WAKATU(話活)のススメ

楽しい人生は話し方が9割。

【批判する人の深層心理】批判ばかりする人の特徴と対処法を解説

批判ばかりする人の対処法と特徴について解説

皆さんの周りに、批判ばかりする人はいませんか?批判ばかりされると疲れてしまいますよね。本日は、批判ばかりする人の対処法と特徴について解説しています。

 

批判する人の心理

 どんなことに対しても批判をするタイプの人と話をするのは、疲れるものです。

 たとえば、批判的な人に

「今度、車を買おうと思っているんだけど、何かおすすめのはある?」

と話しかけたとしたら、

「あなたの今の生活に車は本当に必要?お金もかかるし、やめておきなよ」

「最近は全然いい車がないよ。高いばかりで、余計な機能がついているものばかりよ」

というふうに、マイナスの発言ばかりを聞かされることになります。

 

 相手としては、自分の考えを話しているに過ぎないでしょうが、マイナスの話を聞かされる側としては、直接自分の批判をされているわけではなくても、ゆううつな気分になるものです。

 だからといって、このタイプの人に、

×「あなたは批判ばかりするけど、実際にはいいことだってあるはずなんだよね」

とむやみに反論するのは危険です。

 こういう人は、反論されると、「自分の考えを批判された」と思って、ますます厳しい批判をしてくるからです。

 

 では、どのようにすれば、批判的な人とスムーズに会話ができるでしょうか。

一番いい方法は、意識的にほめ言葉を使うようにすることです。

 批判的な人というのは、実は「自分は他人よりも優れていない」という劣等感を持っています。

 そのため、あえて物事のマイナス側面を見て、立派な批判をすることで、「自分は優れている」と安心したいのです。

 

 ですから、話を聞く側が自尊心を満たしてあげれば、普通の人以上に喜ぶはずです。

ほめ言葉を使うタイミングは、相手の話が一通り終わったころがベストです。

○「そういう意見もあるんですね。確かに〇〇さんの言う通りかもしれません」

○「よくご存じですよね。私は車のことに関しては無知なので、もっと具体的に教えてほしいです」

 このように言えば、相手も「いや、それほどでもないよ」と謙遜しながら、もっといい情報を教えてくれたりして、意外に会話が盛り上がることもあるのです。

 批判的な人に振り回されないためには、意識的にほめ言葉を使うことが大切です。

批判ばかりする人の対処法

感情的にならずに相手の話を聴く

 「また、批判が始まった」とうんざりした気分になっても、まずは冷静に話を聞きましょう。

 批判することで感情をぶつけてきている人に対して、こちらも感情的になることはNGです。

 このタイプの人は「話を聞いてくれている」=「自分が認められた」と思うので、いつまでも批判を繰り返すことはありません。

 「この人も辛い気持ちなのだ」と考え、冷静な態度をとることも効果的です。

  こちらの落ち着いた態度を見せれば、批判する人の熱い気持ちも冷めていきます。

批判を前向きにとらえる

 批判の内容によっては、もしかしたら先につながる素晴らしい指摘があるかもしれません。

 そこで批判を受けたら、具体的な内容を質問するようにしましょう。

 多くの場合、批判ばかりする人は、否定的で抽象的なことを言います。

 「これではダメだ」と言われたら「どこがダメなのでしょうか。具体的に教えていただけますでしょうか。と質問し、改善する姿勢を見せましょう。

 そうすることで、「自分の批判を受け止めてくれた」と伝わる一方、次に批判したらまた具体案について聞かれるのではと不安を感じるため、批判しようとする気が徐々になくなっていきます。

批判ばかりする人の特徴

ストレス解消

 批判ばかりする人は、他人を批判してスッキリした気分になっています。

 日々の暮らしの中で本人が意識しない間に不満が溜まり、そのはけ口として他者を批判するのです。

 あなたも他人を批判して相手を納得させられたと思ったとき、スッキリした気分を味わったことがあるのではないでしょうか。

 批判してスッキリし、どんどん批判が止まらなくなっているのです。本人がその点に気づいていないこともあります。

有能さのアピール

 自分は有能だと周囲にアピールするために批判する人もいます。他人を批判できるのは、自分に高い能力があるからだと誤解しているのです。

 このタイプの人は、周りの人から注目されて認められたい、という自己顕示欲も持ち合わせています。

 自分の能力の高さをアピールするために、会議などで批判ばかりを言い続けます。

 一方、このタイプの人は、他人の弱点を見つけることに長けていても、創造的発想による具体策の提示ができないのが特徴です。

防衛本能

 相手が、自分にない長所や力・実績を備えていると、自分の弱さを他者から気づかれにように批判し、あるいは自身の弱点を隠すために人を批判するケースがあります。

 「自分の存在価値がわからない」「自分は人より劣っている」など自尊心が低いことが特徴です。

 批判ばかりするという行為は、「自分の悩みや苦しみなど内側にあるストレスを行動や態度で心の外に出すこと」のひとつです。

 悩みやストレスを心の外に出すことは、自分の心を守るために大切なことですが、批判ばかりする人は間違った方法になってしまっているのでしょう。

本日のまとめ

批判ばかりする人の対処法

・感情的にならずに相手の話を聴く

・批判を前向きにとらえる

 

批判ばかりする人の特徴

・ストレス解消

・有能さのアピール

・防衛本能