話が長い人の特徴
伝えたいことが整理できない
話が長い人は、伝えたいことが整理できていない状態で話をすることが多いです。
自分の思いや考えを頭の中で整理してから口に出すという習慣がありません。
話の要点が伝わらないため、相手に「結局、何が言いたいの?」と聞き手を混乱させてしまうことがあります。
緊張して頭が真っ白になる
話が長いといわれる人は、プレゼンなど人前で話すときに、緊張感から頭が真っ白になることがあります。
何を話して良いか分からなくなってしまうため、必要以上に話が長くなることがあります。
空気が読めない
話が長い人に共通する特徴として、聞き手に対する配慮の欠如が挙げられます。
自分が話したいという欲求が強く、相手への返答が雑になったり、一方的に話し続けたりします。
このように、相手と上手にコミュニケーションを取ることができない傾向があります。
そして、このような事態に本人がまったく気付いていないのも問題です。
相手の気持ちを考えないことから、「空気が読めない」「会話のキャッチボールができない」と言われることが多いです。
早く話を切り上げたいときの対処法
「また今度、ゆっくりね」とフォローする
相手はまだおしゃべりをしたいようだけど、自分は「そろそろ話を打ち切りたい」。
けれども、いきなりプッツンと話を切ってしまうのは、気が引けますよね。
相手の機嫌を損ねないようにして、さて、どう切り出すか。
×「ちょっと用事があって…もういい?」
これでは、ちょっと冷たい感じがします。
「用事がある」「約束がある」「やり残していることがある」から、このような理由で断ることは大切ですが、「もういい?」のひと言が余計です。
「おしゃべりにつきあってあげたいけれど、もういいでしょ。ああ、やれやれ…」といったニュアンスが残るからです。
いつまでもご飯を食べている子供に、イライラしたお母さんが「△△ちゃん、もういいでしょ!」と急かす、そんな感じになります。
「もういい?」は、イラっとすると、意識しないうちに口から出やすい言葉なのでしょう。
ですから、理由を述べた後につづけて、
○「もう少しおしゃべりしていたいんだけど」
○「また今度、ゆっくり話しましょうね」
○「今の話、面白いから、またの機会に教えてね」
こんなひと言をつけ加えておきたいものです。
これらのフレーズは、どんな会合であれ、別れ際にひと言つけ加えると、いい感じになります。
ボディ・ランゲージを使う
会話は口だけでするものではありません。体を使って、相手と会話する方法もあります。
心理学でいう「ボディ・ランゲージ」です。
「私も忙しい身なので、もうあなたの話につきあいきれません」と口頭ではいえなくても、仕草でそれらしいサインを送ることはできます。
たとえば、
・時計にチラチラ目をやる
・おもむろに手帳を取り出す
・困った顔で、視線をそらす
・無口になる、相づちを打たない
敏感な人であれば、「あっ、この人はそろそろ話を切り上げたいのだな」と気づいてくれるでしょう。
ふつうの人なら、
「ごめんね、長居しちゃって。それじゃあ、またね」と、スムーズに展開します。
しかし、まったく気づいてくれない鈍感な人もいます。そんな場合には、今度は口頭でもうひと押しする必要も出てきそうです。
とはいえ、「あなたの退屈な話には、もううんざりだ」といったホンネの露骨な表出は控えるのが大人のたしなみでしょう。
ここは、やむをえない事情を作り出す、嘘でもいいから…が、たしなみのある大人の話し方となります。
「人と会う約束があるもので、そろそろ、ごめんね」
「歯医者の予約が入っているんですよ。今度また、ゆっくりと」
これで丸く収まるのではないでしょうか。
ひとつコツがあります。はきはきとした声で、はっきりと嘘をつくこと。
良心の呵責をおぼえながらボソボソと話をするのでは、いかにも嘘をいっているという雰囲気が漂い、かえって相手を傷つけてしまうことになります。
本日のまとめ
話が長い人の特徴
・伝えたいことが整理できない
・緊張して頭が真っ白になる
・空気が読めない
早く話を切り上げたいときの対処法
・「また今度、ゆっくりね」とフォローする
・ボディーランゲージを使う
【具体例】
・時計にチラチラ目をやる
・おもむろに手帳を取り出す
・困った顔で、視線をそらす
・無口になる、相づちを打たない