はじめに
子どもを育てる中で、誰もが悩むのが「叱り方」ではないでしょうか?
愛情を持って接したいと思いつつも、つい感情的になったり、適切な言葉が見つからずに後悔したり...。
このブログでは、子どもを叱るときのポイントや、やってはいけないNG行動、そして具体的な方法について詳しく解説します。
記事を読むことで、以下のようなメリットがあります。
・子どもに効果的に伝わる叱り方が分かる
・子どもとの信頼関係を築きながら、成長を促すことができる
・怒りに任せて感情的な叱り方をしてしまうことを防ぐ
・子ども目線で考え、適切なコミュニケーションを取ることができる
このブログが、子育て中の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
子どもを叱るべき場面
子どもを叱るべき場面は、大きく3つに分類できます。
自分や他人を傷つけてしまう恐れがある行動
・ハサミや包丁などの危険物で遊んでいる
・人を叩いたり、物を投げたりする
・道路に飛び出すなど、危険な行動をする
道徳や社会のルールに反している行動
・嘘をつく
・盗みをする
・順番を守らない
人間関係を壊してしまうような行動
・友達をいじめたり、悪口を言ったりする
・わがままを言って、周りの人に迷惑をかける
これらの行動は、子どもの成長や周囲の人々に悪影響を与える可能性があるため、適切なタイミングで叱ることが重要です。
子どもを叱るときにやってはいけないNG行動
子どもを叱るときは、子どもの成長を促すために、効果的な方法で接することが大切です。
しかし、ついついやってしまいがちなNG行動は、子どもの心に悪影響を与えてしまう可能性があります。
ここでは、子どもを叱るときに絶対にやってはいけないNG行動を10個紹介します。
感情的になる
怒りに任せて怒鳴ったり、暴言を吐いたりすることは、子どもに恐怖心を与え、信頼関係を損ないます。
冷静な状態で、なぜその行動がいけないのかを丁寧に説明しましょう。
人格否定をする
「あなたはダメな子だ」など、子どもの人格を否定するような言葉は、子どもの自己肯定感を低下させ、自信を失わせる原因になります。
行動を具体的に指摘し、「〇〇するべきだったね」と改善点を伝えましょう。
体罰を与える
体罰は、子どもに身体的な痛みを与えるだけでなく、心にも深い傷を残します。暴力は絶対に許されない行為であることを認識しましょう。
過去のことを持ち出す
過去の失敗や過ちを繰り返し持ち出すことは、子どもにとって不快なだけでなく、問題解決に繋がりません。
現在の行動に焦点を当て、改善策を一緒に考えることが重要です。
他の子と比較する
他の子と比較することは、子どもの劣等感を高め、自己肯定感を低下させます。個々の成長ペースや個性を受け入れ、子どもの努力を認めましょう。
一方的に責める
問題が起きた際に、一方的に子どもを責めることは、問題解決に繋がりません。子どもの言い分にも耳を傾け、一緒に解決策を探しましょう。
具体的な改善策を伝えない
問題点を指摘するだけで、具体的な改善策を伝えないことは、子どもにとって混乱を招くだけでなく、問題解決を難しくします。
改善策を一緒に考え、実行することが重要です。
すぐに怒鳴ってしまう
問題が起きた際にすぐに怒鳴ってしまうことは、子どもに不安や恐怖を与えるだけでなく、効果も薄れます。
冷静な状態で対応することが大切です。
脅す
子どもに対して脅すことは避けるべきです。脅しは子どもとの信頼関係を損ない、問題の解決には寄与しません。
放置する
問題や行動に対して放置することは、子どもに対する関心やサポートの欠如を示し、子どもの心理的な安定に影響を与える可能性があります。
★子どもとの円滑なコミュニケーションをとるためのコツや話題を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
子どもとの素敵なコミュニケーション術: 会話のコツ、話題、楽しく伸ばす方法 - WAKATU(話活)のススメ
子どもを叱るときのポイント
子どもを叱ることは、子どもの成長にとって大切な役割を果たします。
しかし、効果的な叱り方を実践するのは容易ではありません。
ここでは、子どもを叱るときに意識すべき4つのポイントを分かりやすく解説します。
冷静になる
怒りに任せて叱ってしまうと、子どもに恐怖心を与え、信頼関係を損なう可能性があります。まずは深呼吸をして、冷静な状態になることが重要です。
子ども目線で考える
子どもの行動には、必ず理由があります。大人が理解できない行動でも、子どもの視点から考えれば、納得できることもあるでしょう。
子どもの気持ちを想像し、共感することが大切です。
具体的な行動を伝える
「ダメ!」ではなく、「おもちゃを投げるのは危ないよ」のように、具体的な行動を伝えましょう。
何が問題なのかを明確にすることで、子どもは自分の行動を理解しやすくなります。
褒めることも忘れずに
良いことをしたら、しっかりと褒めてあげましょう。褒めることで、子どもは自信を持ち、良い行動を繰り返すようになります。
叱り方の具体例
以下は子どもを叱るときの一例です。
子どもを叱るときは、感情的にならず、具体的な言葉で伝えることが大切です。以下、具体的な言葉遣いの例とポイントを説明します。
状況を伝える
まず、子どもがどのような行動をしているのかを具体的に伝えます。
例:「おもちゃを投げて遊んでいるね」
ポイント:行動そのものを伝える
気持ちを伝える
その行動によって、自分がどのような気持ちになっているのかを伝えます。
例:「おもちゃを投げられると、危なくて怖いよ」
ポイント:自分の気持ちに焦点を当て、「あなた(You)」ではなく「私(I)」のメッセージを使う。
なぜいけないのかを伝える
その行動がなぜいけないのかを、子どもが理解できる言葉で説明します。
例:「おもちゃを投げる と、壊れたり、誰かに当たったりするかもしれないよ」
ポイント:理由を具体的に説明する
どうすれば良かったのかを伝える
どのようにすれば良かったのかを具体的に伝えます。
例:「おもちゃで遊びたいときは、投げるのではなく、床に置いて遊ぼうね」
ポイント:代替案を提示す。
★子どもの成長を促すためには、褒めることも大切です。子どもを褒めるときのポイントについて解説しています。
子どもを褒めるときのポイントと話し方:ポジティブな関係を築く方法 - WAKATU(話活)のススメ
★子どもの成長には、「家族の絆」が欠かせません。家族の絆を深める方法については、こちらの記事をご覧ください。
家族とのコミュニケーション: 絆を深め、不足を解消するための秘訣 - WAKATU(話活)のススメ
本日のまとめ
子どもを叱るべき場面
・自分や他人を傷つけてしまう恐れがある行動
・道徳や社会のルールに反している行動
・人間関係を壊してしまうような行動
子どもを叱るときにやってはいけないNG行動
・感情的になる
・人格否定をする
・体罰を与える
・過去のことを持ち出す
・他の子と比較する
・一方的に責める
・具体的な改善策を伝えない
・すぐに怒鳴ってしまう
・脅す
・放置する
子どもを叱るときのポイント
・冷静になる
・子ども目線で考える
・具体的な行動を伝える
・褒めることも忘れずに
【具体例】
・状況を伝える
・気持ちを伝える
・なぜいけないのかを伝える
・どうすれば良かったのかを伝える