伝えることと、押し付けることは違います。
意見が食い違った場合は、相手の見方をも考慮し、少しずつでも歩み寄ろうとする姿勢を示しましょう。
相手の意見を聞いたうえで、自分の意見を述べるほうが、相手の自尊心を傷つけなくて済みます。
本日のまとめ
感情的な人の特徴
・喜怒哀楽を感じやすい
・自己中心的
・行動力を持っている
感情的な人の対処法
・距離をおく
・冷静でいる
・褒めて自尊心を高める
感情的な人に対する話し方
共感する