WAKATU(話活)のススメ

~話し方で道は開ける~楽しい人生は話し方が9割。presented by WAKATUの広場

【私はこれで人生が変わった!】どんなときも、ポジティブな言葉を使う

 

場の雰囲気をかえる、ポジティブな言葉

ネガティブな言葉は、その場の雰囲気を悪くしてしまいます。本日は、ネガティブなことを言う人の特長を紹介しています。そして、ポジティブな言葉がいかに大切かを具体例を挙げて解説しています。

 

 

 時間が切迫しているのにチームはトラブル続き。誰かが「もう時間がない」と暗くつぶやく。「まだ時間はあるよ」と明るく言えば空気は変わるのに、言えなかった‥‥

 

 部下の提案にOKを出した。「任せるなら信じろ」がモットーなのに、つい不安になって「だいじょうぶだろうね?」と言ってしまった。

部署の全員が耳をそば立てている中で‥‥

 

 ネガティブな言葉を発すると、場の空気は、どんよりと雲がかかったようになります。

 こういったときこそ、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えることが大切です。

 そのほうが、人間関係や仕事の効率は格段によくなります。

ネガティブなことを言う人の特徴

 挑戦する前から失敗するビジョンを思い描く

 ネガティブな人は、何の根拠もなしに自分はダメだという思いにとらわれることがあります。

 その延長上で、物事に挑戦する際には、失敗するビジョンを思い描いてしまいます。

 これは、ネガティブな人には成功体験が少ないためと考えられます。

 何も始まっていないのにリスク面ばかりを気にして、結局、何にも挑戦できないということになってしまいます。

 物事に挑戦する前から失敗するビジョンを思い描いたりするのは、ネガティブな人の特徴の一つです。

気持ちの切り替えが苦手

 仕事でのミスや失敗を起こしてしまった時に最初にすべきことは、気持ちの切り替えなのですが、ネガティブな人はその気持ちの切り替えが苦手です。

 ミスした時こそ、気持ちを切り替えに集中して、次に対処していくことが大事です。

 しかし、ネガティブな人はミスや失敗をすると気持ちの切り替えができずに、いつまでも引きずってしまう傾向があります。

自己肯定感が低く、自分に対して自信がない

 ネガティブな人は、自分の存在意義や価値を認める感情、すなわち自己肯定感が低い傾向があります。

 自己肯定感が低い人は自分自身に対しての評価も低くなり、何事においても自信が持てなくなります。

 自分に対して自信が持てないと、自分の意思を相手に伝える意欲さえも失ってしまいます。

 そのため、物事に取り組むモチベーションが低下し、人生の様々な出来事に積極的に取り組むことが難しくなっていきます。

ポジティブな言葉をかけよう!

意欲的な提案をしてきた部下に対して

 日頃から意欲のある部下が、「こんな仕事をやってみたい」と、企画を持ってきた。

その時に、

×「難しいんじゃないか?」

×「だいじょうぶだろうね?」

と心配する言葉を口にしてしまう上司がいます。

 しかし、そのような言葉は、部下のやる気を奪う可能性があるので、あまり口にしないほうがいいです。

 上司も責任者ですから、その仕事がうまくいくか心配になるのはわかります。

 しかし、部下とすれば

「私を信用していないのだろうか」

「能力を疑っているのかもしれない」

と、ネガティブな気持ちになるでしょう。

    そうすれば、仕事にかける意欲も弱まることになります。

 

 飲料メーカーのサントリーを創業した鳥居信治郎は、部下の提案に対して否定的な言葉は口にしなかったといいます。

    鳥居信治郎には、こんな口ぐせがありました。

「やってみなはれ」

これは大阪弁ですが、標準語に直せば、

〇「やってみなさい」

〇「とりあえずやってみよう。やってみなければわからない」

ということでしょう。

 亀井信治郎は、部下の提案を実行に移すときは、よけいな心配など口には出さず、その部下を全面的に信頼して「やってみなさい」と、すべてを任せていたのです。

「だいじょうぶか?」よりも「やってみなさい」のほうが、部下の意欲をより高めるのに効果的な言い方なのは明らかです。

よどんだ雰囲気になっている人たちに対して

 話の中にネガティブな言葉が多いと、まわりの人たちから嫌われる原因のひとつになります。

×「こんな仕事のどこが面白いの?イヤになる」

×「やってられないよ。やる気にならない」

×「世の中、どうなってしまうのか。お先、真っ暗だよ」

 といったネガティブな言葉が話の中にひんぱんに出てくると、聞いている人の心も暗くなってしまいます。

    そのために、その場の空気も悪くなってしまうのです。

 このように、ネガティブな言葉で心を暗くし、空気を悪くする人が、まわりの人たちから好かれるわけがありません。

 

    まわりの人たちに好かれる人は、いつでも、ポジティブな言葉をたくさん使っています。

 ポジティブな言葉は、聞いている人の心を明るく、元気にします。

 その場の空気も活力に満ちてきます。

 したがって、どんな時でも、ポジティブな言葉を多く口にすることが大切です。

〇「この仕事、こうすれば面白くなるんじゃない?」

〇「夢があるね」

〇「ワクワクする」

といった言葉です。

 

 心理学の教えの中に、「ポジティブな言葉は自分自身の心を元気にするばかりか、まわりの人たちの心も元気にする」というものがあります。

 ですから、ポジティブな言葉を使って、まわりの人たちの心に、元気というエネルギーを注ぎ込んでいくことが必要です。

 

※ポジティブな言葉に置き換えることについては、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

www.wakatusmile.com

 

本日のまとめ

ネガティブなことを言う人の特徴

・挑戦する前から失敗するビジョンを思い描く

・気持ちの切り替えが苦手

・自己肯定感が低く、自分に対して自信がない

 

◎意欲的な提案を持ってきた部下に対しては、「だいじょうぶ?」と心配するよりも、「やってみなさい」と前向きな言葉をかけるほうが、部下もやる気が出てよい。

◎よどんだ雰囲気になっている人たちには、「この仕事、こうすれば面白くない?」「夢があるね」などのポジティブな言葉をかけよう。