人望が厚い人の特徴
有言実行で、約束を守る
小さな約束でもしっかりと守ってくれる人は、周囲から信頼されています。
人望が厚い人は、約束したことを必ず守り、有言実行するという特徴を持っています。
大人になるとあらゆる都合で、約束や予定などを強引に変更して守れないことがあるでしょう。
そこで「仕方ない」と諦めず、約束したことは守る姿勢を貫くのが人望の厚い人です。
面倒見がよい
人望が厚い人は、自分だけでなく周囲のことも考えられる人が多いです。
職場では上司という立場ではなくても、同僚としてまわりの人の手助けを行う場合もあります。
たとえば、
・ひとりで残業をしているときに「なにか手伝おうか?」と声を掛けてくれる。
・仕事の進め方が分からず困っていると「こうするといいよ」とアドバイスをくれる。
このように、相手の意図を汲み取って、必要なサポートができるという特徴があります。
自分の成功を自慢しない
人望が厚く、人から信頼や尊敬を集めている人ほど、自分の成功を自慢するようなことはしません。
自分の成功や実績は「周囲の人のおかげで成し遂げられた」という思いを持っています。
自分ひとりで得た成功とは考えず、周囲への感謝の気持を持っていることから、自慢するものではないと考えているのです。
また、過去の成功にいつまでもとらわれるよりも、これから成果を出していくことを考えています。
成功は結果としてついてくるものなので、過去の成功を自慢することはありません。
魅力的なリーダーシップの築き方
言葉や行動に責任を持つ
「今度、本をお貸ししますね」
「面白そうですね、やってみます」
「教えていただいたお店、今度行ってみます」
そんなささいな口約束を気にとめる人は少ないです。
しかし、人望の厚い人になるには、小さな約束事を忘れないようにしましょう。
小さな約束でもしっかり守るということは、それだけ相手のことを大切にしているということです。
相手を大切にする姿勢は、信頼関係を築くために重要なポイントです。
他者への配慮や気遣いを忘れない
まわりから慕われる人は、他者への気遣いや配慮を忘れません。
とくにビジネスでは他者と関わる機会が多いからこそ、ほかの人の視点で自分を見ることが大切です。
「他者にはどう見えているのか」「自己中心的だと思われていないか」など客観視する癖をつけましょう。
慣れないうちは大変かもしれませんが、他者への配慮や気遣いを意識した行動を続けていくことが大切です。
人望を集める話し方
励ますよりも苦労をねぎらう
人望を集める話し方の代表的なもののひとつに、人を励ますことがあります。
△「慣れない部署に配属されて大変でしょうけど、がんばって!」
△「恋人と別れたんだって?元気出してね。応援しているから」
自分が大変な思いをして努力しているときに、こんな言葉をかけてもらえると、元気が出るものです。
しかし、あまりにも深く落ち込んでいるときに、励ましの言葉をもらうと、返ってプレッシャーになることもあります。
人は、落ち込んでいるときや悲しいときは、マイナス思考になるので、言葉のとらえ方も自然とネガティブになっていくからです。
「頑張れ」と言われたら、「もう頑張っているのに、これ以上何を頑張ればいいの?」と考えてしまう人もいます。
また、「応援している」と言われたら、「私に期待するのはやめてほしい」と苦痛に感じる人もいます。
現代の日本では、心が疲れている人が増えているのが現実です。
ですから、励ましの言葉が、必ずしも相手に喜ばれるとは限らないことを覚えておきましょう。
そこで、代わりに使った方がいいのが、「苦労をねぎらう」言葉です。
たとえば、後輩が難しい仕事を仕上げてきたときには、
〇「はじめて請け負った仕事で、資料をそろえるのがかなり大変だったと思います。よくがんばりましたね。とてもいい仕上がりになっていますよ」
というような言葉をかければ、相手は「大変だったけど、やってよかったな」と満たされた気持ちになるでしょう。
ねぎらうということは、相手がしてきた苦労や、そこに至るまでの大変さを認めてあげるということです。
誰でも、自分が頑張ったという事実に気付いてもらえると、心が癒されます。「わかってくれる人がいた」と嬉しく思うのです。
そして、結果的に相手の心を癒し、安心感を与えられる人は、自然と人望を集めることができるのです。
※ねぎらいの言葉の効果と使い方について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
人望が厚い人の特徴
・有言実行で、約束を守る
・面倒見がよい
・自分の成功を自慢しない
魅力的なリーダーシップの築き方
・言葉や行動に責任を持つ
・他者への配慮や気遣いを忘れない
人望を集める話し方
励ますよりも苦労をねぎらう